犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

ワインカントリーの過ごし方 ”ご近所付き合い”

2012年05月31日 | ワインカントリーに住んでること
ここのところ、寒くなったり暑くなったりのGumi地方。。今年の花粉症がかなり辛い。。たいがい薬を飲まずにすむんだけれど、今年はひどいってもんじゃなく、朝から鼻水がたら~って目が覚めて、起きたらくしゃみの連続。。(T_T)

さすがの私も、薬なしでは今年は生きていけませんっ!

と、くしゃみをしつつ、仕事にもどって以来、隣のばーちゃんのところに遊びにいってないので、電話してみた。

”ばーちゃん、Gumiだよ。 元気? くしゅんっ!”

”あら、風邪でもひいたの?”

”ううん、花粉症。。”

”そういえば、あなたお誕生日だったわね。何ほしいの?”

”ばーちゃん、パイナップルのケーキ焼いてよ。 あれ食べたい!!”

”じゃ、一緒につくりましょう”



ばーちゃんとは私が引越ししてきて以来のお付き合い。ばーちゃんには、去年までアリーという大きな雑種のわんちゃんがいました。。それで、私が毎日、そのわんちゃんに点滴をしてたんです。
病院にいったら、お金取られるし、アリーも15歳だから車に乗るのも辛いでしょう。。ってことで、私が世話をしてました。お隣だしね。

12年前に旦那さんを亡くし、15年前に一人の息子さんを癌で亡くし、去年、最愛のワンちゃんを亡くして、ばーちゃんは一人になってしまってんで、なるべく、わたしも遊びに行くようにしてます。

いつも、ばーちゃんの家に遊びにいくと、うれしそうにしてくれるばーちゃんの顔が好き。
今年で86歳。。まだまだ、がんばって生きてねといつもばーちゃんに言ってる私。。


ばーちゃんの家にいくときは、必ずリリーちゃんを連れて行きます。 リリーちゃんはばーちゃんのお気に入りだから!

                       




さてさて、ばーちゃん、なにやら、バターをトレイに入れて、オーブンにつっこんでますよ。。 

                       



バターが溶ける間に、パイナップルの缶をあけて。。  

リリーちゃんは、伸びて。。    


黒砂糖を取り出して。。    


先ほどのバターのトレイに。。  



ママなに、つくってるでしゅか?  

今回はバンビもお邪魔させていただきましたよ~



その上に、パイナップルをひきつめて。。。 


チェリーをパイナップルの上に。。 

ケーキの生地は、これ!  

このジャンクがおいしいのよ!とさすが、アメリカンなばーちゃんだぜぃ!



たまごと、先ほどのパイナップルの缶のジュースをいれて。。。 

すげ~ばーちゃん、ちょ~アンティークなかき混ぜ器!!  



                        



まぜたら、先ほどのトレイにいれる。。  

あ~~ ばーちゃん、ちょ、ちょっとなめる!!  とわたくし、指で生地をなめてみた。。

う、うまい。。ぐふふふ    出来上がりが楽しみだ!!




1時間後。。   

うまそう!!! うまそう!! と私、子どものように飛び跳ねた。。  へへへ


                       

とんとことん。。。とばーちゃんが底をたたいて。。。


                       


出来上がりなのだ~~




ちょっとばーちゃんの若い頃の写真を披露させてください。。。

一番右が、ばーちゃん。  サンフランシスコで生まれ育った数少ない、サンフランシスカン!

真ん中の人はばーちゃんのお父さん。 サンフランシスコで、スーパーマーケットを経営してたんだって!


                    

左がばーちゃんで横にいるのは、旦那さん。。 なかなかの美男美女のカップルですよね。。

ばーちゃんがいつもいってた。。 旦那さん、ものすごいモテモテだったらしいから、若い頃は大変だったわよ~って!

そして、これがばーちゃんのわんこ。 この大きさで16歳まで生きました!!  ばーちゃんが一生懸命、面倒をみたから、アリーちゃんはこの年まで生きれたのでしょう。。


                     

仕事前にアリーちゃんの点滴をすませにいく、私。。


アリーちゃんに、私の帽子をかぶせてみたり。。  



アリーちゃんの若い頃。。  





ばーちゃん、いつまでも長生きしてください。。





今日もお付き合いありがとうございました。



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アニマルシェルター便り

2012年05月25日 | アニマルシェルターのこと
早くも仕事にもどって、3週間。。毎日毎日アニマルシェルターは捨てられてく動物たちで大忙し。。

サバの死後、癒してくれたのが、このお馬さん。。 

馬ってこんなに人懐っこい?ってぐらい犬のみたいに私の後ろをついて回るんです。 いつも泣きたいときはシェルターにある馬小屋にいって泣きはらしてました。 
すでに、貰われてしまってうれしいやら、かなしいやら。。いつか、こんな馬飼いたいなぁ。。

お馬さんに、バンビをみせてみました。。  

んでもって、このうさちゃん。。  これまた、人懐こいうさちゃんなのであります。。
                       
                       


びびりのわんちゃんたち。。。    

ここまでびびりだときっと人にはもらえない。。 次の日に仕事にいったら、いなかったのですでに処分されたのでしょう。。 



ちょっとうちのエビに似た子猫。。

人がくると、自分の好きなぬいぐるみをもっておしりふりふりの小犬。。 シェルター一番の人気でした。 

1日で貰われましたね。 


私がかなり気にかけてたわんこ。。 他の人にも、他の犬にも攻撃的といいうことで、処分が決まった。。
サバの死直後だったけど、この子は私の腕の中で眠らせたいという私の希望を聞いてくれた同僚。
私がわんこにおやつをあげてたときに、安楽死の注射を血液の中に流す。。 それはそれは、幸せに私の腕の中で安らかに眠ってくれました。      




やっぱり、自分の猫と似てる猫をシェルターにいると、写真を撮ってしまう自分がいる。。 
                        

サバ似の猫が二匹もいたぁ~~



野良犬。。。   めちゃくちゃ、かわいい性格のピット君。 ちょい恥かしがりやなところが、またかわいい!!!

                           そんなにみないでください。。

次の日には飼い主さんが現れたみたいです! よかった。。



そして、手術をおえて、後はアダプションを待つばかりの子猫ちゃん。。 
めちゃくちゃ、リラックスして寝ておりました。。    




この子も野良犬。。 ハスキーミックスですね。。   ちゃんと2日後には飼い主さんが引き取りに来ましたね。


え? また来たの? あんたたち??  

ちょっと前にも野良犬で来てました。。 それも、泥んこになって。。

今回は、飼い主さん、1週間以上引き取りに来てないの!! どういうこと??  

もう、あんたち、こどは何したのよ? なんで自分の敷地内で遊ばないの!!  




アダプションの小犬ちゃん。。  



ちょっと恥かしいがり屋さんだったけど、引き取り手がつきました!! なかなかいいご家族の方で、よかったです!

                         


最後は、本当のバンビ!!!  小鹿です。。 道路にいたという。。 
アニマルオフィサーに連絡をとり、すぐにワイルドケアのほうに移動をお願いしました。 

う~ん、こういった野生動物を下手にレスキューするのは、はっきりいってよくないのです。 もしかして、親鹿がもどってくる可能性大!  できればほっておいてほしいとワイルドケアの方が言ってましたね。。 
2日しても、同じ場所にいるのであれば、レスキューしたほうがいいとのこと。。
かわいそうとは思いますが、これもまた、野生の世界。。






今日もお付き合いありがとうございました。




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猫のサバ、突然死。。

2012年05月17日 | 猫のこと
突然、何が起こったか私にはいまだにわからない。。
何がどうして、どうなったか。。
調べても調べても、結果がでてこない。。

5月14日午後6時   猫のサバ、11歳、虹の橋を渡る。。








11年前、当時飼ってた、猫のイクラに相棒をと思い、ハマチとなずけたメス猫を飼い始めたが、1ヶ月もしないうちに、ハマチは行方不明。。 何ヶ月も探しまわったが、いなかった。。きれいなスノーシューの猫だけに、きっと誰かに盗まれたのかもしれない。。その後、新聞の広告で、”子猫の一時預かり募集” というのをみて、私はすぐにアニマルシェルターに電話をしてみた。

まだ生後1週間足らずの子猫。。 ボトルで2時間から3時間おきにミルクを飲ませないといけないという。 それをする人がなかなかいないので、困ってるということだったので、私が引き受けた。

小学生のときから、母親とともに、何十匹の子猫にミルクを飲ませてきた私。1匹ぐらいどうってことはない。

そして、すぐにシェルターへいって、子猫を預かった。 グレイの猫。ようやく目が開いたぐらい。。
4週間後には、自分で食べれるようになると、他の預かり先へ。 8週間したら、手術をして、アダプションにだされるということ。

4週間、私は寝るのを惜しみながら、ミルクをせっせとやった。。 横でイクラはじ~とみてた。


そして、4週間と少したってから、その子猫をシェルターに戻しにいった。 なんとなく、気にいったので、念のため番号を控えておいた。

それから何週間かしてから、友達が子猫をさがしてるというので、アニマルシェルターに見に行った。
子猫がわんさか遊んでるなか、隅っこのほうで、怖がってるグレイの猫がいて、なんとなく私が預かった猫に似てたので、番号を確認した。

やっぱりそうだ。。 あの猫だ。。  フロントデスクにいき、あの猫を見たいというと、中に入らしてもらい、そのグレイの猫を抱き抱えたら、にゃ~といったら、指をしゃぶしゃぶとはじめた。。

あのときの子猫。。 大きくなったね。。 覚えてる? 私のこと?
そういってそのまま私は、このグレイの猫をアダプトすることにした。


2001年7月13日。 サバをアダプトする。 

約3ヶ月の子猫のサバ。 2005年まで何一つ大きな病気もしないですくすく育ってくれた。
2005年、そう、犬のカイを引き取ったので、それが猫たちはとてもストレスだったのだ。。それで、サバがおしっこができなくなりすぐに、緊急病院へ。

そして、去年の5月に膵臓に炎症がみられたので、抗生物質をとったら2日後には元気になっていた。

 2012年5月10日。 サバがまたご飯を食べなくなった。。  

どうした? サバ。。 具合わるいんか?  サバはぼ~としてた様子で、私はまた膵臓が炎症をおこしたとおもい、膵臓にいいというハーブを飲ませた。

2日後の12日、少しご飯を食べた。  それにしても、おかしいなぁ。。後1日様子をみて、病院に行こう。


次の日仕事から帰ってくると、サバは少し具合がよくなったのかして、歩いてた。。

サバ、ちょっとは具合がよくなったんか? というと、にゃ~と少しは答えてくれた。


14日の早朝、サバの息使いが荒い。。 すぐに地元の病院に電話をしたら、見てくれるというので走った。

この息の荒いの、いつから?  とドクター。 今朝です。 ストレスですか? 

違う。 肺に異常が見られるわ。 すぐ、レントゲンをとって、酸素セラピーをするから。

肺の周りに膿があるという。。それをすぐに取り出さなければいけない。

2時間後にもどってきてもらっていいかしら? まだ、もう少し酸素セラピーをしないといけないから。。

と、ドクター。。 あの、家に帰る前に、サバに会っていっていいですか? 


サバの顔全体に大きなマスクで酸素を吸わされていたけど、私が名前を呼ぶとごろごろとしてくれた。

サバ、すぐママまた迎えにくるからね。。 がんばりや。。


2時間後すぐに病院に行き、サバを引き取りそのまま、私は仕事に行った。 もちろん、サバも一緒に連れて行った。
上司にはすでに、伝えておいたので、サバ用にひとつ、折を開けておいてくれた。


午後5時ごろ、様態がおもわしくない。。 たまたまシェルターのドクターがそばを通りかかり、みてくれた。

Gumi,あんまりよくないなぁ。。 もう一度肺の水をとってみてあげるよ。 シェルターのアニマルだけでも忙しいのに、大丈夫ですか?  私はいつも忙しいのよ。 といって、クリニックにもどり、道具をもそろえてきてくれた。
Gumi,ごめんね。 緊急病院じゃないから、いい道具がないけど。。といいながら、肺に針をさし、水をぬいてくれた。

Gumi,いつ水ぬいた?  今朝早くです。 7時から9時の間ぐらい。。   どれぐらい? 
それははっきりわかりません。。 う~んとドクター。。 水の色が赤黒くものすごい、臭いがした。。

もしかして、肺がんかもよ。。 そうか、肺がものすごい炎症をおこしてる。


なに? 肺がん?? そんなことありえないし。。

これ、研究所におくった?  はい、今朝いったドクターが血液検査とともに送ってるはずです


ドクターが難しい顔をして、 Gumi,覚悟を決めておいたほうがいいわよ。。


え? 覚悟って。。サバが?  え? なんで?  仕事中ということで、涙をみせれない。
ぐっとこらえた。   


何かあれば、すぐに呼びなさいね。 私はクリニックのオフィスにいるから。 わかった?

肩をぽんととドクターにたたかれて、ようやく言えた一言。。 ありがとうございます。


目の前が真っ黒になった。  なんで。。なんでサバが。。 健康優良児っていつも言われてたのに?
癌にならないように、ワクチンもしなかったし、フードも他の猫よりかはいい物を与えてたし。 

なんで? 


私の頭の中は疑問だらけ。。

その夜、予想もしないほどシェルターはあわただしかった。。  


6時前、サバの様子に異変が起きた。。  サバ、サバ。。  すぐに主人にテキストをしたら、折り返し電話がかかってきた。。


どうした? サバがどうした?  

眠らさなきゃいけないの。。 これ以上サバに痛みを我慢させるのは無理。。 もう、痛み止めも効かない。。


もう1日待ってくれ。。ぜめてもう1日待ってくれ。。 サバの最後に会えないなんて。。 


主人は仕事中だったので、シェルターにはこれない。。


サバ、サバ、パパだよ。。パパの声聞こえる?  パパにお別れいわなきゃね。。 

疲れた様子のサバだった。。  


すぐにクリニックのほうに走りドクターを呼んだ。。


ドクター、サバの様子が。。 きっともうだめだと思う。 だめだと思う。。

ドクターはすぐに、来てくれた。。  


Gumi,もう、サバを自由にさせてあげなさい。 もう、痛み止めも効かないし、これ以上生かせておくのは人間のエゴよ。。

そうですよね。 エゴですよね。。  わかりました。。サバを逝かせます。。



5月14日 午後6時。。 安楽死の液体をサバの体の中に流した。。  サバは1分もしないうちに、息を引き取った。  


ドクターが、Gumi,泣いていいんだよ。 泣きたいんでしょ? 泣いていいから。。 


そういわれた瞬間、私は声を上げて泣いた。  サバを抱きしめて泣いた。。



上司が来てくれて、”帰りなさい” と言われたが、私は、”いえ、今日は最後まで働きます。大丈夫ではないけど、働かせてください”

サバをケージの中にいれて、私は最後まで仕事をした。 途中、同僚のYさんが、来てくれて仕事を手伝ってくれた。

仕事を終え、サバを連れて帰った。 

その夜、冷たくなったサバをずっと抱きかかえ11年間を振り返ってた。。 

アメリカにきて、一番辛い時期を一緒に過ごして来たサバ。 何度も何度も引越しをしても、ついてきてくれたサバ。
サバがいたから、今の私がいる。 イクラを亡くしたときも、サバがいたからがんばれた。

サバは、30歳まで生きるよね~ といつも私はサバに問いかけてた。。
サバは、もちろん! ママの老後も面倒みるで! と言わんばかりににゃ~といつも顔をなめてくれた。


こうして、ブログをはじめると、サバは私の膝の上に乗り、自分の前足を私のタイプしてる腕に乗せ、じ~とブログを読んでるように、PCの画面を眺めてた。 

そんなサバはもういない。 なぜこんなに突然にもサバが逝ってしまったんだろう。。 

神様教えてください。 なぜ、サバがこんなにも早く逝ってしまったことを。。。



元気だったころのサバの写真です。。   


いつもブログをはじめると、こうして邪魔をされました。。  


                       




                        





                        





暑い日は。。  ダイニングテーブルの上で。。  





気持のいい季節はデッキの上でも。。 




暖かい場所を一番しってましたね。。  




ママが顔を洗おうとすると。。。 


クーがきても。。        

  


パパと犬たちと。。      




そして、一番の相棒、エビといつも一緒だったね。。 


                    




                    




                   




                   

エビは知ってたのかな。。あなたのこと。。あなたが旅立つことを。。。








今日もお付き合いありがとうございました。。少しブログをお休みするかとは思いますが、今後ともよろしくお願いします。
いつも応援ありがとうございます。




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子猫物語 2012年春

2012年05月11日 | 猫のこと
今年もやってまいりました。。子猫のシーズン。。

シェルターにはもう、何十匹と言う子猫がやってきます。 ほとんどがまだ目も開いてない子猫ばかりで、ミルクを3時間おきに与えないといけません。

でも、それをできる人がなかなかいないので、即処分になることも。。

なるべく私は処分したくないので、自ら面倒をみるといって連れて帰ってきます。

今年はすでに9匹の子猫を面倒みて、自分でご飯を食べれるようになれば、シェルターに返します。
今いるのは、まだ生後2週間ぐらいの子猫1匹のみ。

名前をメイちゃんとなずけました。    

相変わらず、犬のクーがお手伝い。         



とってもかわいいメイちゃんです。  




メイちゃんの大冒険!  動画でどうぞ~

















今日もお付き合いありがとうございました。



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アニマルシェルター便り ”Dear Mama"

2012年05月09日 | アニマルシェルターのこと
今月からとうとう、子猫のシーズンに入ってしまい、残業は当たり前。 夜な夜なシェルターには何十匹と言う子猫が持ち運ばれます。 ほとんどの子猫はまだ生後1週間ってところでしょうか。  3時間おきのミルクをあげれる人が少ないため、ほとんどの子猫が即処分になります。 







私の働いてるアニマルシェルターはオープンシェルターといって、何処の動物でも引き受けるというポリシーなので、いろいろなところから、いろいろな動物が運ばれてきたり、捨てられたりします。


今日のアニマルシェルターは悲しいお話から。。

子猫のシーズンでバタバタしてる中、いろいろとドラマがあった2週間です。

臨月のピットブルが、シェルターの従業員の車につながれて、それを知らすに彼女は車を発車。 どれぐらい走ったのかは聞いてないけど、後ろに何か面影が。。 車を止めてみたら臨月のピットブル。 あわてて彼女は犬を車に乗せ、シェルターに引き返したそうです。      

その夜働いてた、同僚のYさんからのメールで、次の日にピットママを見にシェルターへいったところ、Yさんが” Gumiさん、このStrayの5日間で子どもを生まれるようにレイキを送ってあげてくれませんか?”


私がなんで?って聞くと、”この5日間の間に、子どもを産んだらもしかしたら、処分されないかもしれないの。でも、この5日間で生まれなければ、母子ともに処分される可能性が。。”

何度も何度もレイキをしましたが、なかなかでてこない。。 私が働いてる日に、ボスが”今夜、母子共に処分が決まったから、忘れずに処分して帰りなさい。” そう、ボスが言い残し、私は唖然とし、すぐさまYさんに連絡をした。

他の同僚が、” Gumi,もしかしたら、処分されないかも”

一度帰宅した、ボスがもどってきて、ピットママを外に出している。。

そして、Yさんが来てボスと話しをしてたところ、ボスは”とりあえず、今日処分はしないから。”

”ありがとう。 ありがとう。” それだけ言った私の顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。。


”ママ、よかったね。 生きれるよ。 良かったね。”そういって私はママを抱きしめた。。 お腹の子供たちが動いてるのがすごくわかる。。    


”ママ、早く生まれるといいなぁ。。” 


次の日の夜、私がもっとも尊敬する上司の一人サムさんが、仕事を終えてシェルターに残るという。

ピットママが今夜きっと子どもを産むだろうから、それを手伝うわ。。

さすが、サムさんだ。 彼女もピットブルを飼ってるだけに、ピットブルのことは詳しい。

何度か夜テキストをしたら、”まだ産まれない”

そして、次の朝早く、私がシェルターを開けにいっても、まだだった。。
朝9時半近く。。 

”生まれたよ!” とサムさんからテキストが来た。 すぐにケージのところから除いた。。


    
5匹は確実。。 まだ生まれると思うとサムさん。。

3時間後にまた5匹、合計10匹。  


現実、ピットいうだけで、貰われない。 ボスがきて、6匹はすぐに処分しないといけないことに。。

サムさんが、”Gumi,いまのうちにママを外に出してくれない? 4匹だけ残さないといけないの” 


ママだけを外に出して、もどっていく。。 4匹だけ残されたママは探してる様子。。


”ママ、ごめん”    




サムさん、自ら小犬を処分するといので、私が立ち会った。。 

サムさんは1匹ずつにキスをして、お別れを告げ注射針をお腹に刺していった。。



4匹とママは生き延びれた。。


でも、シェルターの大半が”大反対”


なぜ、ピットを処分しなかった。。 私のボスはかなりたたかれた。。

ボスは自ら4匹の子どもとママを自分の家につれて帰り、小犬が大きくなるまであずかることにした。。



そして、今日、事件が起こった。。

私のボスのパートナー、犬の行動学者でもある人をピットママが襲った。 

どういう状況だったのかはまだ聞いていない。


ただ、Yさんからのメールで、”ピットママと子ども4匹を処分”とだけ伝えられた。


ママとシェルターで過ごしたほんの、数週間。。 ママと笑ったり走ったりした楽しい日々が頭の中をよぎる。。

一番辛いのは、ボスと、サムさんだろう。。ここまでがんばってきた二人。 他の部署からのたたかれた挙句この事件。。

24時間以上もつきっきりで、お産のお手伝いをしたサムさん。。10匹の中から4匹だけを選んで自ら処分をしたサムさん。。

産後の面倒を見続けたわたしのボス。  どうにかして、ピットママを助けようと今日の今日までがんばってきたボス。

そして、ママをずっと気にかけてた、同僚のYさんと私。。 


 






Dear Mama,


ママ、忘れないで。。 私たちが愛してたこと・・
ママ、忘れないで。。 一緒に過ごした数週間。。

ママ、あなたは最高にいいママだった。  最後まで最後まで子どもを守り続けたよね。


いつか笑顔で会いたい。  いつか、また一緒に走ろう。 いつまでもいつまでも。。


虹の橋へ届け、Happy Mother's Day!  

Love,




                     





今日もお付き合いありがとうございました。。


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