夢中人

sura@cosmic_a

グローバル・アジェンダ

2009年12月03日 | Weblog
「14歳からの経済学で」竹中さんは、この10年間の間に2つのことが世界経済に起きたといわれています。
一つはいわゆる「グローバリゼーション」であり、二つ目は「デジタル化」と呼ばれる技術の進歩だということです。

「グローバル化、グローバリゼーション」・・・地球規模で考え、行動すること

グローバル化によって新たに生じた解決すべき問題を「グローバル・アジェンダ」という。
【第1は貧困の問題】
貧困はもはや1つの国の政府だけでは解決できない、世界全体で解決しなければいけない問題。
世界銀行や国連などの国際機関だけではなく、NPO(特定非営利活動法人)やNGO(非政府組織)も必要だし、
企業も社会的役割を果たさなければいけない。
ちなみに世界銀行は日本が新幹線をつくる時にお金を貸してくれたそうです。

【第2は地球環境】
一人ひとりが被害者であると同時に加害者でもある。地球環境問題に立ち向かうためには、なによりも圧倒的な技術進歩が必要になる。

【第3は世界的な規模での金融危機発生】
いままで国内の金融機関にもある種の規制があったが、それだけでは不十分で、新たなルールづくりが求められている。
また、国境を越えておカネが移動することに対するルールつくりはこれまでほとんど行われていなかった。
そういう問題に対して新しいルールをつくっていかなければならない。

グローバル・アジェンダはまだ他にも課題はある。



「デジタル化」・・・「デジタルな技術」とはいろいろな情報を数字に置き換えること。

数字に置き換えた情報を圧縮して、非常に速い速度で、遠く離れたところでも安い値段で送れるようになる。
映像を数字に変え、その数字を元のように復元することで、DVDの鮮明なデジタル映像が見られるし、
CDに落とされた音はきれいに復元される。

「デジタル化」がもたらす問題
新しい技術が広まっていく時期には、その技術を使いこなして豊かになっていく人たちと、
そこから取り残される人たちの間で「格差」が広がる可能性がある。
世界中で格差は生じている。そして過去20年間の間に、格差はさらに拡大し、簡単には解決できない状況になってる。



グローバル化の意味は、「世界規模で考え行動すること」
やはり日本のことだけを考えていてもしょうがないんですね。そうやっても解決策には繋がらないんだ。
「グローバル・アジェンダ」というのが、今を変えていく、もしくは進化していくきっかけになるのでしょうね。
地球環境に立ち向かうためには、なによりも圧倒的な技術進歩が必要になるということなので、
ハイブリットカーや太陽光パネルなどの技術をさらに発展させなければいけないのですね。
それを現実するためには世界各国の協力が不可欠ということ。
ちなみに私は環境技術は「日本のお家芸」だと思っています。

問題点に目を背けずに向き合ってみんなで考え行動していくというのが大事なことなのですね。
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エリート

2009年12月03日 | Weblog
「竹中教授の14歳からの経済学~経済を良くする方法を考える~」を読みました。
竹中教授の14歳からの経済学
竹中 平蔵
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早速ですが「エリート」という言葉があるよね。なんかさ、エリートと聞くと、ちょっとイヤミっぽくとらえられてるところがあるよね。
エリートを携帯辞書で引いてみると「選ばれた人、すぐれた人。選良」と出ました。。。ムム~なんかピンとこないなぁ。
そうなのかもしれないけど、なんかこぅ、言葉が足りないぽくない。
私が思うところエリートとは、選ばれるというのはわかるのですけど、そのために、自分を磨きまくっている人をいうのではないかと思うのです。
ただ「選ばれ」るというだけでは、なんというか、選ばれ方というのがあるだろうし、それで「エリート」というのは納得いかないなぁ。
その意味がエリートというのならば、真のエリートの方々に失礼になると思います。

「エリート」とは、言い換えれば、「リーダー」になるのですね。
リーダーを携帯辞書で引いてみると「指導者、統率者」とでました。つまり、引っ張ってくれる人。導いてくれる人のことなんですね。
いろんな場面でリーダーはいますよね。それぞれの引っ張り方があるはず。家族単位、グループ単位、会社単位、地域単位などなどそれぞれにあるはず。
最も多くの人々を引っ張っていくのが国単位になるのでしょうね。

私は、この「14歳からの経済学」を読んでいて、引っかかる言葉がありました。それは「技術」という言葉です。
この技術という言葉は日常的にもよく使う言葉ですが、改めて考えさせられました。
技術というのは、広い意味で必要みたいで、経営や組織のマネージメント、それを取り締まる法律等の社会的なインフラも「技術」に入るそうです。
とすると、その法律や社会的なインフラという技術をつくるための「技術」が必要になってくるのですね。
いわゆる、リーダーの技術ということでしょうか。

私が思うに、リーダーの技術とは、法律や社会的インフラを新たにつくりあげていく時、
そこには、内容によっても差があるのではないかと思うのですが「リスク」があると思うのです。
リスクというと、「危険、危険度」という意味にとらえがちですが、それだけではなくて「結果を予測できる度合い」というのもあるようなのですが、
このなんといいますか「リスクの幅」と言っていいのでしょうか、そういうのがわからなければいけないのかなぁというのと同時に、
そのリスクがあるとしても、大勢の人々を納得させ、決めていくことが出来るのが「リーダーの技術」の中の一つなのかなぁと思ったりします。
それができる人々が「エリート」といわれるのかなぁって。

もしそうだとすると、「エリート」とは、もちろん勉強もできなきゃいけないのだろうし、頭もよくなければいけないのだろうけど、
どちらかというと人間の幅の広さなのかもしれませんね。
エリートというと、なんかこぅ、品があるような感じがするのですけど、もちろん品は必要だと思うのですが、それだけではなくて、
なんというんですか、こぅ、人間味というのですか、なんかそんなのが必要そうな感じですよね。
冷静さと情熱さを持ち合わせているような、なんか「よっしゃ~」みたいな、なんか兄貴みたいな姉貴みたいな、
でもなんか手伝ってあげようかなぁなんて思わせてくれちゃったりするのがなんかこぅ「エリート」なのかなと思ったりしているところです。
もともと人を引き付ける魅力がある人はいらっしゃると思いますが、でも、やはりご自分を磨き通してきた方じゃないかな。
そんな方々が真のエリートじゃないかなと思ってます。
また、「リーダー」とは指導者の意味。みんなを導いていく技術者。
「指導」の「指」はゆびだけれども、私は「手」に置き換えてもいいのかなと思いました。
「手」と「道」の文字の意味をひとことブログのほうに書いてみました。

「エリート」というとなんとなく嫌みっぽい感じだったけど、それは違うということがわかった。
というか「エリート」とは各分野にいるということなんだね。そして「リーダー」は技術者。技術は魔法。いろんなところに魔法は存在する。
なんか人間味あふれる魔法使い。なんか手伝ってあげたくなっちゃう魔法使い。

多くの若い方々が、そんな「エリート」や「リーダー」である人間味あふれる魔法使いになりたいと思いそして目指してくれるといいですね。
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