何か今日は、超攻撃的なオーケストラ曲が聴きたくなりまして、この盤を取り上げちゃいました。
20世紀ソビエトの生んだ大作曲家、「ショスタコーヴィッチ」の交響曲第12番ニ短調「1917年」作品112で、演奏は「ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー」指揮、ソビエト国立文化省交響楽団…謂わばお国物っていうやつですね。
とにかく、劇的な表現の演奏で、ロシア革命臭さがぷんぷんの、えぐい演奏ですけど、迫力十分で音の洪水が眼前に迫って来ますよ。
アルバムタイトル…ショスタコーヴィッチ作曲 交響曲第12番ニ短調「1917年」作品112
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ソビエト国立文化省交響楽団
第1楽章…「革命のペトログラード」モデラート~アレグロ(13:48)
第2楽章…「ラズリフ」アレグロ~アダージョ(12:39)
第3楽章…「オーロラ」リステッソ・テンポ~アレグロ(4:32)
第4楽章…「人類の夜明け」リステッソ・テンポ(10:34)
1983年録音
原盤…メロディア 発売…ビクター音楽産業
CD番号…VDC-544
演奏について…まず、「ロジェストヴェンスキー」の手兵として機能している「ソビエト国立文化省交響楽団」について、簡単に説明しておかなければならないだろう。
このオーケストラは、西側で活躍していた祖国のスター「ロジェストヴェンスキー」を呼び戻すために作られた、ヴィルトオーゾ集団なのである。
だから、演奏技術は高水準で、「ロジェヴェン」の意図する通りに演奏機能を果たすのである。
この交響曲自身の持つ、ロシア臭…オーケストラで表現すれば、燻し銀色…いや、鉛色の管楽器の音色が必要となってくるのだが、それについて言えば、申し分の無い音色と技術がある。
それにも増して特筆すべきは、音色こそ(敢えて)鉛色だが、オーケストラの演奏は、非常に精緻であり、何より素晴らしいのは、ロシア臭を漂わせながら、都会的に洗練された部分、つまりやぼではない品位、資質を、このオケが持っている事である。
その理由としては、やはり「ロジェストヴェンスキー」が齎している力が大きい事は否めない。
西側で多くの事を吸収し、咀嚼して来た「ロジェヴェン」による棒だからこそ、オーケストラが従順に反応できるのだと思う。
とにかく劇的で、演奏の起伏が激しい…大地をも揺るがすど迫力サウンドの演奏ですが、ピアニシモ系の部分では、非常に精緻極まりない、微細な表現もなされているんです。
楽章による色分けはこう言ったイメージですね。
ほの暗く不安感たっぷりで、ディープで厳格な、いかにもロシアっぽい第1楽章。
内面から滲み出て来る、抑圧のいらだたしさが、少しずつ顔を出す第2楽章。
行進曲風の展開に趣を感じ得る第3楽章。
最終コーダの盛り上がりが最高潮の、劇的な解釈で幕を閉じる第4楽章。
最後に…戦争嫌いな方には不向き?…確かにそうかもしれない。
しかし、平和ボケしている日本人には、たまにはこう言った緊張感がびんびんの曲を聴くのも良いかもね?
政治家の皆様が、銭金に目が眩んで、真の社会(国家)について、鑑みない日本人へのペーソスがいっぱい詰まっていて、良いと思うなぁ…僕はね!!
20世紀ソビエトの生んだ大作曲家、「ショスタコーヴィッチ」の交響曲第12番ニ短調「1917年」作品112で、演奏は「ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー」指揮、ソビエト国立文化省交響楽団…謂わばお国物っていうやつですね。
とにかく、劇的な表現の演奏で、ロシア革命臭さがぷんぷんの、えぐい演奏ですけど、迫力十分で音の洪水が眼前に迫って来ますよ。
アルバムタイトル…ショスタコーヴィッチ作曲 交響曲第12番ニ短調「1917年」作品112
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ソビエト国立文化省交響楽団
第1楽章…「革命のペトログラード」モデラート~アレグロ(13:48)
第2楽章…「ラズリフ」アレグロ~アダージョ(12:39)
第3楽章…「オーロラ」リステッソ・テンポ~アレグロ(4:32)
第4楽章…「人類の夜明け」リステッソ・テンポ(10:34)
1983年録音
原盤…メロディア 発売…ビクター音楽産業
CD番号…VDC-544
演奏について…まず、「ロジェストヴェンスキー」の手兵として機能している「ソビエト国立文化省交響楽団」について、簡単に説明しておかなければならないだろう。
このオーケストラは、西側で活躍していた祖国のスター「ロジェストヴェンスキー」を呼び戻すために作られた、ヴィルトオーゾ集団なのである。
だから、演奏技術は高水準で、「ロジェヴェン」の意図する通りに演奏機能を果たすのである。
この交響曲自身の持つ、ロシア臭…オーケストラで表現すれば、燻し銀色…いや、鉛色の管楽器の音色が必要となってくるのだが、それについて言えば、申し分の無い音色と技術がある。
それにも増して特筆すべきは、音色こそ(敢えて)鉛色だが、オーケストラの演奏は、非常に精緻であり、何より素晴らしいのは、ロシア臭を漂わせながら、都会的に洗練された部分、つまりやぼではない品位、資質を、このオケが持っている事である。
その理由としては、やはり「ロジェストヴェンスキー」が齎している力が大きい事は否めない。
西側で多くの事を吸収し、咀嚼して来た「ロジェヴェン」による棒だからこそ、オーケストラが従順に反応できるのだと思う。
とにかく劇的で、演奏の起伏が激しい…大地をも揺るがすど迫力サウンドの演奏ですが、ピアニシモ系の部分では、非常に精緻極まりない、微細な表現もなされているんです。
楽章による色分けはこう言ったイメージですね。
ほの暗く不安感たっぷりで、ディープで厳格な、いかにもロシアっぽい第1楽章。
内面から滲み出て来る、抑圧のいらだたしさが、少しずつ顔を出す第2楽章。
行進曲風の展開に趣を感じ得る第3楽章。
最終コーダの盛り上がりが最高潮の、劇的な解釈で幕を閉じる第4楽章。
最後に…戦争嫌いな方には不向き?…確かにそうかもしれない。
しかし、平和ボケしている日本人には、たまにはこう言った緊張感がびんびんの曲を聴くのも良いかもね?
政治家の皆様が、銭金に目が眩んで、真の社会(国家)について、鑑みない日本人へのペーソスがいっぱい詰まっていて、良いと思うなぁ…僕はね!!
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