還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

泣きじゃくる駄々っ子をどうする?

2014-02-05 18:12:49 | 日記
今回の大阪都構想についての橋本大阪市長の言動については概ね批判的な意見が強いようだ。
来年度の予算編成で忙しいこの時期に、何億円もかけて再度市長選を実施する大義が正しいのかどうかだ。

かつて現役時代に大阪府関連の仕事に携わったことがあった。
府内の各市町村や工場等に府民の健康を守るために設置した機器のメンテ等を行うものであったが、不思議なことに大阪市の区役所等の施設には一つも設置されていなかった。
「府の施策は府の施策」とどうやら府と市が張り合っているような感じで、市民の為に協力しあうという雰囲気は感じられなかった。
水道や他の諸々の事業についても同様な事があったのでしょう。

大阪府民でも市民でもないが、このような府と市の二重行政の無駄をなくし、税金の無駄遣いをなくすると言う都構想については賛成だ。
中央官僚の介入余地を残した総務省の改正案に比べると、地方自治の観点からはずっと優れているとも思う。
しかし議会が自分の思う通りにならないからと言って、駄々っ子のように自分勝手に市政を振り回す行ないはおかしい。
ちゃんと丁寧に説明して議会や市民を説得する努力をしてほしい。
時には自分の主張を譲ることも覚悟して、一かゼロかのベスト思考ではなくベターな案を探る度量も必要だろう。

独裁者のように自分の思い通りにならないからという今回の橋本市長の行動はおかしい。
まるで欲しいオモチャの前で、泣きじゃくって駄々をこねている子供のようだ。
親としては無視するのが一番だと思うのだが(維新の会と共産党以外の政党はそうするようだが)、共産党はどうやら挑発に乗るようだ。

共産党の主張には共感することも多いのだが、東京都知事選にも見られるように自分の主義主張に固執し過ぎる姿勢については極めて強い違和感を持っている。
「反原発の一点で統一して戦って欲しい」という原発に反対する多くの市民の切羽詰まった切実な願いも届かないようだ。
政権交代時の民主党に対する姿勢に共産党も変わったと思ったものだったが、やはり「小異を捨てて大同につく」という大人の対応は共産党には難しいことのようだ。
これが立派な主張の割には支持が広がらない原因の一つではないのだろうか。
共産党には主義主張に拘ることが利敵行為につながるということを自覚して欲しいものだ。

大阪では橋本市長の挑発に乗ることなく、無視して無投票にするべきだ。

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1 コメント

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Unknown (鬼井江)
2014-02-06 00:22:48
同感です。
公明党は中央政治において、石原慎太郎(維新共同代表)から、「公明党が反対するなら、切ってしまえ」と、自民党指導層に迫ったらしい。そのうえで、自民と維新の国会議員が協力して、(自民単独ではないことをアピールして)右傾化法案を通過させようとしているとのことです。(現在進行形らしい。) 慎太郎のせりふに、公明党幹部は「カチンときた」とのことである。公明党の維新への怒りは当分おさまらないはずである。中央政治における「公明党と維新との関係」が壊れているにもかかわらず、大阪都構想などの政策において、(衆議院議員選挙当時の事情=公明党候補の地区には維新の候補者をあえて立てず、公明党に協力したので。)、維新に公明党が協力するという約束があったはずだ・・・」ということが、背後にあって、なおさらややこしくなっているらしい。
 とにかく、「二重行政の解消」や「脱原発」でがんばっていた頃の維新は、現在は変質してしまいましたね。維新の目指す方向は「戦争してもかまわない」という方向へ向かっている気がして、恐ろしさを感じ始めています。特に石原とくっついてからガラッと雰囲気が変わりました。君が代の「口ぱくチェック」や憲法改正への政策など、恐ろしい方向へ向かう集団になりつつあります。大阪市民ではないですが、大阪府民ですので、何とか抵抗していくつもりです。維新には、今後投票しません。
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