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Kinema DENBEY since January 1. 2007

☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

4分間のピアニスト

2010年02月17日 17時22分02秒 | 洋画2007年

 ◇4分間のピアニスト(2007年 ドイツ 111分)

 原題/Vier Minuten

 監督・脚本/クリス・クラウス 音楽/アネッテ・フォックス

 出演/モニカ・ブライプトロイ ハンナー・ヘルツシュプルング スヴェン・ピッピッヒ

 

 ◇あしたのジョー・ピアノ版

 といっては身も蓋もないけど、ピアノの才ある囚人とレズの相手をナチに密告して死なせてしまった80歳の女教師との交流だけならまだしも、自分を犯して身籠らせた養父との不和や無実の殺人罪での服役や看守の嫉妬といったいろんな挿話は筋を複雑にするだけな気がするんだけどな。

 せっかく、トラウデ・クリューガーという実在の人物を扱ってるんだから、実話を紹介してほしかった気もする。


リーピング

2010年02月02日 19時22分23秒 | 洋画2007年

 ◎リーピング(2007年 アメリカ 96分)

 原題/The Reaping

 監督/スティーブン・ホプキンス 音楽/ジョン・フリッゼル

 出演/ヒラリー・スワンク アナソフィア・ロブ デヴィッド・モリシー

 

 ◎少女役アナソフィア・ロブは凄い

 最後の審判って意味なんだろうか?

 なら、10の災いが順に起こる村に調査に行く話になるよね。川の血もまた凄い。うがった見方をすれば初潮を印象づけんだけど、30万人分の血だと、どう解釈すればいいんだろう?

 神を信じなくなった女に、悪魔崇拝の村で神を見せる話ってことかしら?

 う~ん。でもなかなかおもしろかったわ。


ダイ・ハード4.0

2009年01月09日 15時33分22秒 | 洋画2007年

 ◇ダイ・ハード4.0(2007年 アメリカ 129分)

 北米題/Live Free or Die Hard

 英題/Die Hard 4.0

 監督/レン・ワイズマン 脚本/マーク・ボンバック

 原案/マーク・ボンバック、デイヴィッド・マルコニー

 撮影/サイモン・ダガン 美術/パトリック・タトポロス

 衣装デザイン/デニース・ウィゲート 音楽/マルコ・ベルトラミ

 出演/ブルース・ウィリス ジャスティン・ロング ティモシー・オリファント シリル・ラファエリ

 

 ◇刈り込み過ぎ?

 育った娘メアリー・エリザベス・ウィンステッドとの絆に、もうすこし重点があってもいい感じだし、とにもかくにも刈り込み過ぎてて、物語を追っていくだけでかなり疲れた。

 正悪が明確だからなんとかついていけるんだけど、サイバーおたくのおじんがいきなり登場するのは、ちょっとばかりご都合主義かな~ていう気もしないではない。

 まあ、めまぐるしいのが疲れるのは、ぼくもブルース・ウィリスのはまり役ジョン・マクレーンのように、徹底的なアナログじじいだからかもしれないけどね。


12人の怒れる男

2008年11月01日 10時07分29秒 | 洋画2007年

 ◎12人の怒れる男(2007年 ロシア 159分)

 原題/12

 監督/ニキータ・ミハルコフ

 脚本/ニキータ・ミハルコフ アレクサンドル・ノヴォトツキイ=ヴラソフ ヴラディミル・モイセイェンコ

 製作/ニキータ・ミハルコフ、レオニド・ヴェレシュチャギン

 撮影/ウラディスラフ・オペリヤンツ 美術/ヴィクトル・ペトロフ

 衣裳デザイン/ナタリア・ジュベンコ 音楽/エドゥアルド・アルテミエフ

 出演/セルゲイ・マコヴェツキイ ニキータ・ミハルコフ アプティ・マガマイェフ

 

 ◎用心棒との違いは指輪

 雨の中、犬が腕をくわえて走る絵のくりかえしが見られる。それがチェチェンの象徴なのかもしれないんだけど、そのくりかえしがいまひとつ、ぼくの中には入って来ないかわりに、ちょっとばかり食傷気味になったりもした。

 それと、陪審員の全員が、感情が高ぶってくるのはいいんだけど、昂ぶるままに切れて告白する羅列も少しばかりくどいかなと。

 とはいえ、臨場感は圧倒的で、室内劇の迫力たるや、なんだか強烈な舞台劇を見ているような気になった。少年の過去と現在の繋がりほんのすこしむつかしい感じがして、それが苦しいかなって気もした。


サン・ジャックへの道

2007年08月02日 02時10分08秒 | 洋画2007年

 ☆サン・ジャックへの道(Saint Jacques... La Mecque)

 四国の巡礼は何キロあるのか知らないんだけど、このサン・ジャックの巡礼道は1500キロ。

 邦画でも出来なくない筋立てと構成にも拘わらず、フランス映画でしかできない絶妙な設定と展開と皮肉。

 遺産めあての三兄弟の実家で彼らの去る姿を見送る後ろ姿が印象的だね。