徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

ヒノキ花粉飛散もピークアウト(2023/4/17)

2023年04月17日 06時59分11秒 | 小児科診療
たくさんの日本人を苦しめた春のスギ/ヒノキ花粉症、
4月中旬を過ぎてようやく先が見えてきました。

花粉の本格的な飛散終了、東京など広範囲でヒノキのピーク過ぎる
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これまでの花粉の飛散状況等から検討した結果、4月14日(金)頃までに東京や大阪など関東から西の太平洋側を中心に広範囲でヒノキ花粉のピークも過ぎ、今年の本格飛散は終了したとみられます。



東京では2月中旬にスギ花粉のシーズンに入り、特に2月下旬から3月中旬にかけて気温の上昇や強風によって大量飛散する日がありました。
3月中旬になるとヒノキ花粉が徐々に増加し、4月上旬にかけてはヒノキ花粉が主役となって飛散量が増加。ただ、ヒノキ花粉のピークはスギほど長くは続かず、4月中旬頃からは大量飛散が見られなくなり、晴れた日でもやや多く飛ぶ程度となっています。
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これらの状況を踏まえて、東京などヒノキ花粉の飛散は少なくなっており、花粉の本格飛散は終了したと見て良い状況です。
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2022年と2023年の東京都の花粉飛散量の累計ウェザーニューズ独自の花粉観測機「ポールンロボ」による観測では、3月末までの全国の花粉飛散量は、昨年の約2.6倍でした。


西日本の一部は飛散量が昨年の7倍前後に増えているエリアがありました。東京都では飛散量が昨年の約2倍となっています。
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花粉飛散ピーク表本州の内陸や山間部ではもう少し、花粉の多くなることがある予想です。
また、東京や大阪などでもやや多い程度の飛散はある見込みで、症状の重い方は引き続き注意が必要です。

では、スギ/ヒノキ花粉以降はどうなるか?
GWを終えても症状が残る人、症状が再度悪化する人は、
北海道ならシラカバ花粉症、
それ以外ならイネ科花粉症(カモガヤ、ハルガヤなど)の可能性があります。


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