komezouの写真と自転車生活

ライフワークの風景写真と趣味の自転車について

巴波川と太平山あじさい坂

2011-06-16 21:58:31 | 風景写真
年数回の帰省ですが、なかなか市内は回れないもので、今回は同窓会の前にちらりと寄って来ました。
蔵の街栃木で一番有名な場所ですね、塚田記念館脇の巴波川です。 (塚田記念館は中学時代の友人宅)
旅番組やTVのロケ地としてもかなり使われている場所なので、知っている方も多い事と思います。
今は観光ボランティアで、船を出しています。

そのまま奥に見える幸来橋から太平山方面へ向い、栃木環状線を通過し二杉橋を渡ると国学院栃木を左に見ながら坂を上り切ると、道はそのまま左にターンして太平山を目指しますが、正面にあじさい坂が見えて来ます。

この坂は、太平山神社随神門への表参道になっていて左に六角堂(写真の一番下)を見ながら約1,000段の石段を上ります。
この石段の両側には西洋あじさい・額あじさい・山あじさいをはじめ約2,500株のあじさいが咲き、見事な梅雨の風情を醸し出しています。

見頃は6月下旬~7月上旬との事なので、11~13日の帰省ではやはり早かった。(笑)

太平山神社は827年に慈覚大師により創建され、随神門は徳川8代将軍吉宗公時代の建築物だそうだ、二の鳥居脇にある六角堂は、京都六角堂を模して1904年(明治37年)に建立。

石段はいつ頃で作られたのだろうか?調べてみたがちょっと判らず。
この石段は太平山で産出した石を使用した「のづら積み」だそうで、太平山神社信徒の労力と寄進によるものだそうです。
特に雨の日は、濡れた石段が黒く光りあじさいとのコントラストが格別に美しいとの事。
(私は最盛期に来たのは、30年以上前なので記憶にないです)
のんびり眺めながら歩くと神社までは約30分、栃木の小学生が遠足で必ず来る所です。
太平山は春は桜、梅雨時はあじさいで賑わいます。

昔は自転車で頂上(神社と見晴台)まで、錦着山側からの道を良く上って来ていました。
あの頃はギヤなしでもしっかり上って来れたのですが、最近はギヤありでも辛いですね。(笑)
懐かしい思い出です。
夏に帰ったら、自転車で上って来ようかな~?(笑)

・・・って書いていると、外は雨。
これからあじさいの季節に入りますね~!

※のづら積み:切り出したままで、加工されていない石を積んで行く手法。