徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

秋の花粉症~原因植物ベスト3

2022年11月20日 07時08分09秒 | 小児科診療
前項目のごとく、
秋の花粉症の主役は、
ブタクサ、ヨモギ、アキノキリンソウ(セイタカアワダチソウ)です。
それと、スギも少し。

しつこいようですが、
もう一つ特集記事を見つけましたので紹介します。
ここでは「ブタクサ」「ヨモギ」「カナムグラ」をベスト3にあげていますね。
中でも「オオブタクサ」は“ラスボス的”と表現されています。

▢「見るだけでカユい!」秋の花粉症を呼ぶ「ヤッカイ植物」3選
2022/11/18:BRAVO MOUNTAIN)より抜粋;
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■ 秋の花粉症を引き起こす「厄介な植物」3選

 秋に花粉症を引き起こすヤッカイ植物は主に3種類。それらはヨモギ、カナムグラ、ブタクサだ。これらは繁殖力も強く、我々のすぐ近くに生育していることも多いので一度は目にしたことがあると思うが、果たしてどれだけ知っているだろうか。 
ヨモギ
 菊科の多年草であるヨモギは繁殖力が大変強く、雑草の生い茂る空き地や河原など至るところに群生している。ヨモギは初秋に地味な花をつけ、風で大量の花粉を飛散させる風媒花(ふうばいか)だ。 
 図鑑等によると花粉飛散シーズンは8~10月とされているが、温暖化が続いている昨今、11月に入っても道端の至るところで見かけるので、近くを通る時はくれぐれも注意が必要。主な症状は鼻水、鼻詰まりや目のかゆみだが、人によってはヨモギの葉を含んだ食品を口にするだけでアレルギー症状が出る人もいるので注意したい。
カナムグラ
 ジャパニーズホップと言われるカナムグラはアサ科のつる草で、棘が痛いうえに繁殖力が強く、辺り一面を覆い尽くす。花粉の飛散シーズンは、初秋から初冬にかけてと比較的長い。花粉の量は他と比べて少なく飛散距離は数メートル程度だが、どこにでも生育してるため接触するリスクが高い。主な症状はヨモギと同じだが、アレルギー性結膜炎の症状が出る人もいる。
ブタクサ キク科ブタクサ属の一年草であるブタクサは、風で花粉を飛ばす風媒花の代表格。日本でスギとヒノキに続く花粉症の原因として3番目に多いのがブタクサだ。しかし、それより更に厄介なのがオオブタクサだ。ブタクサが体調1m以下なのに対し、オオブタクサは2~3mになり、繁殖力も強い。花もより密に咲くので花粉も多く、花粉症の人にとって大変厄介な植物だ。  ブタクサ、オオブタクサのどちらも他の植物同様に、温暖化の影響で飛散シーズンが長くなっている。日本だけでなく、世界的にも花粉症問題が深刻化しているため、国際的な対策が望まれている。
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■ 花粉症予防と対策
 今回紹介した植物の花粉は、スギやヒノキなどの針葉樹とは異なり遠くに飛散することはない。しかし我々の身近で生育しており、知らないうちに近づいて花粉を浴びてしまうことがあるのがとても厄介だ。 
 これらの草の花粉は粒子が小さく、一度吸い込んでしまうと気管支にまで入り喘息のような症状を起こすこともあるのでくれぐれも注意したい。
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■ ブタクサとセイタカアワダチソウ
 今回、秋の厄介な植物について調査していくうえで、セイタカアワダチソウとブタクサを混同している人が非常に多かった。最も高く伸びているのがオオブタクサで、秋の花粉症で最も警戒する必要があるラスボス的なヤッカイ植物だ。また、黄色い花がセイタカアワダチソウだ。こちらは虫が花粉を運ぶ虫媒花なので、花粉が飛散することは少ないところが群生地帯だと、ブタクサと同じ様に飛散することが確認されているので、アレルギー体質の人は河川敷などで植物が群生しているところには近づかないことがベストだ。 
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<参考>
▢ 秋の花粉症の基本〜ブタクサ・ヨモギなど雑草が花粉を飛ばす? 春の花粉との違いとは?〜
2021年9月7日 :エステー化学
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