還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

安保法案の問題点

2015-09-18 22:54:18 | 日記
これから来年の参院選挙まで毎回拙ブログの頭に貼り付けます。
公明党比例代表



>9条で平和を守れると信じる人たちと
>9条では平和を守れないと思うひとたち
>どこまで行っても平行線ですね
>悲しいですね

昨日のブログに対して頂いたコメントです。
確かに悲しいことではありますが、これは個々人の信念というか考え方の問題なのでいくら議論しても交わる可能性は少ないでしょう。
仮にどちらかの考え方に全国民が統一されるなら、それは先の戦時中と同じことになると思うのです。
国家としてどうあるべきかは過半数の国民の意見に従うしかないのです。

そこで私が考える今回の法案の問題点は3つあります。

まず第一は
どう考えても憲法違反の法律であること。

二つ目は
先の選挙で国民の支持を得たとして強引に押し進めたが、
実は選挙制度の因により、議席数は圧倒的多数を占めているが、得票率からいえば国民の過半の支持を得たとは言えないこと。
おまけに「消費税率アップの時期を遅らせる」といった庶民受けの良い政策を前面に出し「まっすぐ景気回復」をスローガンに、安保法案については隠すようにして戦った結果の議席だ。
まるで、注意事項を目立たない所に小さな字で書き、客をごまかして膨大な利用料を取る「ワンクリック詐欺」のようなものだ。
それなのに国民の圧倒的な支持を得たとして、どう考えてもスジの通らない屁理屈のような答弁を繰り返して国民を小馬鹿にした国会運営。
政権べったりの産経や読売新聞の世論調査でさえ過半数の人が反対と言っているにもかかわらずだ。

そして3つ目は
重要な判断が時の政府の恣意にまかされていることだ。
憲法学者の木下昌彦さんが、法律では
例えば「自動車は60キロ以上の速度を出してはならない」と規定されるのだが、
今回の法律では「運転手が総合的に判断し、危険と思われる速度を出してはいけない」と言っているようなものだと指摘されていたが全くその通りの危険な法律であること。

最低この3点を解決するには、野党が「安保法廃止」を統一公約にしてで参議院選挙を戦うこと。
そして続く衆議院選挙でも同様の勝利をおさめられるように、戦争法案に反対するみんな一人ひとりが思いを継続させることだ。