古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の六

2015年02月10日 08時11分06秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第一頁、十一~十二行

 

解読 もの右之つな江幟りを引かけ

    右故彼是相論ニおよひ

読み (若ひ)もの、右の綱へ幟を引っかけ

    右故かれこれ相論に及び

解説 「もの」・・・田並浦の若い者。最初の字は「も」で、「毛」の崩し字です。平仮名の「も」の元字になります。 「右之つな江」・・・右に述べた上村の幟の綱へ。「つな」の「な」の元字は、「奈」で、ヒラカナの「な」の元字になります。 次ぎも薄いですが、「幟を引きかけ」と書いています。 十二行目最初は「右故」・・・右の結果。 「彼是」・・・かれこれ。何やかやと。色々と。 「相論」・・・争論。言い争い。言いあらそい。 「ニおよび」・・・何々になる。言い争いになり。

    


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