バーテープ巻きで綺麗に見せるコツの最後は、巻き終わり箇所の末端処理方法です。ここだけでもプロ級の人が巻いたか素人仕事なのかがすぐに分かってしまう目立つ箇所なので、最後まで気を抜かずに丁寧に仕上げてください!
まず、ハンドルバー上部は斜めに巻いていくので、末端部分を垂直にするには、最後の部分を斜めにカットします。
この時、バーテープの余分な長い部分をカットしますが、末端はバーの下にくるようにして、その末端の中間くらいからハサミを入れ始め、バーの周長ぐらいの長さ(テープの伸び具合で多少前後)で斜めにカットすると、ちょうどバーと垂直になります。
なお、末端の位置がステムから左右同じ場所にくるように、予めバーに印を付けておくか、ワイヤを留めるテープなどを末端の位置として目印にしておくと、左右が均等になってより美しくなります。
さて、いよいよバーテープを留めますが、改めてバーテープの末端部分を少し引っ張って、その引っ張る方向にビニルテープで留めていきます。この際、バーテープの厚みがあるので、ビニルテープを引っ張るようにして巻くと、この厚みが写真のように綺麗に隠れていきます。その後、適当な幅で反対側も綺麗に平行になるよう巻いて、続けて3~4回重ね巻きします。なお、ビニルテープをハンドルバーにかかるまで一緒に巻いてしまうと、見栄えが悪いばかりか、剥がれやすくなるのでNGです。
ちなみに、バーテープに付属してくる末端止めのテープは、粘着力が弱く伸びないタイプが多いので、使用中すぐに剥がれてきてしまい、このテープだけで末端を留めることはお勧めできません。でも、もし、ロゴを強調させたいなどルックス重視で付属のテープを付けたい場合は、まずビニルテープで確実に留めて、その上から付属のテープをよく引っ張りながら巻き付けると、綺麗に貼ることができます。
なお、ビニルテープは、よく伸びるタイプで艶消しのものがロードバイクには相性がいいのですが、ホームセンターや百円ショップにあるものは厚手でべたつきやすいものが多いので不向きです。当店で使用しているものは、秋葉原の某電気部品店で見つけたものを、時々仕入れに行っています。(ご要望いただけたら実費にて販売します。)
以上で説明は終わりとなりますが、バーテープ巻きは、テープの材質やデザイン、ハンドルバーの形状などによっていろいろ工夫が必要となります。また、微妙な位置の調整のために少し巻き戻すこともしばしばで、綺麗に仕上げるためには、時にはプロでも左右で30分以上かかることもあります。それでも、自分でテープを巻いたマイバイクは一層愛着のあるものになると思いますので、皆さんも是非バーテープ巻きに今度挑戦してみてください!(バーテープを購入された際に、そのテープの特性を踏まえた巻き方をアドバイスいたします。)
その1: 巻き始めのエンド部分⇒ http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/7a2d1805821b57b624a64085f4d4209a
その2: 基本的な巻き方⇒ http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/7ebb09eea99922444bb921436a0942d3
その3: ブラケット部分⇒ http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/3747a35e77112a53b66a9308d8d23024
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