家庭崩壊の最初の原因は妻の浮気
本来愛を育てる役割を担った家庭が、その役割を放棄して、崩壊してしまう現象が多々あります。
今日繰り返される様々な犯罪行為の背後にはこういった家庭の崩壊がその原因となっている場合がほとんどです。
殺人事件を犯して死刑囚となった人物の話を聞くと、そういう犯罪者の心理の原因は、生まれ育った家庭にあったことが窺われます。
人類史上最初で最大の犯罪行為はカインによるアベルの殺害でした。同じ血を分けた兄弟同士が争うと言うことは多々あることですが、そういった原因のほとんどがその良心の不和からもたらされていることは歴然としています。
アダムの家庭では、結局母親のエバの堕落と、その後のアダムの堕落がその根本原因です。
今の世の中の家庭崩壊の原因はそのほとんどが夫または妻の不倫、すなわち浮気に起因しています。妻が夫以外の男性と深い情的な関係を結ぶ。そうすることで夫は妻を疑うようになり、また夫自身も妻以外の女性との関係に走ってしまいやすくなるものです。
アダム家庭で起った「霊的堕落」は、実際に肉体的関係を持たなくても、情的に夫以外の男性との関係が、夫婦間の葛藤を招き、夫婦喧嘩や家庭内別居さらには夫の別の女性との浮気を誘発する大きな原因になっています。
また妻が浮気して別の男性と情的な関係を結ぶようになると、自分の子どもを愛せなくなり、いわゆる育児放棄(ネグレクト)という現象を引き起こすのです。そうすると子供は非行に走りやすくなり、様々な犯罪に引き込まれて行きやすくなってしまうのです。
ですから、統一原理の堕落論で取り上げられたアダムとエバの堕落の話は、そのまま現代社会において同様の現象の起こっている内容であり。また、歴史的に繰り返されてきた事実でもあるのです。
最近も様々な芸能界で有名なタレントの家庭などが崩壊し、有名人の二世が道を外したなどという芸能ニュースがよくつたえられているが、大概はこういったケースがほとんどです。
妻が浮気に走る原因となると、夫が仕事に夢中になり、妻や子供たちを省みなくなることが原因となることが多いし、夫が仕事に熱中して帰りが遅かったり、家族サービスを忘れて仕事に熱中していると、女性はその寂しさにいたたまれなくなり、別の男性や、あるいは自分のことを気遣ってくれる存在に自身を委ねるようになってしまうのです。
復帰摂理上の様々な出来事は現実に置き換えてみると実によくわかります。そのようにすることで、私たち自身の周辺に興ってくる様々な問題や課題をどう解決して行けばいいのかという、問題解決の糸口も見えてくるものではなかろうかと思うのです。
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