マネーの虎

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先日、しくじり先生というテレビ番組に、マネーの虎に出ていた南原竜樹社長が出ていて、自分の失敗話をしていました。年商１００億円の会社が、逆に１００億円の負債を抱えて倒産した話でしたが、儲かっている時も、テレビに出ていたあのキャラクターのまま、冷徹で自己中心、偏見が強く、スタッフの意見にも耳を貸さず、まぁ性格の悪い社長さんの様でした。ところが１００億円の借金を抱えて倒産する事になっても、この酷い社長を４人の元スタッフが助けてくれたと、改心して涙ながらに語っていました。そのどん底から、また会社を何社も経営する社長に復活したのだそうです。

本当にドラマチックなお話しでしたし、感動もしました。ちなみにマネーの虎というのは、社長さん達が、素人のビジネスモデルを聞いて、投資するというテレビ番組でしたが、その後、南原社長はじめ、この番組に出ていた多くの社長の会社が倒産するというのも、何とも変な話です。生活創庫の堀之内社長もその一人です。
番組終了から10年…「マネーの虎」出演者の現在が大逆転しまくってた

私が経営するリサイクルショップハローズもオープン当初は創庫生活館という生活創庫のフランチャイズ店でした。当店もフランチャイズも止めて、創庫生活館のＦＣ本部も別会社になっているので、もう言えると思いますが『そりゃ倒産するは』という、フランチャイザーとしては酷い会社でした。

ＦＣに加盟する事を検討する際に、生活創庫側から、事業計画の試算が提出されたのですが、売り上げ予想が『こんなに売れるものなのか？』と思う程の数字でした。結果はその半分にも到達しませんでした。その後、いろいろと追及したところ、坪あたり○万円の売り上げの想定だったのですが、その金額は直営店でも成せない数字で、ブランドや宝飾品もやっている大都市の超繁盛リサイクルショップの数字だったそうです。生活創庫はブランドや宝飾品のノウハウも持っていないリサイクルショップＦＣなのにです。自分たちにもできない数字を提出したのですよ（苦笑）。

更には、本部からリユース品を仕入れる事ができたのですが、『本部から仕入れた商品でどれくらい粗利がとれるの？』と社長に質問したところ、１００％と答ました。これは凄いと、銀行に融資をお願いするにも、それをネタにもしていたのですが、蓋を開ければ真っ赤な嘘で１００％どころかその半分以下でした。

『嘘や詭弁を使ってでも、まずFCに加盟させちゃえ』という事でしょうか？この頃は加盟はしたけど１年もたずに、廃業する創庫生活館のFC店が後を絶たなかったのは言うまでもありません。

加盟後もいろんなトラブルや笑える話が沢山あるのですが、今回はここまでにしておきます。今のFC本部はちゃんとしていると思いますが、この話はあくまでも㈱生活創庫時代の事です。

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