徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

里山から下りてくるイノシシ。

2016年11月14日 06時19分04秒 | 小児科診療
 隣町でイノシシが出現し、老人が襲われて死亡する事件がありました。
 おそらく、山にエサが乏しくて下りてきたのでしょうが・・・。

 私も里山近くの小中学校で学びましたが、野生動物を見かけたのは1回しか記憶にありません。
 頻度は昔より圧倒的に増えています。
 最近できた道路には小動物(タヌキ、イタチ)が自動車にひかれた姿を時々目にします。
 獣道を道路が寸断したのでしょう。
 いろんな理由で、ヒトと動物が棲み分ける境界が曖昧になってきました。

■ 庭でイノシシに襲われ夫死亡、妻は負傷 群馬・桐生市
2016.11.112:TBSニュース
 11日夜、群馬県桐生市で60代の夫婦が自宅の庭でイノシシに襲われ、夫が死亡、妻がけがをしました。
 11日午後9時半ごろ、桐生市広沢町の酪農業・丹羽正雄さん(67)方から「夫婦でイノシシにかまれた」と119番通報がありました。
 警察が駆けつけると、丹羽さんが自宅の庭で倒れていて、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。死因は、かまれたことによる出血性ショック死でした。妻の八重子さん(60)も足などをかまれ、けがをしていますが、命に別状はないということです。
 警察によりますと、物音がしたため、2人で庭に出たところ、イノシシに襲われ、イノシシはそのまま逃げたということです。
 付近ではイノシシの目撃情報が度々寄せられていて、警察は注意を呼びかけています。


 イノシシに出会ったときにどうしたらよいか?

 イノシシの走るスピードは時速45kmだそうです。
 たしか100m走世界記録保持者レベルが時速40km程度ですから、一般人は逃げても逃げ切れません。
 クマと同じように、ゆっくり後ずさりしてその場を離れるのがよいとされています。
 大声を出して騒ぐと、イノシシもパニックになり襲ってくるので、叫んではいけません。

 それから、傘をバッと広げるとイノシシが驚いて逃げていくこともあるそうです。
 クマの場合、傘を振り回して自分を大きく見せるとよいと読んだことがあります。
 里山に入るときは傘が必需品?
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