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本日3枚目の視聴&紹介です。
「レイ・ブライアント」…この厳つい?顔に似合わず、ジャズ界屈指のロマンティックで、センチメンタリズムで、可憐なピアノ演奏をする男です。
そう言う私も、実は「レイ・ブライアント」は大好きなピアニストでして、この初の彼の日本レコーディング盤…とても期待できますね。
曲目は全曲、「ブライアント」のオリジナルで、その辺も注目したいです。
アルバムタイトル…オール・マイン…アンド・ユアーズ
パーソネル…リーダー;レイ・ブライアント(p)
ルーファス・リード(b)
ウィナード・ハーパー(ds)
曲目…1.ウォーラス・ウォーク、2.ダーリン・マーリン、3.アデリア、4.リフレクション、5.アイ・ドント・ケア、6.ナッツ・アンド・ボルツ、7.パウン・チケット、8.ビッグ・バディ
1989年10月19日、20日 日本での録音
原盤…EmArcy 発売…日本フォノグラム CD番号…EJD-13
演奏について…何と言っても一押しは、2曲目「ダーリン・マーリン」で決定!
序奏から「レイ・ブライアント」が作った超名曲「ゴールデン・イヤリングス」を彷彿させる、可憐で繊細で哀愁たっぷりのテーマ・メロディが心を揺さぶる。
その後、ラテン調のスティック・ワークで「ハーパー」が調子を刻み、渋く決めるベースの「リード」の二人がガッチリ脇を固めて、それに乗って「ブライアント」が魅惑のアドリブ・メロディを紡ぎ続ける。
曲は徐々に軽快に走り出して、アクティブな印象に変わってくるが、「ブライアント」の繊細な指捌きは煌くばかりで、「リード」の野太いベース・ソロとのコンビネーションが、聴き応えを増させます。
この珠玉の1曲だけでも買いですね。
次いで抜群なのは、4曲目「リフレクション」で、どこかで聴いたと思ったら、以前「フィニアス・ニューボーン」が「ウィー・スリー」で演っていた佳曲じゃないですか?
ヨーイ・ドンで「ハーパー」がリズムを始動すると、「ブライアント」が哀愁たっぷりのテーマ・メロディを演ってくれて、その後のアドリブ・パートが、またまた美しいんです。
どこまでも可憐で、菜の花畑を柔らかく飛ぶ紋白蝶の様に、軽やかで美しい。
これは、ここまで来ると「ブライアント節」そのものですね。
「リード」のベースは、逆に非常に男っぽい厚い音色で、彼女(踊り子)をサポートする、ラテン・ダンサーの様です。
この1曲も堪んねぇな!
3曲目「アデリア」…この曲もリズムはラテン調で、「ハーパー」が淡々と、「リード」が重厚にリズム・キープをして、「ブライアント」が煌びやかに曲を飾り付けていく。
当たり前なのだが、「ブライアント」の左手の和音が低音部ででんと構えて、高音部の右手が軽やかに舞い上がる。
このバランス感覚が絶妙なんですね。
5曲目「アイ・ドント・ケア」…これも実は名曲で、「ブライアント」自身の吹き込みは始めてなのですが、今迄何人かのジャズ・ミュージシャンが録音しているとのことで、(解説「児山紀芳」氏の解説より)耳に馴染むマイナー聴ブルースのテーマがとても心地良いです。
その後は、ブルーズの王道らしい、アドリブを「ブライアント」が弾いて、これがまた、出来が良いんですよ。
奇は全く衒わず、音階コードに忠実にアドリブ進行をするので、聴いていると、懐かしい印象さえ持ちます。
しかし、決して懐古趣味ではないですよ。
とにかく心地良いピアニズムが、この曲に溢れています。
オープニング曲「ウォーラス・ウォーク」…3/4拍子で演奏される、マイナー・ワルツで、表題は「せいうちが歩く様」の事らしい。
でもまぁ、どっしりとしてはいるけど、そんなに鈍重ではなく、渋い感じのワルツ(雰囲気はブルースだね)に仕上がってます。
3人(トリオ)の一体感を最も感じさせるプレイ・ワークです。
7曲目「パウン・チケット」…都会をイメージさせるコード展開で、「ブライアント」が、かなり能動的にアドリブを演ってずんずんと進んで行く楽しいナンバー。
終盤「リード」がカッコイイ、ベース・ソロを魅せて、ダンディズムを表現する。
個人的にはオープニング曲辺りで、お客の掴みに使いたい感じがしますね。
6曲目「ナッツ・アンド・ボルツ」…ドラムスをフューチャーしたトラックで、ブラッシュとスティックで、「ハーパー」が華麗にソロを展開する。
「ブライアント」はブロック・コードで「ハーパー」をアシストして、新人を盛り上げる。
ラスト「ビッグ・バディ」…フィニッシュに相応しい疾走系のブルーズ曲で、3人ともノリノリ、上げ上げでスポーティさ抜群ですよ。
これもライナー・ノーツからですが、リハ無しの一発録音したトラックとの事で、そう言われてみると、(スタジオにも拘らず)ライヴの様な緊張感がある様な気がします。
「ハーパー」の出来も良くて、ドライヴィング力が溢れているし、「リード」の推進力もえぐいぜ!
「ブライアント」の意図が見事にはまった1曲です。
伝統的なピアノ・トリオの原型を見せてくれる1枚ですね。
「レイ・ブライアント」…この厳つい?顔に似合わず、ジャズ界屈指のロマンティックで、センチメンタリズムで、可憐なピアノ演奏をする男です。
そう言う私も、実は「レイ・ブライアント」は大好きなピアニストでして、この初の彼の日本レコーディング盤…とても期待できますね。
曲目は全曲、「ブライアント」のオリジナルで、その辺も注目したいです。
アルバムタイトル…オール・マイン…アンド・ユアーズ
パーソネル…リーダー;レイ・ブライアント(p)
ルーファス・リード(b)
ウィナード・ハーパー(ds)
曲目…1.ウォーラス・ウォーク、2.ダーリン・マーリン、3.アデリア、4.リフレクション、5.アイ・ドント・ケア、6.ナッツ・アンド・ボルツ、7.パウン・チケット、8.ビッグ・バディ
1989年10月19日、20日 日本での録音
原盤…EmArcy 発売…日本フォノグラム CD番号…EJD-13
演奏について…何と言っても一押しは、2曲目「ダーリン・マーリン」で決定!
序奏から「レイ・ブライアント」が作った超名曲「ゴールデン・イヤリングス」を彷彿させる、可憐で繊細で哀愁たっぷりのテーマ・メロディが心を揺さぶる。
その後、ラテン調のスティック・ワークで「ハーパー」が調子を刻み、渋く決めるベースの「リード」の二人がガッチリ脇を固めて、それに乗って「ブライアント」が魅惑のアドリブ・メロディを紡ぎ続ける。
曲は徐々に軽快に走り出して、アクティブな印象に変わってくるが、「ブライアント」の繊細な指捌きは煌くばかりで、「リード」の野太いベース・ソロとのコンビネーションが、聴き応えを増させます。
この珠玉の1曲だけでも買いですね。
次いで抜群なのは、4曲目「リフレクション」で、どこかで聴いたと思ったら、以前「フィニアス・ニューボーン」が「ウィー・スリー」で演っていた佳曲じゃないですか?
ヨーイ・ドンで「ハーパー」がリズムを始動すると、「ブライアント」が哀愁たっぷりのテーマ・メロディを演ってくれて、その後のアドリブ・パートが、またまた美しいんです。
どこまでも可憐で、菜の花畑を柔らかく飛ぶ紋白蝶の様に、軽やかで美しい。
これは、ここまで来ると「ブライアント節」そのものですね。
「リード」のベースは、逆に非常に男っぽい厚い音色で、彼女(踊り子)をサポートする、ラテン・ダンサーの様です。
この1曲も堪んねぇな!
3曲目「アデリア」…この曲もリズムはラテン調で、「ハーパー」が淡々と、「リード」が重厚にリズム・キープをして、「ブライアント」が煌びやかに曲を飾り付けていく。
当たり前なのだが、「ブライアント」の左手の和音が低音部ででんと構えて、高音部の右手が軽やかに舞い上がる。
このバランス感覚が絶妙なんですね。
5曲目「アイ・ドント・ケア」…これも実は名曲で、「ブライアント」自身の吹き込みは始めてなのですが、今迄何人かのジャズ・ミュージシャンが録音しているとのことで、(解説「児山紀芳」氏の解説より)耳に馴染むマイナー聴ブルースのテーマがとても心地良いです。
その後は、ブルーズの王道らしい、アドリブを「ブライアント」が弾いて、これがまた、出来が良いんですよ。
奇は全く衒わず、音階コードに忠実にアドリブ進行をするので、聴いていると、懐かしい印象さえ持ちます。
しかし、決して懐古趣味ではないですよ。
とにかく心地良いピアニズムが、この曲に溢れています。
オープニング曲「ウォーラス・ウォーク」…3/4拍子で演奏される、マイナー・ワルツで、表題は「せいうちが歩く様」の事らしい。
でもまぁ、どっしりとしてはいるけど、そんなに鈍重ではなく、渋い感じのワルツ(雰囲気はブルースだね)に仕上がってます。
3人(トリオ)の一体感を最も感じさせるプレイ・ワークです。
7曲目「パウン・チケット」…都会をイメージさせるコード展開で、「ブライアント」が、かなり能動的にアドリブを演ってずんずんと進んで行く楽しいナンバー。
終盤「リード」がカッコイイ、ベース・ソロを魅せて、ダンディズムを表現する。
個人的にはオープニング曲辺りで、お客の掴みに使いたい感じがしますね。
6曲目「ナッツ・アンド・ボルツ」…ドラムスをフューチャーしたトラックで、ブラッシュとスティックで、「ハーパー」が華麗にソロを展開する。
「ブライアント」はブロック・コードで「ハーパー」をアシストして、新人を盛り上げる。
ラスト「ビッグ・バディ」…フィニッシュに相応しい疾走系のブルーズ曲で、3人ともノリノリ、上げ上げでスポーティさ抜群ですよ。
これもライナー・ノーツからですが、リハ無しの一発録音したトラックとの事で、そう言われてみると、(スタジオにも拘らず)ライヴの様な緊張感がある様な気がします。
「ハーパー」の出来も良くて、ドライヴィング力が溢れているし、「リード」の推進力もえぐいぜ!
「ブライアント」の意図が見事にはまった1曲です。
伝統的なピアノ・トリオの原型を見せてくれる1枚ですね。
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