下関には、時代を映し出している女性が一人いらしゃるようです。
それは、金子みすずさんです。みすずさんは詩人。
恥ずかしながら、みすずさんのことは、名前は聞いたことはあっても、
よく知らなかったんです。
でも、萬斎様が出演されている「にほんごであそぼ」を観るようになって
みすずさんの詩を知りました。
************************
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くははしれない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私。
みんなちがって、みんないい。
*************************
前の記事で書いた下関でいただいた地域情報誌にもみすずさんの詩があったんです。
*************************
おり紙あそび
わたしの十のゆびさきで、
まず生まれます、虚無僧が。
みるまに化ります、鯛の尾に、
ほらほら、ぴちぴちはねてます。
鯛もうかべば帆かけ舟、
舟は帆かけてどこへゆく。
*************************
。。。この詩って楽しくないです?
私的にはすごい楽しいです。
この詩って、すごいイマジネーション。
どうやらみすずさんは26歳という若さでこの世を去られたようです。
自ら命を絶たれたようですね。
ネットでザッとしか読んでいませんが、養父の決めた相手と結婚をされたんだけど、
その相手ときたら女遊び好きでどうやら遊郭に通っていたみたいです。
その関係でみすずさんは淋病にかかってしまったそうです。
養父は、みすずさん達を離婚させようとしたが、みすずさんが妊娠をしているのがわかり
みすずさん本人が離婚をしないと決めたそうです。
でも、夫の嫌がらせはエスカレートしていばかりで、みすずさんに詩を書くのを禁じたりしていったとか。
そして、26歳のある日、離婚話も正式に進んでいたのですが、
みすずさんは子供を引き取って育てたかったのですが、夫が引き取るということになってしまったそうです。
そして、子供を夫に渡す前の日にみすずさんはみずからの命を絶ったようです。
みすずさんの詩は一部しか読んでいませんが、きっとみすずさんは風になりたかったんでしょうね。
風になって子供のそばにいたかったんじゃないかなと感じました。
そしてまた時代でしょうね。時代が彼女をそうさせたんじゃないかと思います。
今だったら、みすずさんは有名な女流作家となるわけですよ。
生活力もあって、子供もりっぱに育て上げられたはず。
年収何千万かは知りませんが、お金もきっちり稼いでりっぱに子供を育てているシングルマザーと
上げられるわけですよ。
そんな時代があったんですね。
女性達にとってはちょっと生きにくい時代だったのかもしれませんね。
下関にはちょっぴり悲しいけどそんな女性の足跡が残されてあるんですね。
そんな時代があったから今がある。
「気」というか「エネルギー」というか「エナジー」といっていいんでしょうか。
それは「やさしい」んですね。
金子みすずさんの詩からはそんなものを感じるようです。
それは、金子みすずさんです。みすずさんは詩人。
恥ずかしながら、みすずさんのことは、名前は聞いたことはあっても、
よく知らなかったんです。
でも、萬斎様が出演されている「にほんごであそぼ」を観るようになって
みすずさんの詩を知りました。
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私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くははしれない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私。
みんなちがって、みんないい。
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前の記事で書いた下関でいただいた地域情報誌にもみすずさんの詩があったんです。
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おり紙あそび
わたしの十のゆびさきで、
まず生まれます、虚無僧が。
みるまに化ります、鯛の尾に、
ほらほら、ぴちぴちはねてます。
鯛もうかべば帆かけ舟、
舟は帆かけてどこへゆく。
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。。。この詩って楽しくないです?
私的にはすごい楽しいです。
この詩って、すごいイマジネーション。
どうやらみすずさんは26歳という若さでこの世を去られたようです。
自ら命を絶たれたようですね。
ネットでザッとしか読んでいませんが、養父の決めた相手と結婚をされたんだけど、
その相手ときたら女遊び好きでどうやら遊郭に通っていたみたいです。
その関係でみすずさんは淋病にかかってしまったそうです。
養父は、みすずさん達を離婚させようとしたが、みすずさんが妊娠をしているのがわかり
みすずさん本人が離婚をしないと決めたそうです。
でも、夫の嫌がらせはエスカレートしていばかりで、みすずさんに詩を書くのを禁じたりしていったとか。
そして、26歳のある日、離婚話も正式に進んでいたのですが、
みすずさんは子供を引き取って育てたかったのですが、夫が引き取るということになってしまったそうです。
そして、子供を夫に渡す前の日にみすずさんはみずからの命を絶ったようです。
みすずさんの詩は一部しか読んでいませんが、きっとみすずさんは風になりたかったんでしょうね。
風になって子供のそばにいたかったんじゃないかなと感じました。
そしてまた時代でしょうね。時代が彼女をそうさせたんじゃないかと思います。
今だったら、みすずさんは有名な女流作家となるわけですよ。
生活力もあって、子供もりっぱに育て上げられたはず。
年収何千万かは知りませんが、お金もきっちり稼いでりっぱに子供を育てているシングルマザーと
上げられるわけですよ。
そんな時代があったんですね。
女性達にとってはちょっと生きにくい時代だったのかもしれませんね。
下関にはちょっぴり悲しいけどそんな女性の足跡が残されてあるんですね。
そんな時代があったから今がある。
「気」というか「エネルギー」というか「エナジー」といっていいんでしょうか。
それは「やさしい」んですね。
金子みすずさんの詩からはそんなものを感じるようです。