HOPE 

Day of Hope「希望の日」の到来は間近!

神(主)とともにあったヨセフの歩み

2018-03-03 22:56:54 | 新しい希望に向けて!

 

創世記379節を見ると「日と月と11の星が私を拝する夢を見た」とある。ヨセフがみた夢であった。

 

<先回からの続きです>

ヤコブを歓迎するに至ったエソウ

ヤコブが兄エソウのいるカナンに近づいたとき、ヤコブはエソウのもとに使いを遣わして、エソウの様子を伺った。そうするとエソウは400人の僕たちを武装させてヤコブの一行に向かってきた。恐れたヤコブは、群れを分けて、エソウへの贈り物の群れを先立たせ、次に妻と子供たちを先立ててエソウを迎えた。

極めて多くの羊やヤギなどの群れを見て「これは誰のものか?」と問う、エソウに僕たちは「これはあなたの弟ヤコブのあなた様への贈り物です。」と答えるよう僕たちに教えていた。

そしてヤコブは妻や子供たちを先立てながら自らは地にひれ伏して兄を迎えた。こういうヤコブの誠実さにエソウは心を開き、ヤコブを歓迎するのであった。

 

その後、エソウとその一族はカナンを離れ別の場所に住むようになった。それはエソウとヤコブの両家が共に住むにはカナンはあまりに狭かったからであった。

 

ヨセフの見た夢

さて、ヤコブが誰よりも愛した妻ラケルは二番目の子ベニヤミンを産むと同時に亡くなった。やはりラケルの子であったヨセフは「年寄子」であったこともあり、ヤコブからひときわ愛されて育った。そうであったがゆえに兄弟から妬まれた。

ある時、ヨセフは夢を見た。その夢とは「日と月と11の星が私を拝した」というものだった。この夢の話を聞いてヤコブは息子をとがめて行った。「本当にあなたをあなたの父母と兄弟たちが拝するというのか!」と。

ある時、兄弟たちがヨセフを妬んで彼を殺そうとした。この時ルベンは、ヨセフを助けようと彼を穴に投げ入れた。たまたまイシマエル人の隊商が来たので、ユダの呼びかけでヨセフをイシマエル人の隊商に売った。

 

エジプトに売られて行ったヨセフ

ヨセフは好男子であり、知恵が働いた。そして夢解を行った。そのヨセフを買い取ったのがパロの役人で自衛長を務める男だった。この男の妻がヨセフの見目麗しいのを見てしきりに言い寄ってきた。しかし、ヨセフは応じなかった。するとこの女はことを偽って、ヨセフが自分と戯れようとしたとして夫に訴えた。そこでヨセフは男によって獄舎に繋がれるのである。この獄中で出会ったエジプトの王の給仕役と料理役の二人に夢解きをするのであるが、これが運勢の開くはじめだった。

その後罪をゆるされてパロのもとにあった給仕役の長が、パロのみた夢を解くことが出来るとヨセフを獄舎から呼び寄せた。ヨセフは見事にパロの夢を解いて、エジプトに興る7年間の豊作とその後の7年間の飢饉を予言するのである。

エジプト王のパロはヨセフの知恵と能力に感心し、ヨセフをエジプト全地の司としたのであった。

 

エジプトの司となったヨセフ

さて、エジプトの司となったヨセフは7年の豊作の間、エジプトの人々に倉に穀物を蓄えるように命じた。次に7年の飢饉のときが訪れると、ヨセフはエジプト人に命じて倉を開きエジプトの人々に穀物を売った。さらに飢饉が続くと諸国の人々が穀物を買うためにエジプトにやってきたのである。

カナンにあったヤコブの家族もエジプトに行って穀物を買ってくるように息子たちに命じた。さて彼らヤコブの子どもたち、すなわちヨセフの兄弟たちがやって来た時、ヨセフはそれと知って、その兄弟を捕らえ末の弟(ベニヤミン)を連れてくるように促した。そして再び弟ベニヤミンを連れて来た兄弟たちに自分がヨセフであることを証しして、兄弟たちと抱き合って激しく泣いた。そして故郷に帰って父とほかの家族たちを伴ってエジプトに供養に促した。そうしてヤコブとその家族は、ヒツジや馬などすべての持ち物とともにカナンからエジプトに移り住んだのである。

 

 

神(主)とともに歩んだヤコブそしてヨセフ

これら一連の出来事には常に神(主)が共にあったことを忘れてはならない。アブラハム、イサク、ヤコブとともに神(主)が共にあったように、ヨセフにも神が共にあって導き恵みをあたえてきたのであった。

 

ヤコブの路程、そしてその息子ヨセフの歩んだすべての道を見れば、神(主)が共にあり、その主の御心と導きに常に忠実にあったときに、主は彼らを導き、死の境地の中にあっても彼らを導き、祝福し恩恵を与えられたのであった。

そして、彼らはその兄弟たちの甚だしい仕打ちにもかかわらず、彼らを愛し、その家族が共にあることを、祈り願ってきたのである。

 

その伝統と精神がイスラエルの歴史として受け継がれ、その子孫を守り栄えせしめて来たのであった

今も、同様の試練と困難を越えながら歩まれる神様の息子がいる。神への深い精誠の心を受け継ぎ家族や兄弟たちへの全ての恩讐を乗り越える深い愛情を秘めて歩んでおられる方がいる。

 


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