愛とロマンのバンクーバー!
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大自然の懐に抱かれて
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2006/08/24
青い空はわたしの誇り
どんなに高い木よりも
果てしなく高く青い空
驚きとあこがれのまなざしが
わたしの翼を輝かせる
わたしは生まれたままの姿で
かもめになり
青空を飛んでゆく
わたしは一糸も身にまとわず
うさぎのように
砂浜を駆けてゆく
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赤く熱い太陽を
わたしは誰よりも知っている
地響きとともに地面をふみしめ
決して舞い上がることのない彼らには
太陽は、どんなにか遠いことだろう
そしてわたしは夢をみた
果てしなく高い青空に
一点の白い鳥になり
束縛から解き放たれて
自由に舞い上がり
愛をさえずる
もうすぐわたしは生まれかわる
この手で殻を破り
あなたの女になって...
あなたの愛がこの身体に
太陽のように
さんさんと降り注ぎ
あふれるまで
わたしはもがき続ける
あなただけの女に生まれるために
わたしは苦悩する
そして強くなる
次の殻を破るための
力を手に入れる
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何度も何度も
わたしは生まれかわる
あなたのために
不思議な気持ちが
明日の明日のもっと先へと
わたしを連れて行ってくれる
不安と期待に満ちたその日を予感する
わたしは大自然の懐に抱かれて
生まれかわる
by レンゲ
『バンクーバーのレックビーチ(Wreck Beach)にて』より
今日は、あたしがヌードビーチで作った詩を持ち出してきたのですわね?
そうですよ。レンゲさんが作ったこの詩を僕は何度も読み返して見ましたけれどね。。。、
それで。。。あたしの詩が、どうだとおっしゃるのですか?
すばらしい詩だと思いますよ。。。
でも。。。、きっと何か、あたしが気になる事をおっしゃるのですわ。。。きっと。。。
分かりますか?
デンマンさんとも長いお付き合いになりますから。。。それぐらいの事は分かっていますわ。
それなら、話は早いですよね。回りくどい事を言うと、この記事が長くなるだけだから、僕はスッパリと言いますよ。
それで、あたしの詩のどこがいけないのですか?
別に、レンゲさんの詩の欠点を指摘しようとしているわけではありませんよ。僕は、本当にレンゲさんの詩はすばらしいと思っていますよ。
どなたが作ろうが、女性が作った詩ならば、デンマンさんはそう言っておだてるのでしょう?
ホラ。。。そうやって、ひねるのですかぁ。。。?僕が素直に、すばらしいと言うと、レンゲさんはそうやって、わざとひねくれたような事を言うんですよね。
それで。。。デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?
僕はね、不思議なんですよ。
だから、何が不思議なのですか?回りくどい事は言わずに、はっきりと言うはずでしょう?
そう、せかせないでくださいよ。モノには順序というものがありますよ。
もったいぶらずに、はっきりと言って下さいな。
レンゲさんが書いた上の詩のような気持ちを持って、どうして清水君と仲直りが出来ないのか。。。?詩の中のレンゲさんの気持ちと、熱意と、決意と。。。その熱い思いをもってすれば、清水君と仲直りをして、また以前のように幸せに愛し合う事も、いとも簡単に出来ると僕には思えるのですよ。
デンマンさん。。。、あたしは今、せっかく洋ちゃんから遠く離れて、太平洋を越えてバンクーバーに居るのですよ。あたしは洋ちゃんの事を考えたくないんですねん。。。それなのに、んも~~。。。デンマンさんは、何かあたしが気に障ることを言ったり、したりすると決まって洋ちゃんのことを持ち出してきて、仲直りしなさい、と言う。あたしは、デンマンさんにその事を言われるために、こうしてバンクーバーにやって来たのではありしませんわぁ~。
もちろん、僕だってレンゲさんが言われて嫌な事を言いたくありませんよ。でもね、言わなければ、レンゲさんのやる事がドンドン、エスカレートして行き収拾がつかなくなってしまうんですよ。
あたしが、収拾のつかないような大それた事を何か、しでかしたとおっしゃるのですか?
そうですよ。
あたしが非常識な事でも何かしましたの?
しましたよ。普通の女性ならば絶対にしないような事をしましたよ。
どのような事を。。。?
レンゲさんは、もう忘れてしまったのですか?
もちろん覚えていますわ。
とぼけていたわけですね?
いいえ、そうではありません。あたしにとっては非常識な事だとは思えないからですわ。
でもね、レンゲさんは上の詩を書いた時の姿で、夕べ僕の部屋にやって来たんですよ。しかも真夜中ですよ。普通、そのような事をすることは常識では考えられない事ですよ。
でも、あたしとデンマンさんの間では非常識ではないはずですわ。
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確かに、ジューンさんとレンゲさんと僕は3人でレックビーチへ行きました。生まれたままの姿になって大自然の懐に抱かれ、澄み切った青空の下で自由と開放感を味わいながら、半日を楽しく過ごしたんですよ。だから、レンゲさんが僕の目の前で裸で居る事は、レックビーチでなら決して非常識でも、不思議でも、なんでもない事ですよ。その晩も楽しい思い出になった。マンションに戻ってレンゲさんが腕によりを凝らして作ってくれた散らし寿司を食べた。
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レンゲさんは隠れたところでも、こうして女の才能を小出しにして見せる。これにはジューンさんも感心していましたよ。珍しいものを目の当たりに見て、ジューンさんも“素敵!食べてしまうのがもったいないくらい。。。おいしい!おいしいわぁ!”と言って食べ、満足して自分のマンションへ帰っていった。僕だって楽しい一日を過ごして、いい気分でベッドにもぐりこんだ。それで、うつらうつらとしながら甘い夢を貪(むさぼ)ろうとしていたんですよ。そういう時に、僕はガバッと目覚めなければならなかった。
そうでしたの?
そうでしたのって。。。レンゲさん、とぼけないでくださいよゥ~。レンゲさんが僕の部屋にやって来た事は、取り分け騒ぎ立てる事でも無いけれど、その時のレンゲさんの姿は、今思い出しても僕は衝撃を受けますよ。
それ程あたしはデンマンさんを驚かせてしまったのですか?
僕でなくとも、あの時のレンゲさんの姿を見たら、誰だって心臓がノド元に飛び上がるほどビックリしますよ。
でも、デンマンさんは、あたしの裸をビーチで見ていますわ。
そうですよ。そうですよ。。。確かに僕はレンゲさんの一糸まとわぬすばらしい肢体をレックビーチで賛嘆の思いで眺めました。。。でもね、夕べのレンゲさんの姿は僕をさらに驚かせたんですよ。
どうしてですの?
どうしてですのって。。。それは。。。それは。。。レンゲさんのおなかの下が8才の女の子のようになっていたからですよ。
でも、ジューンさんだってそのようになっていましたわ。
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確かにそうですよ。ジューンさんは、このように夏になるとストリングビキニを身に着けて泳ぎに行く。だから、見苦しい事がないようにと、夏になるとアソコの毛を全部剃ってしまうんですよ。
デンマンさんは、どうしてご存知なんですの?
ジューンさんがそう話してくれましたよ。
あたしが剃ってしまうのはいけないのですか?
いや。。。僕は別に、剃ってしまうのがいけないとか、いける、とか言っている訳ではないんですよ。レンゲさんはナイティー(nightie)を身に着けて僕の部屋にやって来る。ところが夕べは、何も身に着けていなかったんですよ。それだけでも、僕は度肝を抜かれたのに、レンゲさんは髪の毛を除いて、すっかりツンツルテンになってしまっていた。僕は心臓が止まるかと思うほどビックリしてしまいましたよ。
デンマンさんは、いつだって大げさですわ。
大げさではありませんよ。僕は感じたままを話しているだけですよ。
デンマンさんは、あたしが剃ってしまうのはイヤなのですか?
。。。いや、別に、僕は剃る事が悪いとか良いとか。。。そのような事を問題にしているんじゃないんですよ。
だったら、どうして。。。?
だから、僕は想像もしていなかったから、ビックリしたわけですよ。まさか、レンゲさんまでが。。。
だって。。。ジューンさんはアソコを剃っていましたから。。。だからあたしも。。。
何もレンゲさんが剃る事はないでしょう。
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レンゲさんは、こうしてワンピースの水着なのだから、剃っても剃らなくても関係ないでしょう?
ありますわ。
それは、どういうわけですか?
ジューンさんの独り言
お食事の後で、デンマンさんは私をお部屋までエスコートしてくれました。そしてドアの前でお休みのキッス。
いつもより長めでした。フレンチキッスになりそうだったので私は、デンマンさんの胸板を突き飛ばして、はっきりと言いましたよ。
「デンマンさん、あしたは、お仕事があるんですよね?」
「仕事1日延期しようか?」ですってェ~。まったく、も~!
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「わたし、あしたのお仕事の準備がありますから。。。」
「僕が手伝ってあげようか?」助平な(失礼!)笑いを浮かべて、そうおっしゃるんですよ。
デンマンさんとお話していると、どこまでが冗談でどこまでが本心なのか、よく分からなくなることがあるんですよ。でも心の優しい良い方ですからね、私もめったにデンマンさんの心を傷つけるようなことは言いたくないんです。それでとっさに言いました。
「デンマンさん、日本では奥様と久しぶりにお会いになってよかったですね。私はとてもあてられてしまいました。デンマンさんって、奥様をとっても愛していらっしゃるんですのね。。。」
そしたら、デンマンさん、妙な薄笑いを浮かべて、鼻の頭を人差し指でこすったりしておっしゃるんですよ。「ウン、僕は愛妻家だからね。へへへへ。。。」
「だったら、奥様以外の女性にフレンチキッスするのって、ちょっとまずいんじゃないのでしょうか?」
「ジューンさんにそう言われると、もう僕は塩を振りかけられたナメクジになっちゃうんだよなァ~」ですってェ。
そう言うと、ニヤニヤしながらご自分のお部屋へ戻って行きました。
『不倫した私を差別しているのですか?』より