わが青春に悔なし (PART 1)

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デンマンさん。。。、あんさんは 原節子さんが出やはった『わが青春に悔なし』という映画にハマッてはるのォ~?

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別に上の映画にハマッてるほど原節子さんの熱烈なファンではあらへんけどなァ~。。。
それやのに、どないなわけで映画を持ち出してきやはったん?
実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのやがなァ~。。。

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そのころのピアニストとしての活動は、悩み多きものでしたが、それでもちょっと変わった楽しい仕事もあったんですよ。(略)
黒澤明監督とご一緒することもたびたびで、昭和21(1946)年に公開された『わが青春に悔なし』の映画音楽の演奏も担当していました。
あの映画では主人公、八木原幸枝を原節子さんが演じていてピアノを弾くシーンがあるのですが、原さんは実際にはピアノをお弾きにならないんですね。
そこで、黒澤監督が私に、「ちょっとピアノを弾く見本を見せてあげて」とおっしゃったんです。
そして原さんに「ああいうふうに弾けばいいんだよ」なんて軽くおっしゃって、監督はふらりとどこかへいなくなってしまったのですが、そう簡単に真似できるものでもありません。
困った私は一計を案じ、ピアノに向かって座る原さんの後ろに立って、「1といったら右手を伸ばし、2といったら左手を伸ばす」などと号令をかけながら形だけでも弾いている風に見えるように練習をしました。
まあ、遠目にはそれでどうにか形がつきましたが、結局、ピアノを弾く手のアップは、私が吹き替えでやることに……。(略)
たった一度だけ、役をいただいて映画に出たこともあるんですよ。
昭和30(1955)年に公開された今井正監督の『ここに泉あり』。
終戦直後の高崎市民オーケストラが、奮闘をしながら群馬交響楽団へと成長していく実話を描いた映画です。
このなかで岸恵子さん演じる市民オーケストラのピアニストが、東京から来た人気ピアニストの演奏を聴いて、あまりの実力の差に落胆するというシーンがあるのですが、この人気ピアニスト役を実名で演じさせて頂いたのです。
まあ、演じたといっても台詞があるわけでもなく、(略)演技をしたわけではないのですけれどね。
映画に名前と顔が出たのはこのときだけ。 (略)
そして、この翌年、私はいよいよ日本を離れることになります。 (略)
以後、30年近い海外生活の始まりでした。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
96-99ページ 『わがままだって、いいじゃない』
92歳のピアニスト「今日」を生きる
著者: 室井麻耶子
2013年4月6日 第1刷発行
発行所: 株式会社 小学館

あらっ。。。 もしかして、あんさんは昭和21(1946)年に公開された『わが青春に悔なし』の映画を観やはったん?

そういうことやがなァ~。。。
あらっ。。。 あんさんは、もしかして実年齢は90歳を越してはるのォ~?
アホなことを言いないなァ~。。。 昭和21年には、わてはまだこの世に生まれておらんがなァ~。。。 ちょっと次のリストを見て欲しいねん。。。

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■『拡大する』
■『実際のページ』

あらっ。。。 あんさん、2019年5月13日にバンクーバー市立図書館で英語で観やはったのやねぇ~。。。 最近ですやん。。。 それで英語でコメントを書きはったのやねぇ~。。。

映画は日本語版で、英語の字幕が付いておるねん。。。
それやのに、どないなわけで英語でコメントを書きはったん?
あのなァ~、バンクーバー市立図書館で本を読んだり、DVDを借りて映画を観る市民は、圧倒的に英語を話す人が多いのやがなァ~。。。 そやさかいに、英語でコメントを書くのがエチケットというものやんかァ~。。。
そやけど、この あんさんのブログの読者は、ほとんどが日本語を話す日本人ですやろう?
確かに、そうかも知れへんけど、わてのブログには日本語が解らへん外国人も、ようけい読みにきよるねん。。。
マジで。。。?
例えば、次のリストを見て欲しい。。。

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■『拡大する』
■『From Summer to Eternity』
■『Beauty in Spa』

これはライブドアの わての「徒然ブログ」の日本時間で5月15日の午前10時41分から 16日の午前3時11分までの16時間半の「生ログ」の一部やねんけど、緑の枠で囲んだ箇所にまず注目して欲しいねん。。。

『From Summer to Eternity』を読みはったネット市民がいたのやねぇ~。。。
そうやァ~。。。 次の記事を読みはってん。。。

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■『拡大する』
■『From Summer to Eternity』

川崎市多摩区に住んでおるイギリスから帰国した 川端奈々(かわばた なな)さんが読みはってん。。。 奈々さんは日本語よりも英語のほうが気楽に話せると言うねん。。。

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川端奈々さんはイギリスで何してはったん?

お父さんが商社に勤めはったので、ロンドンで5歳のときから暮らし、その後5年後にお父さんとお母さんは日本に帰国したのやけど、奈々さんはロンドン大学を卒業するまで叔母さんの住むタウンハウスで一緒に暮らしてはってん。。。
。。。で、最近 日本に帰りはったん?
そういうことやがなァ~。。。
。。。で、赤枠で囲んである記事は、どなたはんが読みはったん?
ソウルに住む孫娜恩 (ソン・ナウン)さんが読みはってん。。。

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■『拡大する』
■『Beauty in Spa』

孫娜恩 (ソン・ナウン)さんはソウルで何してはるのォ~?

女子大学では、韓国で一番古い歴史のある梨花女子大学で英文学を専攻してはるのやがなァ~。。。

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つまり、川端奈々さんも孫娜恩 (ソン・ナウン)さんも、あんさんのブログで英語の記事を読む常連さんやと言いたいのォ~?

そういうわけやァ~。。。 好き嫌いにかかわらず、すでにこの世はグローバル化しているということやんかァ~。。。 上の本の著者の室井麻耶子さんなど、その先駆者とも言える存在やんかァ~。。。 30年間 ヨーロッパに住んでピアノのリサイタルを開いて生活しながら、やっと日本に帰ってきたというわけやァ~。。。
あんさんは日本へ帰ってきやへんのォ~?
毎年、わては帰省してるさかいに、特に日本に帰って住みたいとは思うておらん。。。
あんさんは亡くなりはったらバンクーバーに骨を埋めるつもりでおるのォ~?
そうやなァ~。。。 南太平洋のサンゴ礁の海に散骨してもらうねん。。。 (微笑)

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そないな事よりも、わてのコメントを読んでみィ~なァ~。。。

My Comment
Written and directed by Akira Kurosawa in 1946 based on the 1933 Takigawa incident (滝川事件) and the Sorge Spy Ring (ゾルゲ事件), this Japanese docudrama depicts the struggle of a young woman during the war-time Japan.
The film stars Setsuko Hara, Susumu Fujita, Takashi Shimura and Denjirō Ōkōchi.
Fujita's character was inspired by the real-life Hotsumi Ozaki, who assisted the famous Soviet spy Richard Sorge and so became the only Japanese citizen to suffer the death penalty for treason during World War II.
黒澤明監督によって書かれた脚本に基づいて1946年に制作されたこの映画は、1933年の滝川事件と1940年代前半に起こったゾルゲ事件をヒントに描かれたドラマです。
15年戦争時代の女性の悩み多き人生を描いている。
主な出演俳優は 原節子、藤田進、志村喬 そして大河内傳次郎。
藤田進が演じる人物は尾崎秀実になぞらえている。
尾崎は戦時中のゾルゲ事件では日本人で唯一の死刑囚となった。

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ずいぶんと古い映画やないのォ~。。。 そいで、どないな内容なん。。。?

あらすじを書き出すさかいに、めれちゃんも読んでみたらええがなァ~。。。
あらすじ
【ネタバレ注意!】

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日本が戦争へと歯車が狂い始めていた1933年(昭和8年)、京大教授の八木原夫妻とその娘・幸枝、父の教え子である糸川と野毛ら7人の前途有望な学生達は、吉田山でピクニックを楽しんでいた。
全てに慎重で常識と立場を重んじる糸川と、正しいと信じた事は立場に関係なく主張する野毛の二人は幸枝に好意を持っていた。
幸枝も好対照な二人それぞれに惹かれていた。
しかし、大学では京大事件が発生し、自由主義者の八木原教授は罷免されてしまう。
やがて大学を追われた八木原は弁護士、糸川は検事になり、野毛は左翼運動に身を投じていた。
野毛に強く惹かれていた幸枝は上京して自活の道を選び、野毛の後を追った。
1941年(昭和16年)、幸枝は野毛と結婚する。
だか、野毛は戦争妨害を指揮したとして逮捕され、獄死してしまう。
出典: 「わが青春に悔なし」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ハッピーエンドやないのやねぇ~。。。

そうやなァ~。。。 そやけど、そういう映画の方が、人生についてしみじみと考えられて ええのとちゃうん?
そいで、『ここに泉あり』の方は、どういう映画やのォ~?
次のようなあらすじやねん。

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終戦直後結成された市民オーケストラは働く人や子どもたちに美しい音楽を与えようと努力するが、人がいいマネージャー井田の奮闘にもかかわらず、楽団員の生活は苦しかった。
唯一の女性楽団員佐川かの子は、音楽学校を出たばかりだが、田舎にくすぶっていてはピアノの腕が落ちると悩んでいた。
新しく参加したヴァイオリンの速水は彼女を励ますものの、自身も苦しかった。
解散止むなしと追いつめられ、最後と思って利根源流の山奥の小学校へ行くと、思いがけずの大歓迎を受け、みんなで「赤とんぼ」を合唱して感動する。
草津にあるハンセン病療養では入所者たちが不自由な手で「音のない拍手」をする。
速水とかの子は結婚するが生活は苦しく、将来への不安も大きくなるばかりだ。
軍楽隊上りの工藤や丸屋は楽器を質に入れたり、チンドン屋になったりして頑張っていた。
井田は東京から山田耕筰指揮の交響楽団とピアニスト室井摩耶子を招いて合同コンサートを開くことにしたが、余りに大きな技術の差に一同は落胆。

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2年後、耕筰は旅の途中で彼らの練習所へ立寄る。
生活と闘いながら立派な楽団に成長したことに安堵する。
かの子は赤ん坊を背に、人々の心に美しい音楽を伝えるため歩き続けるのだった。
出典: 「ここに泉あり」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『わが青春に悔なし』よりは希望が感じられるやん。。。

さよかァ~。。。?
。。。で、なんで あんさんは2つの映画を取り上げはったん?
どちらの映画も、終わりは、戦後間もない頃のことやん。。。 その後日本は、経済大国の道を突き進むわけやァ。。。
つまり、言ってみれば、現在の老人っぽい日本が まだ青春だった頃のことやねぇ~。。。
そういうことやがなァ~。。。 本の著者の室井摩耶子さんも、映画に出演した後 いよいよ日本を離れることになり、以後、30年近い海外生活の始まりというわけやァ~。。。
要するに、あんさんは、その当時の日本を自分の人生に重ねて、まだ青春のつもりで頑張ろうとしているつもりやのォ~?
そういうことやがなァ~。。。 帰国女子の川端奈々(かわばた なな)さんも、梨花女子大生の孫娜恩 (ソン・ナウン)さんも、バンクーバーのデンマンも、そして東大阪のめれちゃんも、お互いに足並みをそろえて、新たな青春を始めようとしているのやがなァ~。。。
。。。という夢を、あんさんは見やはったん?
そういうことやなァ~。。。

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(すぐ下のページへ続く)