スーパーフェザー級の名王者、ヘナロ・エルナンデス氏が45歳の若さで7日亡くなりました。
3年に及ぶ闘病の末に、カリフォルニア州の自宅で家族に見守られる中での最期だったようです。
Genaro Hernandez dead at 45(Dan Rafael/ESPN)
Genaro Hernandez passes(Fightnews)
Genaro Hernandez Passes Away After Long Cancer Battle(Miguel Angel Cebreros/BoxingScene)
Jackie Kallen: An Open letter to Genaro Hernandez(BoxingInsider)
日本の帝拳ジムとマネージメント契約を結んでいた関係もあって、親しみを感じさせる存在だった「チカニート」。日本のリングにも3度上がったエルナンデス。
2度の世界王座防衛戦で見せたその世界レベルの技術が持つ強さ、凄みが強烈に印象に残っています。
オスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザーという後のボクシング界を代表する選手とも拳を交えたエルナンデスの勇姿をファンが忘れることはないでしょう。
心よりの冥福をお祈りします。 Rest in Peace Chicanito
その卓越した本場仕込のテクニックには「世界は近そうで遠い」という印象を叩きつけられた気がします。
丁寧に客席に挨拶をする姿はチカニートの人間的な素晴らしさを感じました。涙ながらに決意を話し、ガンと闘う姿も心を打つものがありました。
ありがとう、エルナンデス。心よりご冥福をお祈りします。
拳を上げながらリングの四方にお辞儀する礼儀正しさ、マナーの良さ
試合前も試合直後も変わらぬ優しげな笑みと常に相手を讃える紳士的な態度
一番印象に残る外国人ボクサーの逝去が悲しくて仕方ありませんが、彼の試合のビデオが手元にあることが救いです、これからも彼の雄姿を時々振り返ろうと思います
あまり情報をチェックしないので具合が悪かったことすら知りませんでした。
この間までテレビ解説とかをしていたと思ったのに…。
ショックです。
触って逃げるような近代のアウトボクシング（？）ではなく、サルバドル・サンチェスのような華麗なボクシングをヘナロには見せてもらいました。
自分もリーチがあったらああいう戦い方をするのになぁ、と思っていた憧れの選手です。
とても残念です。
何年前だったでしょうか、レギュラー解説を務めていたボクシング番組で闘病に専念するために解説は今回限り、という放送を見て病気のことを知りましたが残念です。
快方に向かっているという話も聞こえた時期もあったんですけどねぇ。
＞かめきちさん
紳士という形容がぴったりの数少ないボクサーでした。
＞チューさん
私はこの人の顔の横から離さない右のガードが印象的です。
闘病中のヘナロを援助するために募金を募っていたりもして、ボクシング界全体で彼を救うための動きもあって、引退後も大きな尊敬と愛情を集めていた存在だったことがうかがえました。
若すぎる死が本当に残念です。
非常に残念なニュースです。個人的には渡辺戦で見たのが初めてでした。前半はやや危ない場面がありましたが、それは後になってみれば餌撒きだったんですね。相手の力量をはかるためのツールにしか過ぎません。決してパワーのみに頼らず、攻防のバランスの良さで沢山の勝利を積み重ねた、奥の深いボクシングは見ていて新鮮味すら感じました。渡辺さんもこの試合で何かを学び取っていれば、後のボクシング人生も変わっていたのではないのかと思うと残念でなりません
現役バリバリの頃の活躍を知る選手の訃報がショックなのはコラレスやガッティ、フォレストの時と同じですが、ヘナロの場合長い闘病生活の末の病死ということで、せつなさやるせなさがより強い印象です。
事故死や急死だから何か重みがない、ってのとは全然違うのですが。
自分は渡辺雄二が好きで必ずタイトルを取れると信じて観戦しました。当時チカニートの映像はあまり見た事がなく体格からして、あまり強くないだろーと、、、、
しかし、その予想はわずか１ラウンドでくずれました。
あの長いリーチを折り畳んでムチのように飛ばす左、最短距離で矢の様な右ストレート、ハートもスピードもあった世界のレベルに驚愕した。
ボクシングの技術も超一流でしたが、そんなことより彼はジェントルマンだった。とてもクリーンなボクサーだった。それ以来、
チカニートのファンになりデラホーヤとの試合はWOWOWで応援しました。
いまでもあの紳士的な姿は忘れられません。
安らかに眠って下さい。あなたの事はずっと忘れません。