40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

サドル探しの旅(後)

2019-09-01 19:28:56 | 自転車の整備
今日はもう9月1日。災害級の暑さだった夏も過ぎていきますなー

 さて、写真のサドルを換えてみて。やはりクッションが分厚いのは効きますねぇ。路面の衝撃が確かに減衰してる。中央に施された隙間も鼠径部を圧迫せずになかなか良好。まぁ長距離走ってないんでそこまで断言してはいけないんだけど。

 しかしこのクッション性が良いというのが自分の漕ぐ力を吸収して全てをペダルへ伝達してない感じがする。長距離走った場合、疲れが溜まる原因となるか?お尻の痛みでリタイアする方が先か、エネルギー切れでリタイアする方が先か。実証して見なければなりませんな。

 もうすぐ自転車にとって最適なシーズンがやって来るしね!

サドル探しの旅(前)

2019-08-18 20:59:58 | 自転車の整備
盆も終わって明日から仕事かぁ。サザエさん症候群のちょうです。はぁ。

 さて、盆休みに赤穂のジャスコでゲル入りのサドルを見つけて「むむむ・・・」と買うかどうか悩んだちょうさん。サドルの痛みに満足に自転車を楽しめないのはやはり人生の損。と言うわけで買っちゃいました~税抜き4,000円ナリ。

 買ったサドルを紹介する前に今までビゴレリに取り付けていたサドルがこの写真。左が買ったときに着いていたサンマルコ・ゾンコラン。で右が知り合いにいただいたセライタリア・SLR(だったと思う)並べてみるとゾンコランはお尻を支える部分が小さいですなぁ。この小ささとフレームの上に表皮を張っただけのようなクッション性皆無のデザインのためとってもお尻が痛くなった。跨がってベストポイントはサドルのごく狭い場所だったんで痛くなって色々お尻を移動させようとしても逃げようがなかったんだよなー。レビューなどではフラットでお尻を色々な所に置けます、なんて書いてあってホントかよ?でした。レーパン穿いたりするとまた違うのかもしれませんが。

 痛みに苦しんでるときに同僚に頂いたのが右のセライタリア。お尻を幅広く支えるデザインと中央に窪みがあり、ペダリングの時にここを中心に左右がお尻の動きに合わせて撓みフィットする、とかで期待大でした。確かにゾンコランと違って痛みが出るまでの時間が長かったんですが・・・でもやっぱり痛くなる。クッションがワタシには充分ではないようだ。数年ガマンしてたんだけどやっぱりムリなものはムリ。素直にお金掛けてワタシにフィットするサドルを買おう!と思ってたときに赤穂のジャスコにあるじゃないですか。よし!金払おうじゃないか!(4,000円だけど)とご購入。さて、その乗り心地やいかに・・・

革靴の黴

2019-08-17 14:09:04 | 靴・鞄・革製品
台風10号、各地に被害を残しながら日本を駆け抜けていきました。ワタシの住む隣の郡でもお一人亡くなられ、自分は無事ではあるものの手放しでは喜べないところです。合掌。

 さて、台風一過の蒸し暑い午後にひさびさにブーツを取り出してみると・・・ぬぁっ!カビとるがなっ!ブーツ全体に水滴が白く乾いた後のようなカビが繁殖しとるっ!そんなに湿気があるとは思えなかったのに、台風のせい?

 一日やそこらでここまで広がらんわな。日頃の手入れが行き届いていないせいだ。ビスポークに現を抜かしてかまってあげられなくてゴメン。

 兎に角黴落としをしないといけません。黴を根こそぎ退治する、なんていうオフロ用洗剤を使ったら良いのかもしれないが、革の光沢も根こそぎ無くなってしまいそうなんで、まずはブラッシング。豚毛ブラシを丁寧に掛けます。これだけでも表面上はキレイになった。

 でも表面の黴を散らして目立たなくしただけなんで、リムーバーを使って革の汚れごと黴を除去します。普段はあんまり付けると革がささくれたり色がむらになったりするからちょびっとしか付けないけど、敵は黴なので、ちょっと多めに使用しましょう。コレで大方黴は取り除けたハズだ。

 あとはデリケートクリームを塗り込んで再び丁寧にブラッシング。なんとか黴びてるようには見えない状態に戻せました。

 しかし革ってデリケートだから持ってるアイテム全てに目を行き届かせて良好な状態にキープし続けるのはむちゃくちゃ大変。良い物は次々買いたいけど、手入れ考えると二の足を踏んでしまうんだよねぇ。使い捨てにするだけのお大尽ではないのに求める身の程知らずなのが悪いんですけどね。

真夏のポタリング 赤穂から坂越へ

2019-08-13 12:23:04 | 自転車&サイクリング
せっかくのお盆なのに台風が上陸しそう。でも相変わらずカンカン照り。ちょっとくらいの雨なら大歓迎!なちょうです。

 さてお盆休みなので久しぶりにビゴレリに乗ってみたい!でも暑い!しかし乗りたい!では空調服着ちゃえ!とロードバイク乗りにはほど遠い格好でポタリングに出かけましたよ。いつもなら10分も乗れば汗だくになるのに空調服着てるから”ボタボタ”にはならず”じっとり”の汗。確かに暑くてタマランけど体の表面を風が抜けていくので耐えられなくはないか・・・程度でガマンできました。でも楽だからとほっとくとあっという間に熱中症。意識的に水分摂らないと・・・

 いつものコースで有年から赤穂鉄道跡のルートを通って赤穂市街へ。日陰が心地よいですねー。千種川の河原に大型SUVが乗り入れていてなにやらゴソゴソしてます。車は白のランクル?ランドローバー?で、遠くに新幹線の高架を望みながらのバーベキューかな。絵に描いたようなアウトドアライフです。やるなぁ、と感じることが出来るのも空調服による余裕のおかげですねぇ。

 休憩を挟みながら1時間40分かけて赤穂の文楽に到着。皿そばを15皿いただきます。やっぱり蕎麦ってウマいな。いつもながら満足です。食事が終われば赤穂市内をブラブラ。赤穂のジャスコでゲル入りのサドル見つけて買うかどうか非常に迷う。今のサドル、サンマルコ・ゾンコラン程ではないがお尻が痛いんだよなぁ。痛みがなければ100kmでも走るんだけどなぁ・・・ううむ、今日はヤメておこう。
 
 帰りは坂越回りで。久しぶりに坂越海岸に来ましたが、舗装が以前より荒れててインラインでは気持ちよくないかもしれない。炎天下の中、数組が海水浴していました。なかなか元気ですなぁ。日焼けがすごくなりそうだ。そのまま坪根から相産前へ抜けて帰宅。さすがに暑さでヘロヘロでしたが、途中ガンガン走るロードバイク乗りに何組も会いました。当然空調服なんかナシ。みんな元気だ。ホント感心。でもワタシは夏場は空調服無しではもう自転車に乗れんな(^^)

革の色落ち

2019-08-10 08:13:21 | 靴・鞄・革製品
災害級の暑さ、と呻いている今日この頃ですが、空を見上げると雲が高い。確実に秋の訪れが近づいてきています。とはいえ冷たいビールがウマすぎるちょうです。人間ドックで完全に引っかかるな・・・

 さて、ビスポークしてもらった革靴を喜んで履き回ってるちょうさん、一日の最後はブラッシング&1週間ごとのクリーム掛けに精を出しております。特にクリーム掛けは履きおろしたばかりの時期は重要で、しっかり革に潤いを与えておかないと醜い皺が入る原因となります。皺の入り方って拘るヒトはとことん拘るポイント。ボールペン等で自分好みの皺を付けていくヒトまでいるし。ワタシのケンジントンⅡは店舗でフィッティングのために何度も屈伸したせいで大きな皺が入ってしまったもんなぁ。きっとあの時、靴はずーっと展示されてて乾ききった状態だったに違いない。完璧なフォルムを手に入れようと思ったら、見ただけで自分の足に馴染むかを見極め、皺を付けないように購入後、甲革・内革・中敷きすべてにデリケートクリームを塗り込みます。特に甲の屈曲部は他の部分の2倍のクリームを使い、充分に潤わせますな。ここまでしてからやっと足入れしなければ。でも履けば必ず皺が入るんですけどね。

 ところで、クリーム塗り込んでたらどんどん色が落ちるんですよ。布にべっとり茶色のワックスがくっつく。あれー?店舗で買ったこれまでの靴ではこんなことなかったぞ?出来てから間がないので色が革に定着仕切れてないのかな?あんまり擦ると変な色斑になるから毎週&グリグリ塗り込めないじゃねーか。今塗り込んでおかないといけないのに!とはいえやっぱり手入れしたいから少々の色斑は気にせず今日もクリーム掛けだな♪(馬鹿)

これは大発明かも?!

2019-08-08 18:33:53 | 日記
みなさん、暑いですね~。「災害級の暑さ」って何なの?昔は30度越えたら「うわぁ、日射病に注意せな!」って大騒ぎだったけど、もう最低気温が"熱帯夜"の25度以上は日本は温帯ではなく、亜熱帯気候ですなぁ。日中は作業したらアカン。シェスタを日本文化に!

 とはいえ日本は「日日月火木金金」の勉励努力の国。夏の甲子園がいくら暑くともドーム球場やナイターに移行しない限りシェスタはおあずけなんですねぇ。となるとこの「災害」に立ち向かいながら作業しなければならない。そこでこの武器です。名前も「空調服」。職人御用達の働く男の限定アイテムだった「空調服」。あまりにプロ仕様で、一般ピープルのワタシには縁が無いと思ってたけど、ホームセンターでも普通に扱ってるのね。それだけ暑さが「危険領域」に入ってきた証拠ではないのか。地球環境は一体どうなっていくのか!人類滅亡の日は来るのか!?そのとき我々はどうすれば良いのか!?

 閑話休題 

 この空調服、作業服にファンとバッテリを取り付けて風を常に吹き付けて熱気を取りさらい、熱中症を防ごうというもの。原理はありきたりだけど、実際に「形」にするのはなかなかありませんでした。だって日本は「勉励努力の国」で、根性で暑さくらい乗り越えないといけなかったんだもの。暑くても水を飲むのがNGだった頃から定期的に水分補給を義務づける高校野球の変化と同じように労働現場でも考え方は変化してますね。そう考えるとちょっとずつ社会は合理的になってきてるかな?

 実際にコイツを着て草刈りしたんだけど、確かに効果あり。疲労度が1/2は言い過ぎか、1/3位には軽減してる。汗かいて全身水浸しになってヘロヘロだった草刈作業が「あと2時間くらい作業できそう」ってくらいラクチン。ただしファンを停めるとものの2~3分で汗が噴き出し、疲れがドッと出てしまうんですが。
 
 しかしコレってスゴイ発明ですな。だった今までだったらシェスタするしかないくらい暑い時間帯に労働できるんだから!ワタシが買ったセットで1万7千円くらいだったけど、これで作業できたらモトが取れる!もしかしたらこれからの日本を変える大発明かもしれない。

 

革靴を購入するぞ 7

2019-08-03 21:04:56 | 靴・鞄・革製品
暑くて干からびそうなちょうです。みなさん、生きてますか?

 さて、昨年の3月に発注してから約1年半。ついに靴が完成しましたー!(パチパチパチ)
どおです?ワタシの趣味全開の靴は?金色の6アイレットがまず目を引きますな。外羽根スタイルと相まってクラッシックな雰囲気じゃない?しかしコバを極力削ってマッケイなのにセメント工法っぽい外見にしてもらったから、軽めなイメージ。ロングトウではないので、コバが削れていることもあり、ちょっと伸びやかさが減っちゃったかな?
 もっとノーズを丸く出来たら良かったんだけど、ラウンドトウにすると菅野さんのテクニックを持ってしても指のスペースが充分に取れないそうで、致し方なくスクエアトウっぽくなりました。しかしそのおかげで指周りは痛くない。というか、ビスポークの醍醐味なんですが、「ここが違和感ある。」「ちょっと左右で違うので修正して欲しい。」など、言いたい放題注文出せるから、出来上がったら不具合があるはずがない。履き慣らす必要無くフィットしてるのがイイですなー。

 さて、写真で見て分かるかどうか?なんですが、この靴、見かけより重いんですよ。革が厚いのか(でも生後3ヶ月までの仔牛の革なんで実にしなやか)ずしっとくる。初めて持ったときデザインが婦人靴っぽい軽さを求めたので、そのギャップに"おおっ?!"ってなりましたよ。耐久性がありそう。菅野さんの修行先がドイツのせいもあるのかな?中身詰まってる感が手作りのオーラを放ってますねぇ。

 ムラ染めの茶革がどんな風になじんでいくのか楽しみです。こりゃ磨き甲斐があるぜ♪

 さて、今回お伺いして工房にエプロンかけた男性がいるので「?」になったんですが、なんと!お弟子さんだそうな。しかも広島から引っ越ししてきて「弟子にしてくれ!」と頼み込んだんだそう。もしかしたら以前花田優一になりませんか?って書き込んでたのを読んでくれたのか?このブログが一人の男の人生を変えたのか?そんな訳ない?そりゃそうか(笑)しかし菅野さんは職人を貫きたいので、お弟子さんが作家をめざしだしたら辞めさせる方針だそう。ひゃー。そんなまじめな思いがずしりとした靴から伝わってくるようだ。

姫路クラフト展

2019-05-19 23:04:42 | 日記
ものすごい風に吹き飛ばされそうだったちょうです。しかし、出歩くぜ。

 さて、今日はヨメが楽しみにしていた姫路城北の広場で開催されていた姫路クラフト展に行ってきました。ヨメは近頃手芸や張り子の置物作りなどクラフトにはまってて、老後の趣味作りに余念が無いんですけど、このクラフト展にはそのヒントが詰まってるようです。

 たくさんの出展者がそれぞれのこだわりと趣味を惜しげも無く発信していました。そのエネルギーに少々アテられて、おなかいっぱい状態になったんですが、「もうけっこう、もう許して。」なワタシ達のハートを掴んだのがこちらの指輪を製作した山迫国光さんの作品群。この指輪、2重構造になってて模様を彫り込んだ部分がクルクル回せるんですぜ。なんでも指輪をしてたら手持ちぶさたの時になんとなくいじってしまうけど、指輪が自由に回せたらいいのになー、と感じたそうで、そこで出来たのがこれ。確かにスムーズに回せるので会議なんかの時に時間つぶしできそうだ。速攻ヨメとペアでご購入。3800円ほどのお手頃価格なのも良かった。でもどうやってこんなの作るんだろ?

 飾られてた作品を見るとむちゃくちゃ細かい木目込みや寄せ木細工、木材の染色などのテクニックを使っててそこらのプロとは違う完成度。うーん、と感心してたらこの方国家検定一級技能士、兵庫の名工だそうで。スキルの土台が違ってました。
 
 ロボットの作品なんかよさげでしたねぇ。またどこかでその作品に出会えたら衝動買いしてしまうかも、と感じましたよ。

50からのDIY

2019-05-06 14:49:29 | 日記
 10連休も今日で終わり。明日から仕事かぁ。こんだけ休んですっかりたるんじゃったから、明日も仕事にならず休みみたいになりそうなちょうです。

 さて、この連休中日曜大工仕事をしなければならないハメになり、電動工具を買ってしまったんです!
常日頃肉体労働系は野良仕事限定のワタシ。ついにDIYデビューですぜ!工具揃えてバリバリいくぜ!と言うわけで近くのホームセンターへ。いろんなメーカーの電動工具が並んでるけど、やはりこれからはコードレスでしょ。それも18v系でしょ。と物色。うーん、Hikokiにマキタにリョービか。やはり業界シェアNo1のマキタかな?でもDIY向けに18vがない。なんでも国内メーカーは本職向けとDIY向けとでラインナップを変えており、本職向けが18v、DIY向けが14.4vらしい。でも18vの小型軽量化が進んでいるので近い将来14.4vは自然消滅するはず。だから今から揃えるなら18vじゃないと後々面倒なことになる・・・と考えてるちょうさんはしつこく18v系を見てみたんです。

 しかしさすが本職向けは高い。インパクトドライバが3~5万もする。本体のみでも2万円近い。いくら将来性があるからって木ねじを数十本締め付けるくらいに3~5万とは・・・でも14.4vでお茶を濁すってのもなんかイヤ。18vのパワーは欲しいやんねぇ。

 そこで目を付けたのが"DIY"という分野を創始した老舗ブラックアンドデッカー。ホームセンターのプライベートブランドにも18vシリーズはあるけど、やはり資本力と伝統が違うから、将来も生き残ってるのはB&Dの方だろう。ということでマルチエボシリーズのベーシックモデルをご購入。

 ドリルドライバのチャック径が10mmまでとマキタ18v系の13mmより小さいとか、クラッチの調整幅が狭いとか、モーターがブラシ仕様で摩耗したらそれで終わりとか、いろいろ「家庭用」なんだけど出力は18vでやっぱり強力だし、ヘッドを取り替えるとサンダーやカットソーになるし、ベニア板や2cmまでの木材の加工なら十分。しかもマキタのDIYモデルより割安だ。マキタはそれぞれ専用の電動工具を揃えないといけないからなかなかの出費になる。

 なんだかんだと"マキタブルー"の電動工具を諦めてB&DでDIYしましたが、ワタシごときのレベルには十分でした!本体も値段の割に充分丈夫だ。6mm径の木ねじなら一発で締め上げられる。
 こりゃ先端工具や交換ヘッドを取り揃えていろいろ遊んでみなくては。とりあえずはスポンジやバフを買って洗車&ワックスがけしてみようかな?!

革靴を購入するぞ 6

2019-04-30 21:29:57 | 靴・鞄・革製品
平成最後の日に陛下の振り返りをTVで見ながら入力しているちょうです。昭和は遠くなりにけり・・・

 さて、28日に2回目の仮縫い(?)が出来たということでフィッティングに行きまして。また無駄話しまくりですた。

 仮縫いした靴は前回の不具合を修正していただいたので、さすがの履き心地。このフィット感こそビスポークの醍醐味です。それに外羽根式なのにマッケイ製法をあえて選び、しかもソールを薄くしてもらうことでより足にまとわりつく靴になるはず。革靴なのに"めざせ!地下足袋の履き心地!"なんですな。

 ワタシ、日本人の履き物の原風景は「草履」だろうと思ってるんです。いくらメディアがジョンロブがどうの、ア・テストーニがこうのとウンチク垂れても、どれだけメダリオンやウイングチップに凝ろうとも高温多湿で靴を脱いで家に上がるライフスタイルがある限り"一日中履きっぱなし"前提で完成したの西洋革靴がそのまま日本に定着するとは思えないんですねぇ。
 
 しかし革靴を履かない日本はもう考えられない。「日本式」の革靴に今こそ作り変えていきたいもんです。それが世界に輸出されて「靴の形式にこういうのもありだよね」って認められると良いなー。それが出来るのは大手の靴メーカーではなく、実際に履く顧客と直接話し合い、意見をぶつけ合えるビスポークなんじゃないですかねぇ。よりよい意見が出てくるためには職人さんと顧客とが遠慮せずに話が出来る雰囲気にならないといけない、楽しいアホみたいな話が弾むのが理想ですねー。

 菅野さんは外国で修行したり、大手メーカーで働いたりしてたので、「靴を作る」という同じ作業でも全然雰囲気が違うという比較の話が面白かったですなー。

 てなわけで、靴のフィッティングそのものは15分くらいで終わったのに、無駄話で1時間以上盛り上がりましたわ。おまけに履いてきてたリーガルまで磨いていただいて。

 こーゆー体験は町の商店なら良くあったのかもしれませんが、チェーン店や大型店が主流の現代ではビスポークという高額な料金を払うシステムでなければ味わえなくなってしまった贅沢なんですかねぇ。