処分。。いやな言葉ですね。
いま、アニマルシェルターでは”
安楽死”の問題で、あまりいいことを聞きません。
”
なんてひどいことをしてるんだろう。。”
”
動物達をレスキューして、処分だなんてありえない”
今働いてるところは、
No-Kill Shelterとはいいますが、じゃ、もし攻撃的な犬がきて、どうしてもアダプションに出れない犬はどうするの? 一生この狭い折の中で過ごさせるのか?
私はニンゲンのエゴで生かせるのは反対なんです。
攻撃的でどうしようもない場合は”
処分”すべきでは?
No-Kill Shelterでは、そういった犬を、狭い折の中で誰にも外に出してもらわれず、挙句の果てにストレスがたまり、自ら絶ってしまう犬もいます。
それはそれは悲しい死だとおもうのです。
そうなる前に、”
安楽死”をと。。
以前勤めていたシェルターは毎日のように、”
処分”の犬猫がいました。
処分するときにわたしは必ず、彼らに”
ありがとう。
あなたたちのお陰で、他の犬猫が救われるんだよ。”と。。
こういことを知らない人が、文句ばかりたれてるんですよね。
”
安楽死はひどすぎる!”
”
処分してるのに、援助金なんかあつめるな”
”
処分?あ~聞きたくないわ~~”
じゃ、いわせてもらいますが、あなたこの犬猫、引き取ってもらえますか?
一生面倒みてもらえますか?
No-Kill Shelterとはいいますが、結局そのシェルターでは処分せずに、どうしようもない犬たちがきたら、他の市がやってるアニマルシェルターに送り、そちらで処分をさせてます。これが現実なんです。
きれいごとばかりではやってられません。
それでも、1匹でも処分から救ってあげたい。。そういう思いから、わたしは特に年老いた動物、病気の動物を自らレスキューするようになりました。
今のシェルターも、なるべく年老いた動物はホスピスとして、一時預かりさんを探します。 後何日、何ヶ月生きれるかわからない命だけど、だれかいませんか?と。。
安楽死。。 血液の中にある液体をいれて、静かに心臓が止まっていきます。
日本のガスでの殺処分とはまったくわけが違います。
安楽死をさせてた私にとって、反対する人、そしてそれを怖がる人。 それは間違いだとはっきりいいたいです。
そして、すべて私たちニンゲンがこういった原因を作り出してるということ。
大量生産のように犬猫をブリードしてる、悪質ブリーダー。
流行で犬猫を買うおろかなニンゲン。
ペットショップ
オンライン ペットショップなどなど。
もし、あなたがアニマルシェルターでの安楽死、処分を反対するのであれば、こういった原因をなくしてください。お願いします。
そして、反対をしてる人へ、あなたはこの処分のリストの動物達を1匹でも助けたことがありますますか?
最後に安楽死から逃れ、幸せをつかんだ子たちの写真です。
これからも、そして、わたしは一生こういった子を助けて生きたいとおもいます。
ミコちゃんです。 飼い主自ら”処分を”とシェルターにつれて来られ、私の友達でもあるYさんが”STOP"をさせ、私の家に少しの間預かってましたね。
今はとってもいい家族がみつかりシアトルの方に引越ししました。
覚えてますか? バンビです。
この子はある公園に1匹ぽつーんと捨てられてたそうです。 シェルターにきて1週間、食べない飲まない動かない。 処分のリストに。。
私が仕事の休みの日にシェルターにひょっこり顔だしたら、バンビがいました。 この子もまた、いい家をみつけ、いまやセレブ?なみの生活を送ってます。
うちのトビーです。。
飼い主自ら、処分をしてくれと。。 Yさん。。私に問いかけました。。
”Gumiさん、この犬、どう思う? 今から処分なの。 どう思う?”
一言。。”うちで預かるよ” いい飼い主さんを見つけたけど、うちの家まで必死で逃げ出して帰って来ちゃったトビー。
ウニちゃん。。 高速道路で車にひかれてる所を救出。。地元のアニマルシェルターに届けたが、飼い主見つからず、”処分のリスト”
いまや、うちの家でセレブ?までいかないけど、のんびり暮しております。
去年、腎不全で亡くなったリリー
パピーミルで産むだけ産まされ、子犬7匹とともに、アニマルシェルターに引き取られ、小犬はすべて貰い手がつくが、ママのリリー。。腎不全で処分のリスト。
あれだけ悪い腎臓で、2年は生き延びてくれました。 ありがとう。
うちの姫。 狼が50%はいってるということで、処分のリスト。
狼の行動学をよく知ってる人のみ引き渡すということ。 いただきました。
うちの、ぼくちゃん クーです。。。
このひと、かなりひどい皮膚病で、クーがいたアニマルシェルターでは治療するのにお金がかかりすぎるという事で、”処分のリスト”
シャドー。。 腎不全、関節炎の治療ができないから、安楽死をと。。
飼い主から引き取って、2年、うちの家族を過ごしました。。大好きなシャドーの笑顔。。もう3年前に虹の橋を渡りましたね。。
グルーメット。。 この子もまた1年半の下痢が止まらず安楽死をと。。
私が治してみせると。。 もちろん、少し便は柔らかいものの、下痢は止まりました。
今は虹の橋へ。。
ソックスじーさん。。
いい性格のジーさん。。 元の飼い主自らもちこみ”安楽死”をと。。
腎不全だったものの、3年弱?私たちと過ごしてくれました。 虹の橋組、5年生ですか??
テキサス。。この子もまた飼い主さんの放棄で安楽死をさせられるところでしたね。。
盲目の猫でした。
アニマルシェルターの安楽死。。あなたはどう思いますか?
今日もお付き合いありがとうございました。
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