このホテルには色々な思い出があるんだよねぇ・・・・。
高校の同窓会の会場で利用していた。しかし23年度は「閉館の噂」を耳にした幹事学年が、他のホテルに予約を入れていた。 だから大慌てで別会場を押さえる心配はない。
仙台市の商工会議所のパーティの多くがここだった。 地元資本がこれだけ消滅すれば、市も中央資本や外資を使わざるをえなくなるのかな、と思う。
商工会議所の26日以降のイベントは、「会場の都合により延期」となった。
閉館発表の翌日、地元のお金持ちの奥様が食事を(彼女は週3日、このホテルで食べる)していた。すると馴染みのシェフが近づいてきて、「どこかに就職口はないでしょうか」と尋ねたそうだ。
「閉館前にご飯を食べに行かない?」という誘いもあったけれど、顔見知りのスタッフの暗い顔を見るのがつらいので、行ってない。倒産する会社の残務処理は耳にするが、サービス業はお客に顔を見せなければならない。因果な仕事だ、とつくづく思う。
WEBを見ると、和食や中華などメインのレストランは、発表前の予約客以外、対応しないという。
もう二度と、あの美味しい中華を食べられないと思うと、とっても寂しい。
プラザの客は、メトロポリタンと国際ホテルの二つに移動しているようです。
河北新報からの引用です。
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ホテル仙台プラザ25日閉館 賃貸契約協議こじれる
仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は今月25日で同ホテルの営業を終了し、閉館することを決めた。不況などで経営環境が悪化したのに加え、土地と建物を所有する東京海上ホールディングス(HD)のグループ会社との間で、賃貸借契約をめぐる協議がこじれ、営業継続が困難になった。近く法的整理に入るとみられる。
同市中心部では、JR仙台駅前の仙台ホテルが2009年末で営業を終了。昨年11月末には仙台エクセルホテル東急も閉館しており、仙台の観光や経済を支えてきたシティーホテルがまた一つ、姿を消すことになる。
プラザによると、青木社長が6日、従業員に対して閉館の方針などを伝えた。アルバイトを含む約230人は全員解雇する方向。会議や宴会の予約は2年先分も含め約400件あるといい、宿泊の予約者とともに早急に連絡を取るという。
プラザは売上高の減少などから07年2月、東京海上HDの関連会社による特別目的会社(SPC)に対し、土地と建物を売却。プラザが借り受ける形で営業してきた。
この賃貸借契約に関し、賃料設定などをめぐる訴訟に発展。その後、プラザ側の支払い延滞が続くなどし、SPC側の申し立てを受けた仙台地裁の決定に基づき、今月に入って債権が差し押さえられた。
青木社長は取材に対し「運転資金が続かないと判断し、閉館を決めた。一時あった建て替え計画も不況などで実現できず、最悪の結果になってしまった。お客さまにおわびしたい」と説明。従業員については「再就職に向けた他ホテルへの働き掛けなど、できる限り対応したい」と話している。