「ラ・マーモット」に最初に出場した2003年は、「グランドン峠」ではなく、すぐ隣に位置する「クロワ・ド・フェール峠」を通過したのですが、ここの下り坂は、小さなトンネルも多く、路面も荒れているため、確か翌04年からグランドン峠に変更になっています。
しかし、グランドン峠の下りも、視界はとてもいいのですが、道幅の割にスピードが出やすく、毎年、重傷者が出てしまうことから、今では、下りの区間は計測時間外となっています。それでも、サンチェス下りに憧れる人達(?)は、命知らずのスピードで下っていきます。。(危険なのでここでの写真撮影は控えました。)
特に、最近の軽量タイヤは、バーストした際の危険性を考えると、「ラ・マーモット」のような長くて急な下り坂もある山岳コースでは避けた方が絶対に無難です。自分は、今回、パンクしても空気の抜けが遅いチューブレスタイヤにして、さらにシーラント剤を入れて万全を期しました。
さて、グランドン峠を下りきると、今年のツール・ド・フランス第9ステージのゴール地点となった「サン・ジャン・ドゥ・モリエンヌ」の町に入ります。こうした小さな町では、沿道の人達の声援が励みになります。
ちなみに、ツールでは、反対側のマドレーヌ峠から下ってのゴールだったのですが、ラピエールに乗ったフランセーズ・デ・ジューのサンディ・カザール選手がこの通りで両手をあげながらゴールしました。
ここから、ガリビエ峠の入口に当たる町「サン・ミッシェル・ドゥ・モリエンヌ」までは、15キロほどゆるい登り基調の道となり、ここでは可能な限り脚を温存(回復)させることが重要で、決して集団の先頭に出ないよう、後ろの方で補給しながら走るのが完走の秘訣となります。
「サン・ミッシェル・ドゥ・モリエンヌ」では、給水ポイントが設けられていますが、明らかに水道管から直接引かれたミネラルたっぷり!の硬水の水道水。。摂りすぎはお腹にやさしくないことを十分承知しつつも、35度以上を超す猛暑の中、そんなことは言ってられませんでした。。。
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