巷ではモデルナ社の新型コロナワクチンを接種後に、腕が腫れる現象・副反応が少なからず発生し、ファイザー社では見られないことから“モデルナアーム”と呼ばれているようです。

<参考>
(2021年7月12日 NHK)
(倉原優 | 呼吸器内科医 2021/7/15)
(2021.7.15 日テレNEWS24)
これは、ワクチン接種後5-11日に一過性に出現する接種部位を中心とした皮膚の赤みで、日本のデータでは2-4%の出現率です。
普通の局所副反応である痛みや腫れなどより、遅れて出る傾向があります。

そのメカニズムは「遅延型過敏反応」を疑われていますが、どのワクチン成分に対しての反応なのかはまだわかっていないようです。
話題のPEG(ポリエチレングリコール)はファイザー社のワクチンにも含まれ、しかしモデルナアームは名前の通りモデルナ社のワクチンのみに現れるので、これも犯人ではありません。
アメリカのデータでは31-45歳の女性の多いと報告されています。
いずれにしても重症化せず、一過性の赤みで回復(平均6日間)しますので、心配には及びません。
対処法ですが、赤い部位がほてる場合は“冷やす”ことも選択枝です。
かゆみが強い場合は医療機関を受診するとステロイド外用薬を処方されることがあります。
1回目接種後に出ると、「2回目はもっとひどく出るのでは?」と心配になりますが、そうでもないようです。
2回目も「再発しやすい」という報告がある一方で、「ほとんど再発なし」という報告もあり、少なくとも1回目より重症になることは観察されていません(出現日は早まる傾向あり)。
従って、1回目にモデルナアームが出現しても、2回目も接種できます。
別の腕にすべきかどうかは、結論が出ていません。