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犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

アニマルシェルター便り ”Thank you"

2013年01月24日 | アニマルシェルターのこと
今回のアニマルシェルター便りはかなり、うれしいNewsです!

実は私が気にかけてたわんこ。。フィネックスちゃん。。
小犬のときに貰われて、なんと1年後にシェルターに戻された。。。

他の犬にとても凶暴で手に負えないという理由。

フィニー(フィニックスのニックネーム)を外に連れ出したとき、かなり厳しいとわたしも感じ、このままじゃ、このシェルターでも処分のリストにはいるだろうなぁとすぐにおもいました。 それから2ヶ月、3ヶ月。。フィニーはアダプションには出されないから、ずっと狭い折の中。。外に出すのも一苦労だから、ほとんどの人がフィニーを外に連れ出してもくれない。。

5ヶ月目、あまりにもフィニーの体が痩せてきてる。。 ストレス。。痩せてきてるのでごはんは多めにあげてるけどそれでも痩せこけてきてる。
そして、2週間前に、血をはいた。。

血液検査をしても異常なし。。 フィニーはシェルターでの5ヶ月間、この狭い折の中での生活がかなりのストレスなのだ。

そして、昨夜とうとう、安楽死の決断がでた。。 私はもう少し早く決断しれくれればとおもったのだか、今のシェルターはなんせNo Kill Shelterなので、なるべくなら生かせておき、一時預かりをみつけようと何度もメールをみんなに出していたが返事はなし。 フィニーは他の犬とはあわないのだから。。うちの家もぜったいに無理、そして、私もこの大型犬が猫を殺すのも知ってるし、うちのクーとも性格がぜったいに合わないのもすぐにわかる。 いくら私がチャレンジ精神豊富でも、こればっかりは体力がない。。

何度も、チャレンジしようかどうしようかとおもったのだが。。

昨夜呼び出され、”覚悟をきめておいてね。。あなたの友達は明日、処分になるから”

シェルターで働いてる人はみんな、私が一番フィニーのことをかわいがってるのを知っているから。。

そして、処分の日。。私は獣医にお願いをした。 ”フィニーのそばにいさせてください。 あの子はわたしを一番信用してるから。”

”でも、あなた大丈夫なの?”

”先生、私、前のシェルターでは処分ばかりしてたんですよ。 泣くけど、私、強いから。 安楽死はなれないけど、動物ってすぐに生まれ変われるから。。フィニーはいつかいい犬になって戻ってくるから。。そう信じてます。”

涙でこれ以上話はできなかった。。

その後、フィニーとジョギングに出かけた。 いつとなくおとなしいフィニー。 
きっと彼女はもう、わかってるんだ。。処分のことを。。


ジョギングから帰ってきたら、シェルターのマネージャーに呼び出された。

”あるレスキューグループの人が今日1時ぐらいに来るんだ。 フィニックスを連れ出してきてくれるかい? Last Hopeだ。。無理だとは思うけど。”

午後1時。。 レスキューグループの人がきフィニーを連れて2時間ばかりいろいろと話をした。

”う~ん、かなり厳しいなぁ。。 でも、Gumiにはすごいなついてるわね。。 ってことは、他の人でも大丈夫。 人には攻撃的ではないんでしょ?
犬だけか。。” そういって彼女はフィニーをなんども自分の手で歩かせ、様子をみてた。

”厳しいけど、これぐらいならトレーニングでなおせるわね。 後は。。犬がいない人か。。 フィニーは大型犬だから、手がかかるんだよね。。明日処分だっけ?
う~ん。。どうかな。。もう一度他の犬を連れてきて。。一緒に歩かせてみよう。。”

何度も何度も彼女はフィニーを連れて歩いた。。


”土曜日。土曜日にフィニーを連れて帰るわ。 だから、土曜日までフィニーをここでおいておいて。”

おもわず、耳を疑った。。”いまなんと?” 

”私の旦那はドッグトレーナーなの。 主人と話をして、とりあえず連れて帰るわ。”


フィニーは処分から免れたの? フィニーはもう、このシェルターにいなくてもいい? これから、少し時間はかかるけど訓練してくるの?

泣いてしまってようやく言えた”Thank You"  


その後、もう一人フィニーのことを気にかけてたベテラン ボランティアのおばさんのJさん。

今日午後から来てるのを知ってから、すぐに報告をしにはしっていった。。


”Jさん、Jさん、フィニーがね。。”というまえに涙でなにも言えなくなり、”Jさんは、どうしたの? フィニーがどうしたの?もしかして、処分とか?”

”違う、違う! 他のレスキューグループに貰われるわ!!!”  

二人でジャンプして抱き合い、”私たちのパワーよ。 愛の力よ!”


サンフランシスコにあるロケットドッグ レスキュー

ここでは、シェルターでどうしようもない犬たちをレスキューして、時間をかけて里親を探してくれるという。。

大きなアニマルシェルターではここまで時間をかけれない。でもこうして個人でやってるレスキューグループは大きなことはできないけど、こうして1匹ずつなんとか救ってくれる。 




フィニー。。もう、会えなくなるけど私はほんとうにうれしくおもう。 さみしいけど、もうあなたの心配はしなくていいもん。 絶対にトレーニングしたらなおるよ!
まだ、若いし。 フィニー、がんばってね!  


そして、最後にロケットドッグ レスキューのみなさまへ。。

本当にありがとう。 もちろん、これから、支援させていただきます!



問題児のフィニー    

こうしてみると、かわいいでしょ?  




今日もお付き合いありがとうございました。



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