まんが日本昔ばなし 「放送再開して」「DVD化を」放送終了後も人気 (2/2ページ) - MSN産経ニュース
記事より引用
声優として「まんが日本昔ばなし」に出演していた女優、市原悦子さんは「自然が描かれ、生きるということの残酷さやその中で命あるものすべてのいとおしさなど、いろいろな意味で密度が濃く、やる方も心が洗われる作品でした」と打ち切りを惜しむ。
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再放送の視聴率が低迷したのは、ここなんだと思います。市原さんの仰っているようなお話を放送しなかったんですよ。
私も再放送を楽しみにしていた一人でしたが、観ていたら、いわゆるありきたりな「愉快なおはなし」「ためになるおはなし」ばかりをピックアップして放送していたんです。以前の放送の時は「きじもなかずばうたれまい」とか「ゆきおんな」とか「はちかつぎひめ」とか、物寂しかったり恐ろしかったり理不尽だったりする、「日本の昔話の独特のおはなし」がたくさん放映されていました。当時見ていた今の親世代は、これを今のこどもたちに見せたかったと思うんです。
「DVD化」も良いですが、やはり良質のアニメがコンスタントにTVで放映される文化を持った日本であって欲しいです。
同じ記事の中で、
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長年子供向けアニメに携わってきたある民放関係者は「少子高齢化が一番の要因。原作となるマンガを掲載する少年誌や幼児誌も『衰退』した上に、内容が幅広い年齢層が対象の『ドラマ向け』になった」と指摘する。
さらに営業面でも「夕方から夜は、1時間のバラエティー枠にスポンサーがつきやすく、(アニメに適した)30分枠は難しい」という。別の局の関係者も「生き残っているアニメは、『ドラえもん』や『サザエさん』など家族全員で見られる、高視聴率の番組ばかり」と表情を曇らせる。
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さて、名作を量産している宮崎監督だって「サムライジャイアンツ」は原作ありですが、結局NHKでまで放映された「未来少年コナン」はオリジナルじゃないですか?原作が衰退したのじゃなくて、魅力的なオリジナル作品を何故作らないか(あるいは作れないか)に問題があるのではないでしょうか。この記事の「原作となるマンガを掲載する少年誌や幼児誌」って、まさか「おそ松くん」や「オバQ」や「アトム」の時代を言ってるんじゃないですよね?今でもアニメ化された原作を載せている少年誌や幼児雑誌は多々ありますが、それはこの記事を書いた方が認識している「良識ある、家族で視聴出来る作品」では無いんでしょうか?
今、盛んに昭和の時代に放映されたアニメが復刻されています。ちょっと前ですが「キューティーハニー」や「デビルマン」が実写化されました。そのブームで「ヤッターマン」も今度実写化されますが、当時これらは良識ある大人から眉唾物として見られていた作品ばかりですよ?でも、そこには底抜けな明るさがあり悲劇があり、信仰や道徳や家族への愛情などが、ふんだんに描かれていました。だから大人になった当時の子供たちがもう一度観たいと思うんです。
「類似した事件が起きたから放映中止」となる作品も中にはありますが、どうも「良い子の為の作品」の基準が、おかしいのです。
それと「ドラえもん」はともかく「サザエさん」の原作を読んだ事のある今のお子さんって、稀じゃないですか?私は原作全巻を読んで、アニメもずっと観てきた事を元として言いますが、今の「アニメ・サザエさん」は気持ち悪くて家族全員でなんて観れないですよ?原作を今の時代に合わせようと無茶な変更をしているので、そもそもの「原作・サザエさん」の内容とかけ離れてしまっているんです。たぶん、今のお子さんが原作を読んでも、偉人の伝記や昔の暮らしの物語のようなモノとしか、受け取れないんじゃないでしょうか?「ちびまる子ちゃん」は、作者さんが当時を振り返って描かれた昭和のお話ですから、いびつさはまったくありませんが、単独のアニメ作品として「サザエさん」を観た時、そのいびつさに具合が悪くなります。
なので二作を「生き残っている」と認識している関係者さんは、「高視聴率=高品質」じゃないと気づいて欲しいです。もっと感覚を研ぎ澄まして、利益優先を止めましょうよ。冒頭で市原さんが仰っているような「いろいろな意味で密度が濃く、やる方も心が洗われる作品」であったら、視聴率は上がるはずです。
記事より引用
声優として「まんが日本昔ばなし」に出演していた女優、市原悦子さんは「自然が描かれ、生きるということの残酷さやその中で命あるものすべてのいとおしさなど、いろいろな意味で密度が濃く、やる方も心が洗われる作品でした」と打ち切りを惜しむ。
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再放送の視聴率が低迷したのは、ここなんだと思います。市原さんの仰っているようなお話を放送しなかったんですよ。
私も再放送を楽しみにしていた一人でしたが、観ていたら、いわゆるありきたりな「愉快なおはなし」「ためになるおはなし」ばかりをピックアップして放送していたんです。以前の放送の時は「きじもなかずばうたれまい」とか「ゆきおんな」とか「はちかつぎひめ」とか、物寂しかったり恐ろしかったり理不尽だったりする、「日本の昔話の独特のおはなし」がたくさん放映されていました。当時見ていた今の親世代は、これを今のこどもたちに見せたかったと思うんです。
「DVD化」も良いですが、やはり良質のアニメがコンスタントにTVで放映される文化を持った日本であって欲しいです。
同じ記事の中で、
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長年子供向けアニメに携わってきたある民放関係者は「少子高齢化が一番の要因。原作となるマンガを掲載する少年誌や幼児誌も『衰退』した上に、内容が幅広い年齢層が対象の『ドラマ向け』になった」と指摘する。
さらに営業面でも「夕方から夜は、1時間のバラエティー枠にスポンサーがつきやすく、(アニメに適した)30分枠は難しい」という。別の局の関係者も「生き残っているアニメは、『ドラえもん』や『サザエさん』など家族全員で見られる、高視聴率の番組ばかり」と表情を曇らせる。
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さて、名作を量産している宮崎監督だって「サムライジャイアンツ」は原作ありですが、結局NHKでまで放映された「未来少年コナン」はオリジナルじゃないですか?原作が衰退したのじゃなくて、魅力的なオリジナル作品を何故作らないか(あるいは作れないか)に問題があるのではないでしょうか。この記事の「原作となるマンガを掲載する少年誌や幼児誌」って、まさか「おそ松くん」や「オバQ」や「アトム」の時代を言ってるんじゃないですよね?今でもアニメ化された原作を載せている少年誌や幼児雑誌は多々ありますが、それはこの記事を書いた方が認識している「良識ある、家族で視聴出来る作品」では無いんでしょうか?
今、盛んに昭和の時代に放映されたアニメが復刻されています。ちょっと前ですが「キューティーハニー」や「デビルマン」が実写化されました。そのブームで「ヤッターマン」も今度実写化されますが、当時これらは良識ある大人から眉唾物として見られていた作品ばかりですよ?でも、そこには底抜けな明るさがあり悲劇があり、信仰や道徳や家族への愛情などが、ふんだんに描かれていました。だから大人になった当時の子供たちがもう一度観たいと思うんです。
「類似した事件が起きたから放映中止」となる作品も中にはありますが、どうも「良い子の為の作品」の基準が、おかしいのです。
それと「ドラえもん」はともかく「サザエさん」の原作を読んだ事のある今のお子さんって、稀じゃないですか?私は原作全巻を読んで、アニメもずっと観てきた事を元として言いますが、今の「アニメ・サザエさん」は気持ち悪くて家族全員でなんて観れないですよ?原作を今の時代に合わせようと無茶な変更をしているので、そもそもの「原作・サザエさん」の内容とかけ離れてしまっているんです。たぶん、今のお子さんが原作を読んでも、偉人の伝記や昔の暮らしの物語のようなモノとしか、受け取れないんじゃないでしょうか?「ちびまる子ちゃん」は、作者さんが当時を振り返って描かれた昭和のお話ですから、いびつさはまったくありませんが、単独のアニメ作品として「サザエさん」を観た時、そのいびつさに具合が悪くなります。
なので二作を「生き残っている」と認識している関係者さんは、「高視聴率=高品質」じゃないと気づいて欲しいです。もっと感覚を研ぎ澄まして、利益優先を止めましょうよ。冒頭で市原さんが仰っているような「いろいろな意味で密度が濃く、やる方も心が洗われる作品」であったら、視聴率は上がるはずです。