徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

大人の診療、再開準備中

2013年06月13日 05時33分48秒 | 小児科診療
 近年、少子化の影響で患者さんの数が漸減し、診療に余裕ができました。
 絶滅危惧種で貴重といわれる小児科医が暇なのはいかがなものか、と自問自答し、何か役に立てる手法がないかと思案した結果、子どもを連れてくるご両親の風邪や花粉症レベルの軽症疾患の診療を再開することにしました。
 子どものために医院にはくるけど、自分のための時間が取れない、というお母さん/お父さんが対象です。
 その範囲内で、ご希望あらば漢方治療にも対応できればと考えています。
 ただ、私はもともと小児科医ですので、すべての病気に対応できるわけではありません。
 本格的な慢性疾患の診療は内科でお願いすることになります。

 実は同じようなスタンスで診療していた時期も過去にはあったのですが、インフルエンザが大流行した際、大人の診療が子どもの診療を圧迫して診療制限せざるを得なくなったことがあり、おとなの患者さんに遠慮していただく措置を取りました。そしてそのまま現在に至っています。

 現在、大人用の薬のジェネリック医薬品の準備を進めています。
 環境が整い次第、6月中を目途に始める予定です。
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ホタルの季節

2013年06月10日 18時29分51秒 | 日記
「今年もそろそろかな・・・」
とふと思い立ち、昨夜近所の川へ出かけました。

いましたいました。

淡くはかない蛍の光が舞っています。
数もそこそこで、少なかった昨年のピーク時と同じくらい。

養殖ではない、観光化もしていない、里の川にひっそり生息するホタル。
今年も会えて、幸せに満ちた気持ちになりました。
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ナダル、ジョコビッチのグランドスラムを阻む!

2013年06月08日 08時44分08秒 | テニス
2013年テニスのフレンチオープン準決勝でナダル(世界ランキング3位) vs ジョコビッチ(同1位)という昨年の決勝戦と同じカードが実現しました。
昨年はナダルが勝利して3年連続フレンチオープン制覇(合計7回目の優勝)し、今年はジョコビッチがランキング1位のプライドをかけた互いに譲れない対戦となりました。

双方ともコンディション良好で、1セット目からフル回転のプロの技を見せつける白熱した試合展開。
ナダルのうなりを上げるトップスピンと、ジョコビッチの精密機械のようなストロークの応酬で見応えがありました。
僅差で1セットはナダル、2セット目はジョコビッチが抑え、異変が起きたのは第3セット。

ジョコビッチの動きが鈍い。
暑さにやられたのか、ゲーム間の休憩では氷を首に巻いて動きません。
最後までゲームを続けられるのか、途中で棄権してしまうのではないかとさえ感じてしまう雰囲気です。
あっけなく第3セットはナダルのもとへ。

しかし、トッププロはこれで終わりません。
ジョコビッチは辛抱のテニスを続け、何とか立て直して第4セットを奪取。
すると、体が動きもよくなりすっかりジョコビッチのペースに流れが変わったことが私にも手に取るようにわかりました。

そして運命の最終セット。
クールに攻めるジョコビッチにナダルが食らいつきます。
ジョコビッチ優勢ではあるものの、どちらに転ぶかわからないゲームが続きました。
最後はジョコビッチの根負けです。
なにせ、エース球のショットを繰り出してもナダルはしつこく返してくるので、より厳しいコースを狙うためミスが増えるのです。

やはりクレーコートのナダルは強かった。
昨年のナダルは左膝の故障で後半を棒に振りましたが、その鬱憤を晴らすような快進撃です。
これではチャレンジャー錦織圭も歯が立たないわけです。
さて、決勝は同じくスペインのフェレールとの対戦。
どちらの粘りが優るか、泥くさいゲームになりそう。

<追記>2013.6.10
決勝戦はナダルのストレート勝ちでした。
でも、フェレールの熱いプレイにはしびれました。
175cm、75kgと日本人体型に近く、彼がランキング4位まで上り詰めていることは、日本人プレーヤーにもベストテン入りも夢ではないことを教えてくれているかのようです。
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