還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

「便所飯」の味は?

2013-04-19 21:23:43 | 日記
住宅リフォーム会社の調査によると、調査対象になった2459人中12%の人が学校や職場のトイレで食事をした事があるという。
20代が19%で30代が13%、10代が11%の順で、特に女性が多いらしい。

いくら最近のトイレが清潔になったとはいえ、ボットン便所で育った世代には俄かには信じられない数字だ。

何でもこの世代には「一人でいることが寂しく恥ずかしい」という共通認識があるようで、一人で食事をする姿を見られたくないということのようだ。
小さい頃から仲間外れになることを極端に嫌い、常に誰かとつながっていなければ安心できないと風呂場にまで携帯を持っていくようなことの延長線上にあるのだろう。
表面上だけでもみんなとワイワイガヤガヤやっていないと不安になるようだ。

たまには孤独に耐えてじっくりと自分を見つめてみることも精神の成長のためには必要だと思うのだが、一人ぼっちの不安のほうが強いらしい。
それだけ個が弱くなったということなのか。
偉そうに言えた義理ではないが、内向きになってしまった最近の日本の原因の一つがこういうことなのかも知れない。

それにしても学生時代にトイレで隠れて吸ったタバコの味は格別なものだったが、便所で食べる飯はどんな味がするのだろう?



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