「極窮者江救合取替遣帳」第一頁、三~四行目
解読 御貸下ケ被為成下候段
至極難有仕合奉存候
右御返上納之儀者村内
読み お貸し下げ成し下せられ候段
至極有り難き幸せに存じ奉り候。
右御返上納の儀は、村内
解説 「御貸下ケ」・・・「貸」の字は大きくて読むのは困難です。 「被為成下候段」・・・成し下せられ候段。「段」が難解です。形で覚えると言ってもなかなか難しい。或る程度文章の流れも考えて読む。 「至極」・・・「極」もこの一字だけでは読めません。『しごく』、この上無く。非常に。 「難有」・・・有り難き。 「仕合」・・・当て字です。仕合わせ。幸せ。 「奉存候」・・・ここも、この字だけでは読むのは困難。慣用語として覚える。 「返上納」・・・返済の為、お上へ納める事。丁寧に「御」を付けています。 「之儀者」・・・これも、これだけ出されても読むのは難しいです。文章の中で読む。
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