古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十二章 送り一札之事 其の一

2015年10月20日 07時37分31秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「送り一札」第一頁、上の一行目まで

 

解読 送り一札之事

    一、當浦伊右衛門娘津留と申當年三十二才ニ

読み 送り一札のこと

    一つ、当浦伊右衛門娘、つる と申す当年三十二才に

 

解説 本章から、田並上村とは関係ない文書ですが、前章の送り一札と関係が有るので、文字は薄いですが、三件続けて取り上げます。

    「送り一札」・・・「送り」の崩しは読みにくい。本状は庄屋が発行したものですから、宗門手形とは違いますが、内容的には宗門手形も兼ねています。 「當浦」・・・当村。 「伊右衛門」・・・この辺は薄くて読めませんが、ご辛抱下さい。 「娘 津留」・・・「津」は変体仮名の「つ」、「留」は平仮名の「る」の元字です。 「と申」・・・と申す。 「當年」・・・「當」は当の旧字体。


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