What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

国旗の思い出は絹の手触り。

2013年02月11日 16時00分28秒 | 日常
 今日は建国記念日でした。それで、思い出した小さい頃のこと。

実家に絹製の国旗があって、金ぴかのクリスマスツリーの飾りのようなまあるい玉と、三個か四個だかに分かれていて、それを組み立てる白と黒の竿があって、旗についているヒモを結びつけるようになっていました。祝日のたびに、それを組み立てて飾るのは、父と私の役割だったんですが、いまでもその布の絹特有のごく薄い滑らかな手触りと、淡い光を覚えています。

たぶん、いまでも祖母のタンスの引き出しにしまわれていると思うんですが、いつからそれを掲げなくなったのかが、さっぱり思い出せません。

母は、戦争を思い出すからと、昔から甲子園の試合開始を告げるサイレンの音、迷彩の服、それとこの国旗も好かない様子でした。祖父母は、理由があったのかもしれませんがノータッチだったので(もしかしたら理由があったのかもしれないんですが、子どもだったので覚えていないです)私が学生になって日曜・祝日関係なく部活にでるようになったからか、同じく父も単身赴任したり多忙だったからなのか。改めて「止める」と家族で話した記憶が無いので、担当者がやる気がなかった(失礼)のが原因かもしれません。

今は、このあたりでさえ、祝日に国旗を揚げるのは1・2軒しかありません。(ちなみに婚家には、そもそも国旗がありませんし、昔から掲げる風習も無いかったみたいです)

サッカーなどの国際試合でよく見かける国旗は、ナイロンや綿でできているのかしら?イベントショップやスポーツショップに行けば、買えるのかな。まぁ、今はネットで買えないものは無いから、探せばあるんでしょう。

でも、あの絹特有のしっとりと冷たささえ感じるような国旗を「掲げる意味」を、まったく理解せずに(大人が子どもに説明すらせずに)していたという事が、なによりうちらしかったなと、ふりかえって思います。あそこまで「昭和の家庭」そのものな家も、あまりなかったろうなぁとも思います。

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「3.11を迎える心の準備」

2013年02月11日 09時58分47秒 | 日常
 次男の通う高校の「保健だより」に書かれていた保健の先生の言葉から引用。

「3.11を迎える心の準備」

 子どもにとっても大人にとっても「初めての体験」。大人としても援助者(先生がたや保護者の皆さん)としても「戸惑って当然の出来事」。この震災は「大変!!」で当たり前のこと。「大変だったね。頑張ったね。」と共感し語り合うことが一番のケアです。そして「泣ける」こともケアの目標です。

この危機とつきあう(乗り越えるのではありません)ためには・・・・・。

● 自分のできることをする・・・(いつも通りの生活)
● 自分の時間をもつ・・・1日をふりかえる時間をもつこと。(5~10分でよい。日記やメモを書くなどして今の自分を前向きに感じること)
● 自分を大切にする・・・燃え尽きないように(十分にがんばっていますよ)
● 自己コントロール感を取り戻す・・・(いままで出来たことが、また出来るような気がする)
● 自分に起こったことを受け入れ整理すること・・・(時間がかかります。 個人差 大)

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私は、震災が起きた夜から、ブログを更新したくてたまりませんでした。なによりも、普段ここをご覧になって下さっている皆さんが心配されていると思い、「無事です」とお伝えしたかった気持ちが凄く強かったんですが、幾分かは日常を根こそぎ持って行かれたことに対するアレルギー反応みたいなものもあったと思います。ブログを更新するというう「普段どうりのこと」をしたかったんでしょうね。

どのくらいたってからでしょうか?いつかのブログには書いているんですけど、震災後のある日、台所でコーヒーを淹れている時に、猛烈に安息感というのでしょうか、「いつもどおりの生活」を痛感した時がありました。同じく、お風呂に入った時に、バスタオルやパジャマが乾いていること、暖かいお湯につかれることに、猛烈に幸せを感じました。

何のことも無いあたりまえのことなんですよ。でも、震災のしんどかった毎日を体験した後では、これ以上たとえようのない幸せを実感した瞬間でした。失って初めて判った「いつもどおりの生活」がおくれることの愛おしさ、感謝の気持ち。たくさん傷ついて、しんどい思いをして、それでも人間って大丈夫なんだぁと、「人間」の打たれ強さを改めて感じた毎日でした。

あれだけ(自分では)辛い、しんどいと思ったものも、時間が流れることでずいぶん薄らぎました。



 先日、百一歳で亡くなられた、詩人の柴田 トヨさんの作品を、自分の為に載せておきます。


>『被災者の皆様に』柴田トヨ作

あぁ なんということでしょう

テレビを見ながら唯(ただ) 手をあわすばかりです

皆様の心の中は今も余震がきて

傷跡(きずあと)がさらに深くなっていると思います

その傷跡に薬を塗ってあげたい

人間誰しもの気持ちです

私もできることはないだろうか?  考えます

もうすぐ百歳になる私天国に行く日も近いでしょう

その時は 日差(ひざ)しとなりそよ風になって皆様を応援します

これから 辛い日々が続くでしょうが朝はかならず やってきます

くじけないで!

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私も、お墓には居ないです(苦笑)そよ風になって、ふりそそぐ日差しとなって、子どもたちを守りたい。
コメント (3)
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「アガサクリスティの傑作が…」

2013年02月11日 09時53分58秒 | 日常
 読んだ瞬間にイ~ヒッヒッヒ!と不審者そのものな笑いがでてしまった・・・うん、「そしてだいぶいなくなった」読みたいです。誰が残ってるんだろうか(苦笑)

★「BARATIE / アガサクリスティの傑作が…」
( http://blog.livedoor.jp/balflear_32/ )より引用

■思わず吹いたレス集合 その171


406 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 07:04:08.26 ID:iESQEkNs0
アガサクリスティの傑作が…

372 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2013/02/04(月) 17:17:38.15 ID:9PYK4yQi0 [2/2]
>>371
あ、そうか。だいぶ昔に見たからごっちゃになってたw
「そしてだいぶいなくなった」はラストが衝撃的
ナイルは遺跡の映像がすごかった

407 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 07:58:07.92 ID:i7Br/xrN0
>>406
だいぶwww 八割方くらいいなくなったのかな?

409 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 08:01:24.80 ID:lKxsJqHz0
ちょっといなくなった

けっこういなくなった

かなりいなくなった

だいぶいなくなった

こんなかんじ?w

411 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 08:48:16.41 ID:JO7VwAGhO
>>409
居なくなったこと自体気にしてなさそうだw
先に帰ったのかな~?ぐらいの勢い。


413 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 09:15:26.48 ID:oYxnkR7b0
軽すぎるw
ミステリーじゃないじゃんw


414 可愛い奥様 sage 2013/02/07(木) 09:21:36.42 ID:tZLp6sfn0
>>413
あれ、誰かいなくなった? っていうミステリー

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フィギュアスケート 「四大陸選手権 2013」  

2013年02月11日 09時53分02秒 | スポーツ
 時代が変わる瞬間をリアルタイムで体験してしまいました。例えるなら、大相撲で貴花田が横綱・千代の富士に勝った相撲を観た時と同じ震えがきました。

もっとも、これからもたくさんの試合がある訳で、まだまだ高橋大輔選手も踏ん張るでしょうし、各国のエースもどしどし上位を狙ってくるでしょうす、ソチ・オリンピックまでは一年もあるんですけれどもね。でも、ケビン・レイノルズ選手が三回目の四回転を成功させた瞬間、最後のスピンが終わった時の、風の吹きぬけるような感覚はたまらんかったです。


逆転優勝のレイノルズ、4回転3本成功 四大陸フィギュア(産経新聞) - goo ニュースより引用

 四大陸選手権第2日(9日、大阪市中央体育館)SP6位のレイノルズが大逆転を演じた。フリーで4回転ジャンプ3本を成功させ、172・21点をマーク。前回8位だった伏兵が、4回転時代を象徴する優勝を飾った。「まさか。自分の想像を超えていた」と驚きの表情を浮かべた。

 ジュニア時代から果敢に4回転ジャンプに挑戦してきた22歳。バンクーバー五輪は出場を逃したが、1年後のソチ五輪に向け、「自分の立ち位置を確認できた」と自信を深めた様子。先に演技を終えた羽生も、レイノルズの演技に思わず「すごいな」と感嘆した。

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四回転ジャンプを1回させるだけじゃあ、勝てない時代がくるなんて~(ため息)フィギュアスケート界の進化のスピードは凄いです。



 女子の方も、今回は日本の選手が上位を独占しましたけど、次はとうとう韓国のキム・ヨナ選手が参加する世界選手権(3月13日開幕、カナダ)ですから。たぶん、衝撃の演技が繰り広げられるだろうと想像がつくので、まずは体調管理とさらなる演技のレベルアップですよね。

でも、今回の村上 佳菜子選手の演技は、安定感が素晴らしかったですね!いつもハラハラして観てるんですけど(苦笑)SPもフリーもとても滑らかな滑りで、良かったなぁと思いました。


 高橋 大輔選手のSPですが、久々にベートベーンの「月光」を聴いて、あぁやっぱり名曲だなぁと思いました。これで、ミスの無い演技が出来るようになったら、凄い点数が獲れるんじゃないでしょうか。

大昔、ピアノを習いたての頃に、ショパンのノクターンとか、いわゆる名曲を楽譜を読みながら聴く勉強があったんですが、すごいショックでした(笑)だって、1の指と5の指で第一テーマのメロディになる和音を弾いて、2・3.4の指で分散和音を弾くんだもん。当然な事なんですけどね、それぞれの指の強さをコントロールするという事を、初めて理解できた瞬間でした。それと、自分の手の小ささにもびっくり。和音が弾けなかったんですよ。なのにTVでソ連(当時)の名ピアニストの演奏を観たら、野球のグローブみたいな手と指で、そっとあの分散和音を弾いていて、こりゃなんだ??とも思いました。

興味がある方は、動画サイトで「ベートベンの月光」を検索して、いくつか聴かれると、すっごく面白いですよ。名ピアニストから素人さんから、いろんな人の演奏動画がたくさんあるんですけど、みんな違う。テンポも音色もさまざまです。私の基本になっている演奏は、残念ながら(今は)取り出し不可能な、二階の天袋にあるダンボールに詰まったLPのどれかです。誰が演奏しているのかすっかり忘れてしまったんですが、その音は耳にあるんです。

フィギュアスケートって、選手の皆さんの素晴らしい演技と音楽が愉しめちゃうから、どちらも大好きな私はたまらんスポーツです♪



☆「フィギュアスケートYouTubeブログ」( http://skating.livedoor.biz/ )
コメント (2)
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