goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

9月にイネ科花粉症?

2014年09月05日 06時40分13秒 | 小児科診療
 岐阜県で小中学生の目の痒み&充血の集団発生が話題になってます。

目の異常訴えた児童・生徒延べ2580人に 岐阜県内
(朝日新聞:2014年9月4日)
 岐阜県大垣市と羽島市の児童や生徒430人が3日に目のかゆみや充血などを訴えた問題で、県は4日も、4市町の42小中学校に通う計2150人が同様の症状を訴えたと発表した。2日間で延べ2580人に上り、県は「イネ科の花粉によるアレルギー性結膜炎の可能性がある」としている。全員が軽症という。
 4日の内訳は、羽島市14校1604人▽大垣市18校287人▽養老町6校104人▽輪之内町4校155人。ほかに教職員15人の発症も確認された。
 運動会の練習や野外活動をしていた学校が多かったという。1、2日になかったイネ科の花粉の飛散が3日に確認されたことや、無人ヘリコプターによる農薬の散布などは確認されていないことから、イネ科の花粉によるアレルギーの可能性が疑われるという。この地域では2011年の8月末から9月初旬にかけても同様の被害があり、延べ2531人が受診している。


 「イネ科の花粉」とありますが、具体的な植物の名前を是非知りたい。
 なぜなら、イネ科花粉症は5~7月がメインで、9月からは雑草の花粉に取って代わるのが一般的知識なので。
 検索してみると・・・

参天製薬のHP「イネ科花粉」
 主なイネ科植物の花粉飛散時期である5~7月は、本州、四国、九州では梅雨期であるため、湿度が高く花粉は飛散しにくいと考えられています。これに対し北海道では梅雨期がなく、比較的乾燥しているため、イネ科植物の花粉が飛散しやすく、花粉症が多く見られます。




 この花粉カレンダーを見ると「イネ」の花粉が8月下旬から9月上旬に飛ぶようですね。

■ ThermoのHP「夏・秋にもある花粉症

 掲載されている花粉カレンダーには「イネ科」が夏から秋にかけてずっと飛散すると読み取れます。
 しかし具体的な植物の名前の記載はありません。

夏の花粉症 イネ科 飛散時期と予防の特集 岐阜市版

 2011年にも同じようなエピソードがあったことが書かれています(おぼろげに記憶しています)。
 でも具体的な植物の名前の記載はやはりない・・・。

 う~ん、原因植物の名前を知りたい!
 ご存じの方、誰か教えてください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2014.9.4「錦織圭 vs バブリ... | トップ | インフルエンザ関連~小児へ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小児科診療」カテゴリの最新記事