「動作の確認」
フィードバック抵抗を2kΩと1kΩとし、+入力単に図のようにプラスマイナスに振幅するsin波形を入力してみます。入力がマイナスになればQA、QBのエミッタ電圧が下がり、QBのVbeが大きくなりICが増加して出力(OUT)が下がります。そのまま下がり続けて、入力電圧が-1Vの時に出力電圧が-3Vになれば大成功ですが.....。
おっと、出力電圧は0V近辺で頭打ち、というかお尻打ちになってしまいました。よく考えればこれも当然です。入力電圧が-1VのときはQA、QBのエミッタ電圧は-1.7VですからQBのコレクタ電圧は-1.5V辺り以下には下がることができません。ということはダーリントン接続のVbeの電圧降下、約1.4Vを足すと出力はほぼ0V辺りであり、これはどうあがいてもマイナス領域に立入ることは無理です。う~ん残念。さてどうしたものでしょう。
QBのコレクタ電圧が入力電圧以下に下げられないことが問題なのですから、プラス電源電圧近辺からマイナス電源近辺までスイングすることのできるコレクタ電圧をこの回路の中に何とか作ってやればいいわけですね。というわけでトランジスタをもう一つ追加してみましょう。
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オペアンプを作ろう② マイナス出力_1 2010-05-21
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