
いいえ、これは洋ちゃんが“売れ筋”として持って来た商品見本だったんです。それで、あたし着てみたんです。
それがきっかけになって、深い仲になっちゃったんですか?
別に、このナイティーを身につけたからそうなったと言うわけではありませんわ。
でも、結果としてそうなったわけでしょう?
そうですけれど、。。。あたし、男性経験が無いわけじゃないし、洋ちゃんの気持ちは分かっていましたわ。
つまり、その時までには、すでにレンゲさんには清水君を受け入れる気持ちがあったということですか?
そうです。洋ちゃんはどうやってその機会を作ろうかといろいろと考えていたようですから。。。
レンゲさんの方から誘えばいいじゃないですか?
野々宮さんの事もありましたから、あたしは慎重だったんです。また失敗を繰り返したくないし。。。
でも、そうなってしまった。。。そういう事でしょう?
そうですけれど、あたしは失敗に学んで、それを繰り返さないように気おつけたつもりです。
どういうことですか?
あたし、洋ちゃんに女性経験がないということがウスウス分かっていました。
実際どうだったんですか?
あたしが初めての女だったと打ち明けてくれました。
レンゲさんの目に狂いはなかったわけですね?
女性に慣れている人かそうでないか?それぐらいの事はあたしにも分かります。
レンゲさんは、なぜ清水君を受け入れる気持ちになったんですか?
デンマンさんはすぐに時間的なことを持ち出して、あたしが幼児的なふれあいを求めて衝動的に身を任せるとおっしゃいますけれど、決してそうではありませんわ。
だから、どうだったんですか?
洋ちゃんは施設で育ったんです。つまり、捨て子同然だったんです。まだ5つか6つの頃にお母さんが家出してしまって、その後お父さんに育てられたんです。お父さんもそのことでノイローゼ気味になって、やがて洋ちゃんを施設に預けたらしいんです。
そのことはレンゲさんからすでに聞いていますよ。
不幸な家庭に育ったということで、あたしと洋ちゃんには共通するところがあったんですね。。。。というより、あたしよりも洋ちゃんの方が不幸だと思いましたわ。あたしも母から愛されませんでしたけれど、洋ちゃんの場合はお母さんから捨てられてしまったわけですからね。
つまり、レンゲさんの母性本能が目覚めたというわけですか?
母性本能なのかどうか?は分かりません。でも洋ちゃんの話を聞きながら共感を持ったことは確かです。大げさに言えば、なんとなく運命を同じくするような。。。
それで気持ちが動いたわけですか?
もちろん、それだけではありません。あたしが野々宮さんとの事で傷ついて苦しんでいるということも洋ちゃんは知っていました。口に出して言ったわけではありませんが。。。初め、あたしはそう思われていることが嫌だったんです。でも、洋ちゃんの生い立ちを聞いてから、あの子を見る見方が少しづつ変わりました。デンマンさんは、洋ちゃんに会った事はないんですよね。
もちろん、会ったことなどありませんよ。僕が日本からバンクーバーに戻ってからの事ですからね。
洋ちゃんは童顔なんですよ。18ぐらいにしか見えないんです。オズオズ、ビクビクしているようなところがあって、。。。お母さんに捨てられたということと関係しているんだと思います。だから、あたし以上に自分のことがどう思われているかという事に敏感なんです。24才まで女性を知らなかったということがあたしには分かるような気がしたんです。
レンゲさんの母性本能がくすぐられたわけですね?
デンマンさんはどうして母性本能にこだわるのですか?
いや、別にこだわっているわけではないけれど、そのように思えてくるんですよ。。。レンゲさんの話を聞いているとね、清水君に精神的にも感情的にも手を差し伸べてあげたい、。。。そう思っているのが感じられますよ。
そうですか?洋ちゃんもあたしに対して何か共感するものを感じ取ったようです。だから、一緒に仕事をしていても仕事をしているというよりも、付き合っているという感じなんですよ。そういうわけで、洋ちゃんが仕事でなくても、あたしがお店を閉めてからオフィスにやって来るのが自然な事に思えました。
なんとなく分かりますよ。清水君は半分仕事、もう半分はレンゲさんに対する“求愛”のために、あのナイティーを“売れ筋”としてレンゲさんに見せたんでしょうね。
あたしも、そのように感じました。
それで、レンゲさんは身も心も一つになりたいと思ったわけですか?
そうです。あたしも洋ちゃんも相手の気持ちを傷つけたくないと思っていたし、相手から拒否されたくないという気持ちがあったから、なるようになったというしか言いようがないんです。
でも、そのことをレンゲさんは予感していたんでしょう?
ええ、予感していました。
それを避けようとは思わなかったんですか?
避けようとは思いませんでした。洋ちゃんもあたしも、お互いに惹き付けられていました。仕事でお互いに惹きつけられていた以上に、生まれ育った境遇が似ていたので、なんとなく運命的なものを感じていたようです。少なくともあたしは感じていました。
それから二人は急速に親密な関係になってアパートで一緒に暮らすようになったというわけですね?
そうです。
それで、そのようにアクビがたくさん出るほどに愛されている、と言うわけなんですか?へへへ。。。
デンマンさん、からかわないでくださいな。
しかし、それでは仕事に支障が出てくるでしょう?店に出ていて眠くなってしまうでしょう?
えぇ、それで、仕方がないから、3時間ほどオフィスで仮眠するんです。
でもね、その目の下の隈(クマ)は余り健康に良くないと思いますけれどね、荒淫・過淫は慎むべきですよ。
でも、デンマンさん、アイシャドーの起こりをご存知ですか?目の周りにクマが出来るほど女性が男性に愛されている。その事を誇示する事からフランスで始まったと言う事をあたしは聞いたことがありますわ。
レンゲさん、あなたはアイシャドーを節約するつもりで、アクビに悩まされる事も省みずに一晩中愛されているのですか?
違いますわ。アイシャドーを節約するためではありません。毎晩愛される事って女にとって幸せな事ですわ。
ん?。。。毎晩?。。。毎晩ですかァ~?
いけませんか?
いけない事はないけれど、毎晩、毎晩一晩中やっていては体が持たないでしょう?
でも、洋ちゃんと一晩じゅうしていたのは夕べだけですわァ。
それで、。。。いつもは、。。。いつもはどうなんですか?

2度です。。。あのォ~。。。寝る前と目覚めたときに。。。
なんだか、歯を磨くように定期的にやってんですねぇ~~。。。それで、。。。あのォ。。。なんですよ、。。。毎日と言うけれど、“旗日”のときは。。。?
洋ちゃんが気にならないと言うので、あたしも気にしていません。あたし、今、毎日がとても充実していますわ。アクビは出ますけれど、幸せです。
でもねぇ~、目の下にクマを作って、5分毎にアクビしていて。。。どうするんですか?ちょっと、やりすぎだとは思いませんか?アイシャドーの話はこじつけですよ。その話は真に受けない方がいいですよ。それよりもレンゲさんの健康のことを考えてくださいよ。アイシャドーをつけることによって顔に明暗がはっきりして彫(ほり)が深くなり魅力的な顔になるんですよ。清水君に毎日抱かれる事は確かにレンゲさんにとって幸せな事でしょう。でもね、荒淫・過淫で目の下にクマを作って、それが元で体を壊し、死んでしまったらどうするんですか?
デンマンさんは、大げさですわァ~。あたしだって、それほどまで熱中しませんわァ~。
でも、今のレンゲさんはそうですよ。。。鏡を見てくださいよ。目の下のクマがハッキリと分かりますよ。
それほど。。。それほど、ひどいですかァ~? (ここでレンゲさん、心配になってコンパクトを出して真剣に覗き込む)。。。そんなにひどいとは思いませんけれどォ~。。。(ここでまた大きなアクビをする。)
でも、そのアクビ。。。何とかなりませんかァ~?
だってぇ~、アクビが出るから、止めてくれって、洋ちゃんに言えませんわ。洋ちゃんは一生懸命になってあたしを愛してくれるんですもの。。。
つまり、この話は惚気(のろけ)ですかァ?
デンマンさんは、あたしがわざと惚気るためにこうして洋ちゃんとの秘め事を話しているのだとおっしゃるのですか?
いや、そういうわけじゃないけれど、。。。聞いている方だって、。。。何と言うかァ。。。馬鹿馬鹿しくなると言うかァ、。。。レンゲさんが、ウソをついていないと言う事が分かるだけに、。。。そういう話を聞かされると、。。。なんですよ。。。。こう、ムンムン、ムレムレしてきますよォ~。
あたしの話がデンマンさんを興奮させちゃったのですかあああ?
まあ、ナンと言うかァ。。。。
もしそうなら、あたし責任取りますけれど。。。うふふふ。。。。

レンゲさん、いい大人をからかわないでくださいよ。。。。こういう時に、あなたの中のあの黒いパンティーをはいた女が出て来るんですよね。
あたし、マジですわァ~。
ちょっと、ちょっと、。。。。こういう時にマジになって、僕にしなだれかかってきては困りますよ。
でも、あたし、マジでデンマンさんに聞いてほしいことがあるんですの。
本当に真面目な話ですかあああ?
そうです。
ナンですか?
あたし洋ちゃんにあれほど愛されているのにイケないんです。
あのねぇ、。。。そんなこと言ったって、誰も信用しませんよ。
でも、ホントなんです。こういうことはデンマンさんにだけしか言えません。だから、どうか、あたしを助けると思って親身になって聞いてください。
そういう事は親にも話せない事ですよ。
デンマンさんは、あたしが冗談で言っていると思っているんですのね。
そうじゃありませんよ。
じゃあ、どうしてですの?
これ以上はアダルトになるからだめですよ。
でも、あたしとデンマンさんの仲じゃありませんか?
これは世界のネット市民の皆様の目に触れるんですよ。中には、道徳に厳しい人だって居るんですから。。。これまでの話だって、きっとにがにがしく思いながら読んでいる人だって居るんですから。。。
そうでしょうか?ですけれど、あたしにとっては切実な問題なんです。
分かりますよ。
あたし、。。。あたし、デンマンさんの時のようにイキたいんです。
ホラ、またそのような誤解を与える事を言うんですからね。。。んも~~。。。僕は泣きたくなりますよォ~。。。レンゲさん、いい加減にしてくださいよ。良く考えてからモノを言ってくださいよ。
だって、。。。だって、あたし、。。。あたし、デンマンさんに抱かれた時、確かにイッタんですゥ~。
分かりましたよ。。。分かりました。。。また、あとでねぇ、。。。これ以上は絶対にアダルトになりますからね。。。そういうわけで今日はこれまでです。
(ここだけの話しですけどね、レンゲさんと清水君は本当にアツアツなんですよ。まるで、新婚さんのようですよ。ちょっと、僕も深入りしすぎたようですよね。今日はすっかりレンゲさんの話に当てられてしまいました。とにかく、この話の続きは、ますます面白くなりますよ。どうか期待して待っていてくださいね。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。)

レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
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