不倫と愛と死をみつめて
デンマンさん、あたしどうしても死にたいんです。
また、死にたい病気が出てきましたかァ。。。
デンマンさん、あたしはマジですよ。
そうかもしれませんね。でもねぇ、僕はお釈迦様がクレオパトラに言うような事は言いませんよ。
なぜですか?
なぜってねぇ、クレオパトラは恋に生き、愛に生き、政治にもどっぷりとつかり、権力も手中に収め、財宝も思いのままに溜め込んだ女性ですよ。長~♪~い人間の歴史でも、これほどの人物は探してもなかなか見当たりません。
そうらしいですわね。
レンゲさん自身のこれまでの人生を考えてみてくださいよ。クレオパトラは「やるだけの事はやりました」と言った。実際、それだけのことをやったとお釈迦様も認めた。だからこそ「人間は一度は死ぬのですから、早いか遅いかの違いだけです。あなたはご自分で、これまで十分にやってきたと思われるのなら、この辺でラクになるのも良いでしょう」と、お釈迦様は言ったんですよ。
つまり、あたしはやるだけのことをやっていないとデンマンさんはおっしゃるのですね?
そうですよ。レンゲさんは本当にやるだけのことをやったのですか?
そのつもりです。
そのようには見えませんよ。
なぜ見えないのですか?
レンゲさんのお母さんは生きている。それにもかかわらず、もう6年近くもあなたは会っていない。電話で話した事もない。あなたは、実の生みの母親と仲直りもしないまま、死んでしまうのですか?
仕方がありません。
仕方はありますよォ~!あなたは、お母さんの立場になって考えてみたらどうですか?おなかを痛めて産んだわが娘が、結婚もせず、子供も生まず、家庭も持たずに、母親よりも先に、自らの命を絶ってしまう。一番つらいのは、娘と仲直りもしないうちに娘に先立たれてしまう母親ですよ。そのように娘に先に逝かれてしまった母親の気持ちをレンゲさん、あなたは考えてみた事がありますか?
。。。(無言)
考えたこともない。。。でしょう? そのことがとりもなおさず、レンゲさんが人生と言うマラソンの折り返し点をまだ過ぎていないという何よりの証拠ですよ。まだ未熟だと言う事ですよ。クレオパトラはねぇ、二人の偉大な男と恋をして、その二人の男の子供も生んだ。このこと一つ採ってみても、レンゲさん、あなたは、やるだけのことをやったとは言えないんですよ。まだ、満足のゆく恋愛すらしていない。この世に未練がたくさんあるはずなんですよ。あるでしょう?
。。。(さらに無言)
レンゲさんに向かってお釈迦さんは何と言うと思いますか?
。。。分かりません。
言う事は唯の一つです。
それは一体何でしょうか?
「死んだつもりで、しっかりと生きなさい。死んだ気になれば何でもできます」
『不倫と自殺と犠牲になる愛』 (2005年10月19日)より
デンマンさん、。。。これって、おとといにも引用しましたわ。
そうですよ。僕はしみじみと去年の10月の事を思い出していたんですよ。
どうしてですか?
レンゲさんは時たま死にたいと言う。
誰だってそのように落ち込む事ってありますわ。
僕にはありませんよ。僕はこれまで自殺しようと思ったことすらない。だいたい、死にたいと思う前に、まだまだやり残した事、やらねばならない事がたくさんある。そう思うことの方が多いから、死にたいなんて気持ちにはなれないですよ。
デンマンさんは精神的に強いからですわ。
レンゲさんは自分が弱い人間だと思っているかもしれないけれど、僕はこれまでレンゲさんを見ていて、決して弱い女には見えませんよ。
そうでしょうか?
本当に弱い女は、死にたいなんて言わずに死んでゆくものですよ。
つまり、あたしが“死”をもてあそんでいるとおっしゃるのですか?
そう見える事が多いですよ。死んでゆく女は、レンゲさんのように“死にたい、死にたい”と言わないものですよ。レンゲさんは詩の世界の中で死と戯れているのではないか。。。? 僕はそう思うことが良くありますよ。
つまり、あたしがマジで死にたいと言っているのではないと。。。?
そうですよ。レンゲさん自身が僕にポロッと口をすべらせてしまった事がありますよ。
あたしが何か可笑しなことでも言いました?
“死にたい”と言って同情を誘うんだと。。。
あたしが、そんな事を言ったのですか?
もう、忘れてしまったのですか?。。。そうやって、都合の悪い時には忘れてしまうんですよね?
あたしは、そのような事を言わないと思いますけれど。。。
だいたいね、普通の女性ならば、ネットで次のような事を書かないものですよ。
不安と焦燥感と寂しさ
2004/10/03 18:28
もう、このままで生きてるんなら、
命いりません。
ドナーカード持ってるから、
心臓でも角膜でも、
なんでも持っていって下さい。
家族はいません。
承諾とらなきゃいけない人は
誰もいません。
by レンゲ
『事故死するみたいなことが書いてあって。。。』より
つまり、あたしがネットでこのように書いて同情を求めていたと、デンマンさんはおっしゃるのですか?
僕が言ったんじゃないですよ。レンゲさん自身が、ポロッと口をすべらせて僕の目の前で言ってしまったんですよ。
あたしは覚えていませんわ。
だから、都合の悪い事は忘れてしまうんですよ。
あたしが死にたいと言っても、あたしには死ぬ気持ちなど全く無いとデンマンさんは思っているのですか?
。。。で、そう言う時には、レンゲさんは本当に死にたいと思っているのですか?
もちろんですわ。
でもね、死にたい死にたいと言う奴に限ってしぶとく生きてゆくんですよ。
つまり。。。つまり。。。あたしもそのようなしぶとい女だとデンマンさんはおっしゃるのですか?
そうですよ。もし、レンゲさんが本当に弱い女だったら、もうとっくの昔に自殺していましたよ。現在のレンゲさんは居なかったはずですよ。
なぜ、そのような事をおっしゃるのですか?
野心家というのも、大当たりです
わたしが
勝負の下着を
選ぶならば
ずばり!
Dを選びます!
意外ですか?
思ったとおりですか?
それはそうと、
上記の会話には
なかなかリアリティが
あると思いました。
かわす言葉も
そうですが、
わたしは、
寂しがりやのくせに、
束縛やしがらみを
死ぬほど嫌っています。
一匹狼ですよね?
野心家というのも、
大当たりです。
ひとたび、
野心が芽生えたら、
自分を
満足させるために、
異常なほどの
努力をします。
なので、これまでの
仕事上での評価は、
おおむね高かったと、
感じています。
今は、何もかもが過ぎ去って、
廃人のような生活をしていますが。
結局何事においても、
極端から極端へ走ってしまうんです。
グレーゾーンのない人間なのです。
by レンゲ
『不倫の苦悩にもめげずに頑張ろうとしているレンゲさん』より
レンゲさんには、このように野心家の面がある。その事をレンゲさん自身も良く知っている。もちろん、レンゲさんだって不完全な人間だから、性格的に弱いところもあるに違いない。でもね、レンゲさんが上の手記で書いているほど死にたい、死にたいと弱音を吐く女なら、ブティック・フェニックスの熊谷店長になって、15店中で売り上げが一位の実績をあげるという快挙を成し遂げる事なんてなかなかできないものですよ。
でも。。。でも。。。
でも、なんですか?
あたしは、デンマンさんが。。。デンマンさんが。。。喜んでくれると思ったから一生懸命やったのですわ。
うん。。。確かにそうなのかも知れませんよね。。。うへへへ。。。
なんですの?。。。また妙な笑いかたをして。。。
つまりね、レンゲさんは上の“心臓でも角膜でも、なんでも持っていって下さい”という手記で同情を求めた。。。僕は。。。うへへへへ。。。まんまと、その手記に引っかかってレンゲさんの思惑のままに援助の手を差し伸べたのではないかとね。。。
まさか。。。デンマンさんは、あたしが死にたいと演技をして、本音ではネットで宣伝したと。。。
たとえ、レンゲさんに死にたい気持ちが無く、同情を求めるために上の手記を書いたとしても、僕はレンゲさんをとがめませんよ。
それは、どういう訳ですの?
つまり、結果としてレンゲさんは僕の言ったとおりに頑張ったんですからね。「死んだつもりで、しっかりと生きなさい。死んだ気になれば何でもできます」 僕の言った事がレンゲさんのオツムの片隅に残っていたのでしょうね。とにかく、“死んだら、あたしの心臓でも何でも持って行ってください”と言っていたレンゲさんが、死んだつもりになって頑張って、ブティック・フェニックスの熊谷店長になった。しかも営業成績で1番になった。
要するに、レンゲさんが手記の中で言うように、本当につまらない惨(みじ)めな人生を生きていて、何もかも弱いだけの女なら、現在のレンゲさんは居なかったという事ですよ。
あたしは弱い女ではないと。。。?
そうですよ。弱い女ではありませんよ。レンゲさんが書いていたようにレンゲさんには野心家の面がある。つまり、こうしようと決めたら、ある程度までやり遂げる女がレンゲさんの中にも居るという事ですよ。要するに、レンゲさんが自分で思い込んでいるほど、レンゲさんは弱い女ではない。本当に弱い女というのは、レンゲさんのように死にたいという手記さえも書かない。いや。。。書けない。人知れず死んでゆく。ayakingさんが書いていたように。。。
最後に言いたかったのは、友人2人が自ら命を絶ったことは
助けてあげたかったとも、人生これからなのにもったいないとは思わないのです。
ただ、命を絶つほど苦しかったと思うのでゆっくり休んでもらいたいです。
そう思いました。
『不倫と自殺と犠牲になる愛』 (2005年10月19日)より
僕の知り合いの女性にも、そうやって死んでいった人が居ますよ。レンゲさんのように手記を書くこともなかった。もちろんネットで公開する事も無かった。遺書さえ残さなかった。ろうそくの火が消えてゆくように、人知れず死んでいった。Ayakingさんの自殺した友人の事は、僕は何も知らない。でも、“命を絶つほど苦しかったと思うのでゆっくり休んでもらいたい”と僕も思いますね。死人に鞭打つ事はしたくないですからね。。。僕にはできません。しかし、生きている人には“愛のムチ”を打つ必要がありますよ。僕は打ちます。『鉄は熱いうちにうて』と言う諺もありますからね。。。
愛のムチですか?
そうですよ。
。。。で、その愛のムチであたしを打つのですか?
そうですよ。
あたしにどうしろと。。。?
死にたいと言っていたレンゲさんが、今ではブティック・フェニックスの熊谷店長として頑張っている。まさにフェニックスのようにレンゲさんは蘇(よみがえ)ったんですよ。その同じレンゲさんが、どうして清水君とうまくやってゆこうとしないのか?
あたしは、うまくやってゆこうとしていたのです。。。でも。。。洋ちゃんが。。。浮気をしたから。。。
でも、浮気は一方だけを責めるものでもないでしょう。。。?レンゲさんだって、そのぐらいのことは分かっているでしょう?
あたしにも落ち度があったと。。。?
そうですよ、誰もが不完全な人間なんだから。。。
洋ちゃんと仲直りしろ、とおっしゃるのですね?
そうですよ。それがレンゲさんにとって、最も良い事なんだから。。。
あたしはそう思っていませんわ。
つまり、まだ懲りずに理想の人を捜し求めるのですか?いつまでも夢を見ていないで、目を覚ましたらどうですか?
あたしは、夢を見ているのではありませんわ。
だったら、もっと現実を。。。この現実を覚めた目で見たらどうですか?
覚めた目で見ていますわ。
だったらね、死にたいと言っていたレンゲさんが店長になったように、今度は、死んだつもりになって清水君とやり直す気持ちになれませんか?
なれません。
どうしてですか?
死ぬほど愛している人が居るからです。
ん。。。? 死ぬほど愛している人が居る。。。?
そうですわ。
うへへへへ。。。まさか、。。。うへへへへ。。。冗談を言って僕を喜ばせようとするのではないでしょうねぇ~?
デンマンさんは。。。、デンマンさんは、そうやって笑いでご自分を誤魔化そうとなさるのですか。。。? デンマンさんは、。。。デンマンさんは、あたしの気持ちを誰よりも良くご存知ですよね?
しかし。。。しかし。。。また、馬鹿馬鹿しい事を言わないでくださいよね。。。
あたしはマジですわ。
しかし、そのようなことを言うと、読む人が白けますよ。。。僕の記事を毎日のように読んでいる人までが、もう白け切ってしまい、もう読みに来なくなるかもしれないんですよ。。。レンゲさん、もし、そうなったらどうするのですか?
そうなったら、あたしの責任だとおっしゃるのですか?
そうですよ。僕は、。。。僕は、もうこれ以上馬鹿馬鹿しい事は書きませんよ。
ひよるのですか?
レンゲさんが何と言おうと、もうこれ以上書きませんよ。レンゲさんが言おうとしている事を書いたら、僕は完全にアホだと思われてしまいますからね。。。
でも、あたしは。。。。
ダメ! それ以上言っちゃダメ~~!
【ここだけの話しですけれどね、レンゲさんは、これまでにさまざまな恋愛を経験してきているんですよ。15才や16才の夢見る乙女ではないんですよね。あなただって分かるでしょう?それにもかかわらず、まだレンゲさんは夢を見るようなところがあるんですよね。夢だから、いづれ覚めるんですよ。でも、夢を見てしまう。ちょっと理解に苦しみますよ。 いづれにしても、レンゲさんの話の続きは、ますます面白くなりますよ。僕は、ますます複雑な立場に追い込まれそうです。。。本当に頭痛がしています。。。もっとレンゲさんのことが知りたいのなら、下にリンクを貼っておきましたからぜひ読んでくださいね。】
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
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