2010年も残すところ本当に僅か。ということで毎年恒例の振り返り企画やってみたいところなんですが、今年はいろいろあって見逃した試合が本当に多かった一年でした。
いま思い浮かぶだけでも西岡ムンロー、ビタリブリッグス、ガンボアの防衛戦とか上げればキリがないでしょう。(ロイホプ2もまだだ)
特に軽量級の試合でスルーしてしまった試合が多かった気がします。評判の良いセグラカルデロンをはじめ、米国以外での試合を逃しがちだった一年でした。来年はもう少し、とりあえず今年よりは多く見たいと決意はしております。
2009年を振り返る、2009年を振り返る2(新鋭)
2008年を振り返る、2008年を振り返る2(08年新鋭)
2007年を振り返る、2007年を振り返る2
2006年最高選手(byESPN)、2006年新鋭(byESPN)、2006年ベストラウンド(by ESPN)
というわけで、見ていない試合多い中で今年のFOTYやら最高選手やら選ぶのに無理があるんですが、海外サイトの年末特集などを全面的に参考にしつつ例年以上に軽く締めます。
Fighter of the year~セルヒオ・マルチネス(Sergio Gabriel Martinez)
統一ミドル級王者のケリー・パブリク選手との一戦での見事な勝利、ポール・ウィリアムス選手との再戦での強烈すぎる勝利で彼を今年の最高選手に推す声が各所で多いようですが、私も同意です。
08年09年とボクシング界を揺るがす大活躍を見せたパッキャオ選手で、今年2010年も戦った2試合いずれも対戦相手を完全に圧倒する勝利を挙げていて文句のつけようのない活躍ぶりだったのですが、「スーパースター・パッキャオ」、あるいは「オールタイムグレイト・パッキャオ」として見た場合物足りなさを感じてしまったのも事実。特に対戦相手に関しての物足りなさはパッキャオが強すぎる偉大すぎるがゆえでもあるでしょう。(対クロッティ、対マルガリート)
次戦に戦うことが有力視されている対シェーン・モズリー戦も意義を全く見出せない試合で残念です。メイさん、ほんと頼みますよ。
マルチネス、パッキャオ以外では、今年フェザー級での3試合をいずれもTKOで終えたファンマ・ロペス選手、長谷川選手との統一戦を含む4試合すべてを序盤で終わらせたフェルナンド・モンティエル選手、カルデロン選手との統一戦を含む5戦5KOのジョバンニ・セグラ選手などの名前を挙げているところが多い感じ。この他にBoxing Sceneではマルコ・フック、ESPNではアミア・カーンの名前も出てました。
ファン・マヌエル・ロペス対ラファエル・マルケス(2010/11/05)
フェルナンド・モンティエル対ラファエル・コンセプション(2010/07/17)
ジョバンニ・セグラ対ウォルター・テヨ(2010/02/20)
マルコ・フック対デニス・レベデフ(2010/12/18)
アミア・カーン対マルコス・マイダナ(2010/12/11)
Fight of the year~ケリー・パブリク対セルヒオ・マルチネス
各所でFOTYに挙げる声の多いセグラ対カルデロンを見てない状況で選ぶのは辛いんですが(苦笑)、わたくし的にはこの試合をFOTYに挙げたいと思います。結果的にマルチネス選手の快勝に終わった試合でしたが、試合途中でパブリクに流れが少しづつ傾きそしてパブリクがほぼ完全にペースを掴んだ局面もあった試合。そこから一気にペースを引き戻したマルチネスの戦いに非常に熱くさせられた一戦でした。
次点としてはパスカル対ホプキンス。3回終了時に自己採点で5ポイントのビハインドで絶体絶命だったホプおじさん。しかし4回からボディアタックでペースを引き戻してラウンドを連取。7回の力強い攻めを見ながら、この回もとればあれま1ポイント差かよ、と気付いたときの震えはホプ対パブ戦で感じたものと共通でした。本当に良いもん見させてもらいました。
この他に名前が出ている試合としては、カーン対マイダナ、マルケス対カッツシディス、ソト対アンティヨン、ケスラー対フロッチ、ペレス対マレス、エスカランテ対ローマンあたりでしょうか。
英国で行われたスーパーフェザー級戦ローマン・マルチネス対リッキー・バーンズ、10月にパリで行われた暫定ミドル級王座決定戦ハッサン・ヌダム・ヌジカム対アフタンジル・クルシゼも好ファイトだったようです。今後見るべしリストに加えます。
Prospect of the year~該当者ナシ
各所ではメキシコの20歳の新鋭サウル・アルバレス選手を推す声が圧倒的のようで、わたくし的にもまぁそうなるんだろうな、と同意なんですがいまいち私にとってはアピール不足。かといって彼以外の誰がどう、ってのもなく当ブログ的には大変不本意なんですが該当者なしということにしておくことにします。すんまへん。
わたくし的には、今年のMVPマルチネスにも通じるダイナミックで洗練されたスピードボクシングを見せるサウスポーマット・コロボフ選手に期待してるんですが、今年は彼の試合全然みてないんですなあ。HDDに11月の試合は入ってるんですがいまだ放置中・・早いとこ片付けます。
エリスランディ・ララ選手も良いときは凄く良く見えるので彼にも期待したいです。彼も1月の試合以来見てない・・・
ホセ・ベナビデス選手やジェームス・デゲール選手あたりの評価の高い選手たちも、まだまともに見てないので彼らの試合も宿題として加えます。新鋭については毎年恒例のESPNのラファエルさんの丸パクリ記事を書く予定なのでそちらでまた。
サウル・アルバレス対カルロス・バルドミール(2010/09/18)
他にもKO賞とか最高ラウンドとかいろいろありますが、そろそろへばってきたのでやめときます。
最後にリング外?での話題を2つ挙げて締めます。
実現しなかったパック対メイ
これが2010年のボクシング界最大の出来事(というか起きなかったことなんですが)だったのかもしれません。2011年こそは・・
バレロ選手の逮捕と自殺
これは衝撃的過ぎるニュースでした。
バレロが自殺?
いま思い浮かぶだけでも西岡ムンロー、ビタリブリッグス、ガンボアの防衛戦とか上げればキリがないでしょう。(ロイホプ2もまだだ)
特に軽量級の試合でスルーしてしまった試合が多かった気がします。評判の良いセグラカルデロンをはじめ、米国以外での試合を逃しがちだった一年でした。来年はもう少し、とりあえず今年よりは多く見たいと決意はしております。
2009年を振り返る、2009年を振り返る2(新鋭)
2008年を振り返る、2008年を振り返る2(08年新鋭)
2007年を振り返る、2007年を振り返る2
2006年最高選手(byESPN)、2006年新鋭(byESPN)、2006年ベストラウンド(by ESPN)
というわけで、見ていない試合多い中で今年のFOTYやら最高選手やら選ぶのに無理があるんですが、海外サイトの年末特集などを全面的に参考にしつつ例年以上に軽く締めます。
Fighter of the year~セルヒオ・マルチネス(Sergio Gabriel Martinez)
統一ミドル級王者のケリー・パブリク選手との一戦での見事な勝利、ポール・ウィリアムス選手との再戦での強烈すぎる勝利で彼を今年の最高選手に推す声が各所で多いようですが、私も同意です。
08年09年とボクシング界を揺るがす大活躍を見せたパッキャオ選手で、今年2010年も戦った2試合いずれも対戦相手を完全に圧倒する勝利を挙げていて文句のつけようのない活躍ぶりだったのですが、「スーパースター・パッキャオ」、あるいは「オールタイムグレイト・パッキャオ」として見た場合物足りなさを感じてしまったのも事実。特に対戦相手に関しての物足りなさはパッキャオが強すぎる偉大すぎるがゆえでもあるでしょう。(対クロッティ、対マルガリート)
次戦に戦うことが有力視されている対シェーン・モズリー戦も意義を全く見出せない試合で残念です。メイさん、ほんと頼みますよ。
マルチネス、パッキャオ以外では、今年フェザー級での3試合をいずれもTKOで終えたファンマ・ロペス選手、長谷川選手との統一戦を含む4試合すべてを序盤で終わらせたフェルナンド・モンティエル選手、カルデロン選手との統一戦を含む5戦5KOのジョバンニ・セグラ選手などの名前を挙げているところが多い感じ。この他にBoxing Sceneではマルコ・フック、ESPNではアミア・カーンの名前も出てました。
ファン・マヌエル・ロペス対ラファエル・マルケス(2010/11/05)
フェルナンド・モンティエル対ラファエル・コンセプション(2010/07/17)
ジョバンニ・セグラ対ウォルター・テヨ(2010/02/20)
マルコ・フック対デニス・レベデフ(2010/12/18)
アミア・カーン対マルコス・マイダナ(2010/12/11)
Fight of the year~ケリー・パブリク対セルヒオ・マルチネス
各所でFOTYに挙げる声の多いセグラ対カルデロンを見てない状況で選ぶのは辛いんですが(苦笑)、わたくし的にはこの試合をFOTYに挙げたいと思います。結果的にマルチネス選手の快勝に終わった試合でしたが、試合途中でパブリクに流れが少しづつ傾きそしてパブリクがほぼ完全にペースを掴んだ局面もあった試合。そこから一気にペースを引き戻したマルチネスの戦いに非常に熱くさせられた一戦でした。
次点としてはパスカル対ホプキンス。3回終了時に自己採点で5ポイントのビハインドで絶体絶命だったホプおじさん。しかし4回からボディアタックでペースを引き戻してラウンドを連取。7回の力強い攻めを見ながら、この回もとればあれま1ポイント差かよ、と気付いたときの震えはホプ対パブ戦で感じたものと共通でした。本当に良いもん見させてもらいました。
この他に名前が出ている試合としては、カーン対マイダナ、マルケス対カッツシディス、ソト対アンティヨン、ケスラー対フロッチ、ペレス対マレス、エスカランテ対ローマンあたりでしょうか。
英国で行われたスーパーフェザー級戦ローマン・マルチネス対リッキー・バーンズ、10月にパリで行われた暫定ミドル級王座決定戦ハッサン・ヌダム・ヌジカム対アフタンジル・クルシゼも好ファイトだったようです。今後見るべしリストに加えます。
Prospect of the year~該当者ナシ
各所ではメキシコの20歳の新鋭サウル・アルバレス選手を推す声が圧倒的のようで、わたくし的にもまぁそうなるんだろうな、と同意なんですがいまいち私にとってはアピール不足。かといって彼以外の誰がどう、ってのもなく当ブログ的には大変不本意なんですが該当者なしということにしておくことにします。すんまへん。
わたくし的には、今年のMVPマルチネスにも通じるダイナミックで洗練されたスピードボクシングを見せるサウスポーマット・コロボフ選手に期待してるんですが、今年は彼の試合全然みてないんですなあ。HDDに11月の試合は入ってるんですがいまだ放置中・・早いとこ片付けます。
エリスランディ・ララ選手も良いときは凄く良く見えるので彼にも期待したいです。彼も1月の試合以来見てない・・・
ホセ・ベナビデス選手やジェームス・デゲール選手あたりの評価の高い選手たちも、まだまともに見てないので彼らの試合も宿題として加えます。新鋭については毎年恒例のESPNのラファエルさんの丸パクリ記事を書く予定なのでそちらでまた。
サウル・アルバレス対カルロス・バルドミール(2010/09/18)
他にもKO賞とか最高ラウンドとかいろいろありますが、そろそろへばってきたのでやめときます。
最後にリング外?での話題を2つ挙げて締めます。
実現しなかったパック対メイ
これが2010年のボクシング界最大の出来事(というか起きなかったことなんですが)だったのかもしれません。2011年こそは・・
バレロ選手の逮捕と自殺
これは衝撃的過ぎるニュースでした。
バレロが自殺?
管理人さんがフィルタリング(というと語弊がありますが)した選手中心にオンタイム観戦という姿勢のライトなボクシングファンの自分にとって、このブログは大変ありがたいです。
限られた時間での観戦にならざるを得ませんので、今後もこちらを十分参考にさせてもらおうかと。
来年もまた素人玄人関係なしに読み手を唸らせる観戦記に期待してます。
今年も熱い観戦記に期待してます。
2010年はマルティネスが素晴らしかったですね。
年間最高試合はカーンvsマイダナとマルティネスvsパブリックと迷います。どちらも凄い試合でした。
KO of the Yearはタフなウィリアムスを顔面から落としたマルティネスの2RKOなどがあげられますが、個人的にはアレキサンダーvsコテルニクのアンダーで行われたsウェルター級タイトル戦、コーネリアス・バンドレイジがコーリー・スピンクスを5Rで沈めたKO劇が印象的でした。あの筋肉で37歳というのも驚きです。
やはり凄い筋肉のクラウドがイマイチ成長しなかったのが残念です。
アレキサンダーvsブラッドリー、ドネアvsモンティエルなど期待できるカードが早速決まっていて、今年のボクシング界も楽しみです。
あとはカマチョJr.をKOしたレミューも印象に残ってますね。セグラも良かった。
シェーンさんご指摘の通り、今年は年の初めから通好みのビッグマッチがあって楽しみですね。
昨年の暮れに新しいノートPCを購入していろんな面でぼくす観戦環境が改善できたので今年は去年よりは多く見れる・・と思ってます。マイペースで頑張ります。
>シェーンさん
バンドレッジ対スピンクス戦は試合が終わった直後に動画探したんですが見つからなかったんですよねぇ。今まで忘れてましたがもう一度探してみようか・・・
>Ike Quartyさん
カマチョJr対レミューも見てません
ESPN
http://sports.espn.go.com/sports/boxing/columns/story?columnist=rafael_dan&id=5956452
Boxing Scene
http://www.boxingscene.com/?m=show&id=34318
個人的にはフレンケル対マッカネリ、ハリソン対スプロットなんかが強烈で印象に残ってます。ピログ対ジェイコブスも驚きました。
ですがナンバー1はやはりマルチネス対ウィリアムスですかねぇ。
個人的な趣味ですが、マルチネスのKOって組み立ての中でできたものではないところが
あまり好きではないんですよねー。身体能力に頼りっきりというか何というか。
あとフォームがカッチリしてなくて、動きがバタバタしてる選手は
昔から好きでないだけかもしれません。
純粋なKO Sceneとしてはフレンケル、ハリソンとも素晴らしかったのですが、
フレンケルは落ち目のマッカネリと、ハリソンvsスプロットはどちらも??
という印象で、インパクトが小さかったです(上記2つとも感覚論ですみません)。
その意味だとピログは凄かったですね。ピログはあれ以来、試合をした形跡がないので、今後は頻繁にやってほしいですね。
駄文失礼しました。
Ike Quartyさんのマルチネス評は面白いというか新鮮ですね。
洗練されたスピードボクシング、と見ていたこれまででしたが、動きがバタバタしていると言われれば確かにそう言えるかもしれません。
KO賞については純粋にKOのインパクト、KOされた選手のやられっぷりの強烈さを考えて私は選んでいます。
KOに至るプロセスや相手の格を重視すればドネア対シドレンコも超有力候補に挙がるでしょうね。ただマルチネス対ウィリアムスはそういった要素をも含んでいてかつ強烈エンディングで、ナンバーワンは鉄板だと私は思いました。