犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

獣医が書いた”老犬”の本

2010年12月28日 | 犬のこと
今年のクリスマスプレゼントの中に、”Good Old Dog”という本をいただきました。

タイトルどうり、老犬のことなんですけど、もっと老後はどうするべきかとか、介護の仕方などが書いてると思いきや、まったくそのようなことは書いておらず、ちょっと、読んでみてがっかりした本でした。


この本の著者は、日本でも有名な犬の行動学者、ニコラス ドットマン。

彼が今まで書いた、犬猫の行動学に関する本はほんとうにすばらしいとは思いましたが、この本に関しては彼はまったく、老犬を飼ったことがない、もしくは、介護をしたことがないとおもいました。


共同著者には、アメリカの獣医もいるのですが、彼らもまた本来、老犬に必要なことっていうのが、あくまでも”医療”と書かれてます。

彼らは獣医なので、お薬や病気のことなどは、とても詳しく書かれてます。

たとえば、老犬になると、こういう病気やあ~いう病気になりやすいから気をつけましょうとか。。

ひとつひとつ、病気の説明なども、わかりやすくかかれるのですが、日本の老犬の介護のような本は、アメリカでは見つけたことがありません。


とくに、こちらの獣医たちは、”介護”とか”ホスピス”ということを避けてるようにもおもいます。

もう、治らない、じゃ、”安楽死”という選択がかなりおおいように思います。

日本人のように”忍耐力”というのはアメリカ人にはないんでしょうね。。


アメリカの獣医学は、日本より、はるかに進んでいるとおもいますが、その半面、”介護”や”ホスピス”に関しては、日本よりかは遅れてるのかもしれません。


老犬専用のグッズにしても、日本のカタログのほうが豊富だし。。


2年前のクリスマスパーティーの会場で、シャドーを見たアメリカ人は、”なんで歩けないのに生かせてるの?””寝たきりなのに、なんで生かせてるの”という質問に私は驚きました。 ”生きてる価値はない”ということ言われたことがあります。


寝たきりでも、シャドーはいつも微笑んでくれてました。 歩けなくとも、ボール遊びもできました。

生きる価値? シャドーは寝たきりでもまだ、生きたいとおもったから、私は介護をしたのです。 それでも、まだ生きたいって。。


このように、アメリカ人は歩けなくなったら安楽死というようなことが、当たり前なんでしょうね。

せっかくいただいた本にケチをつけたくありませんが、こうしたアメリカの獣医が書く、”老犬の本”っていつ読んでも、同じ病気のことばかり。。

後、特徴として必ず、生肉食の批判が書かれてます。 笑










シャドーの言葉。。。

2010年12月26日 | 犬のこと
アニマルレスキューのお仕事をするにあたり、”自然になるようになれ”の方法でのアプローチが一番いいんだよね。。
特に何かを無理をしようとしないで、命の美しさ、尊さを感謝できれば、そでいいんだよね。。


レスキューをされた動物たちにしてみれば、どんな短い間でもいいから、命と言うものを大切にしてもらえたこと、それぞれひとつ、ひとつの命の美しいものとして、尊敬してもらえたことは、それだけでもものすごい、ヒーリングをお手伝いしたことになるの。

動物は動物のユニークな考え方、存在の仕方はあるけど、ひとつの命としては人間まったく変わりないわけ。 命は命だよね。


だから、それを理解してる人と出会えることは、短い期間でもそれは永遠と同じことなの。 それで得られたヒーリングは永遠に生き残っていくものなの。

動物は死ぬことを恐れないよ。 私たちはスピリットとなって生き続けて、またある時期が来たら、生まれ変わることはわかってるの。

だからこそ、動物は”Now”という時を一生懸命暮してるの。次の日に亡くなっても後悔すると言う生き方はしないの。


Gumiママに、よ~くわかってほしいことは、まずひとつ、動物にとって、死ぬことは恐れないしBig Issueではないということ。
1日でも生き生きと愛されて暮せるほうが大事なの。

次に、人間でも動物でも、”Any given time, you are doing your best" と言うことを信じてほしいね。

後でああもできた、こうすべきだったと思うかもしれないけど、そのとき、時の時点ではだれもその人のベストをつくしてるの。

だから、Gumiママには常に、Moment to moment、自分のベストを尽くしてるんだと信じてほしいの。
後で別の方法ができただろうと思ったら、次にそれを取り入れればいい。 そうやって習っていけばいい。


Gumiママにレスキューされた動物たちはみな、Gumiママに感謝の気持でいっぱいだよ。

Gumiママから、真の愛を経験できたことは、それが短い期間にしろ、永遠の癒しになるの。ひとつのヒーリングはその命を永遠に影響するの。

新しく生まれ変わったときにでも、その命にあげたヒーリングは次の人生へと続いていくの。だから、命を1回だけ助けるんではないよ。

その命が、何回と生まれ変わるたびに、Gumiママからいただいた愛のヒーリングは続いってるの。


命は死なないよ! 愛は死なないよ! ヒーリングはその命の中で生き続けるよ。

Gumiママが1匹の動物を助けることで、ヒーリングの輪は限りなく広がっていってるんだよ。

たった1日だけでも、愛を注いであげれたら、それで十分なの。 愛、ヒーリングには時間とか距離などは関係ないよね。

人間にとって、1日の時間帯でも、それは永遠に広がっていく。。

Gumiママのできる範囲でしていれば、それで十分なの。 そこを頭に入れておいてほしいの。

Gumiママはこれからもレスキューをしないではいられない性格だと思うよ。


でも楽なことではないよね。 いつもいつも死とめんしていくんだよね。だからこそ、死を死とおもわないでほしいの。

死と新しい人生の始まりは同時なんだよね。そして、命の最期にすばらしい愛のヒーリングをあげられるのは、次の人生への、ものすごいプレゼントなの。すばらしいものをもって、スタートできるわけ。

Gumiママのレスキューする動物、それぞれに愛をもって世話をしてあげて、その愛が次の種となって育っていく。

だから、時間は関係ないの。 ある命が長く、いきれたか、短い期間だったかはまったく関係ないの。


どれほど、Fullに生きれたかの方が、どんなにか大切なの。


Gumiママはこれからも、レスキューしていくよ。 それは止めれらないと思うね。
死ぬことをかわいそうだと思ってほしくないの。1日でも愛せたこの方がどんなに大事か覚えておいてほしいの。


私は以前にもGumiママにレスキューされた犬だったの。。 日本でね!


今回、またGumiママのところに戻って来たのは、Gumiママのお仕事を応援したかったの。 Gumiママを精神面でサポートしてあげたかったの。


私どんな状況においても明るかったでしょ? それをGumiママに感じてほしかったの。


私の命、存在をそんけいしてくれて、愛してもらったことで、私は、それだけで、幸せだった。

私として、いつ次の世界へ行くかは関係なかった。 もう少し生きれたのではないか、と言うことは関係ないの、1日1日、をFullに愛されて生きれたら、それは永遠と同じ。 時間には関係ないの。 すべてのエネルギーだからね!



Gumiさんにとって、Shadowちゃんを1年間だけではなく、16年間世話をしたようにおもえるそうです。。




That's what I mean!

It's not about the duration of time,but how full one lives make all the difference. I love every second I spent with Gumi-mama.


We'll meet again,for sure!


Gumi-Mama, I miss you too!






今年の初め、シャドーを眠らせた辛さで、私はまだまだ、守らなきゃいけない命がたくさんあるのに、かなりの時間苦しみました。
そして、信じるか信じないかは後にして、アニマルコミュニケターの方を雇い、シャドーと交信してもらいました。

それが、これらの言葉です。





来月12日で、シャドーを眠らせてから、1年がたちます。

この言葉を読むのにも、時間がかかりました。

何度も何度も、読み直ししては、涙を流し、でも、シャドーの言葉どうり、がんばろうと思うようになりました。

またいつか、シャドーはなんらかの形として戻ってきてくれる。

そのためにも、私はいろいろとしなければならにことが山ほどある。




今回、ワンちゃんを亡くされた方に少しでも、お力になれればともい、シャドーの言葉を載せさせて頂きました。







シャシャ、ママがんばってるよね?  たまにさ、思い出しては泣いてることもあるけれど。。。

でも、がんばるよ。 


いつか、あなたに会える日まで。。。



Love,



Mom





















会えてよかった。。。

2010年12月24日 | 犬のこと
覚えてますか?10月に元気に復帰したブルー。。 そのときの記事はこちらで。。

そのとき気になったことがありました。。 せきを何度もするけど、変なせきのしかた。。。だったので、飼い主さんにお願いして、調べてもらうことにしたんです。

私の変な予感がそのときよぎりましたが、もちろん飼い主さんには言ってませんでした。
検査の結果が2,3日したらわかるとのこと。。。




変な予感は命中しました。。。 ガン。。。

飼い主さんは抗がん剤治療などは避けたいとのこと。 今までどうり鍼治療、漢方薬、サプリメントで最後まで面倒をみたいとのことだったので、1日でも長くブルーに生きてもらおうと私も努力しました。。が。。

先週に一度連絡をいれたら、かなり体力は落ちてきてるとのこと。。

そっか。。 かなり進行が早い。。 どうか、どうか、苦しまずに逝ってくれますように。。 そう私はお願いするしかなった。。。


17日、飼い主さんはこれ以上痛みを感じさて、生かすよりはこのまま眠らせたほうがいいとの決断。。。 すでに、腫瘍はあちこちに移転しており、何をしても無理だったと言うことでした。

痛み止めももう効かなかったようです。。


12月18日  ブルー永眠。。



  

 


 



今頃Xoieと一緒に遊んでるかもしれないな。。 ブルー、私はあなたに会えてとても幸せでした。
あなたの世話ができて、ほんとうによかったです。。。ありがとう。。









12月23日。。 朝早くに電話が鳴った。。。




ゴンちゃんの飼い主さんからだった。。。




”ゴンちゃんが今朝、息を引きとりました。。 本当にありがとうございました。 Gumiさんにあえたお陰で私は救われました。。 本当にありがとう。。”




先週、突然のゾエとブルーの死の悲しみがまだまだ、消えない私にもうひとつ、大きなお別れをしなければなりませんでした。。



ゴンちゃん。。。8歳。。



8年前、飼い主さんが、ワシントン州シアトル市に住んでたころ、ビーグルがほしいなぁ~ということで、地元のアニマルシェルターで、ビーグルの雑種がいると聞き、このゴンちゃんをレスキューしたそうです。

ビーグル???  初めてゴンちゃんとお会いしたとき、ビーグルとは言えないほどの大きな犬で大笑いしました。



”そうなんですよ~  ビーグルのMixがいるなんていうもんですから、早速シェルターに行き、レスキューしたのはいいんですけど、どんどん大きくなっちゃって。。 ”  そういって、飼い主さんはゴンちゃんをなでていたのが、ほんと昨日のようです。。


とてもハンサムなゴンちゃん。。ビーグルにはほど遠い犬。。 どちらかというと、ローデシアンリッジバック。。日本ににもいるかな??  背が高くすらっとした体型。。 ローデシアンリッジバックはアフリカの犬で、もともと、ライオンの狩りをするためにできた犬らしい。。



シアトルから、ここ北カリフォルニアに引越しをされてきた、飼い主さん。
ゴンちゃんの体の異変に気づき、すぐ病院へ。。 結果、尿道に腫瘍が見つかり、手術は不可能。 ガンだった。。

何かの広告で、私を知ったらしく、電話があった。。

尿道に腫瘍があるため、おしっこができないらしく、管を入れる手術をし、その管から飼い主さんが注射器を使って、おしっこを毎回出さなければならなくなった。


”レイキも必要。。とにかく、コンサルティングをお願いできますか?”


”もちろんですよ。 場所はどちらでしょうか?”


私のところから南へ2時間半ぐらいかかる場所だった。。  う~ん、厳しいな。。 2時間半か。。 

とにかく、私のスケジュールを調整して、主人がいるときに、ゴンちゃんに会いいくしかないと。。


初めて会ったとき、ゴンちゃんは弟分のトイプードルのエディー君と一緒に出迎えてくれた。







このでこぼこコンビがたまらなくかわいかった。。



”エディーをブリーダーからいただいたとき、ゴンちゃん大丈夫かな?ってホンと心配でした。。 あれほど大きい犬ですからね。。 でも、すごくかわいがってくれたんですよ。。 いつもエディーの顔はゴンちゃんになめられて、べちょべちょでしたね。。”



1回目のレイキを終え、家に帰ると、ゴンちゃんの飼い主さんから電話をもらった。。

”ミラクルです!! ゴンちゃんがね、ちゃんとおしっこ自分でしたんですよ!!  こんなの奇跡だわ。。だっていままで、管からだしてたんですから。。本当ですよ。。ありがとう!!”

大興奮した飼い主さんの声がうれしかった。。 


”遠距離のレイキもしますから、なにか異変に気づいたら、なんでもいいので連絡をください。”


その後、ゴンちゃんは管からではなく、ちゃんと自分でおしっこができるようになりました。


でも、どうしても、横にある管が気になるゴンちゃん。。飼い主さんの見てない間に、その管を途中まで引っ張ってしまい、もう一度手術をして、今回はもう、管は抜き普通の状態に。。


管の入れ出しの手術ですっかり、ゴンちゃんは体力をなくしてしまいました。。


2回目のレイキに出向き、ゴンちゃんは少し疲れたようにおもいましたが、気持よさそうにレイキを受けてくれました。。

これが私とゴンちゃんの最後になってしまいました。。3回目また会えるといいな。。といって帰ってきたばかり。。


23日の早朝、ゴンちゃんは家族みんなに見守る中、息をひきとったそうです。


”どうしても最後に会いたい。。  ゴンちゃんの顔みたいんです。。 行ってもいいですか?”

そうお願いしたら、飼い主さんは、”でも、2時間以上もかかるところから、わざわざ。。”

”日本にいるわけでもなく、車でたった2時間半、どうってことないです。 今から行っていいですか?”




そういって、電話を切り、すぐに車に飛び乗り、ゴンちゃんに会いにいった。。

すでに冷たくなった体を抱きしめた。。


ありがとう。。 ゴンちゃん、私、ほんの2回しかあなたに会えなかったけど、あなたに会えて、本当によかったよ。。 もっと、もっとレイキをしてあげたかったのに。。。

そんなに急いで逝くことないのに。。



飼い主さんも、もっと介護をさせほしかったと。。  


ゴンちゃんは親孝行の犬。。 もし、介護が必要となれば、この超大型犬は一人では絶対に無理。


そのことを思って、きっとゴンちゃん、これ以上悪くなる前に逝ったのかもしれないと、私は思った。。


一緒に火葬場まで、連れて行ってもらい、行ってらっしゃい! と私はゴンちゃんに言った。。






こうして笑ってるゴンちゃんの顔。。  もう一度みたかったな。。








ゴンちゃんの家族。。とても、素敵な写真。。


飼い主さん、どうか、早く元気になってください。

そして、ここGumi家にもエディーちゃんを連れてきてください。





最後に、ブルー、そしてゴンちゃん、安らかにお眠りください。。 


天国に届け。。。

メリークリスマス!!!