いつもの骨董屋さんが見えました。2ケ月振りです。なかなか、これはと言ったものが無いようです。今回は、時代を反映した貯金箱を持参されました。
上の写真、左側から、富国寶庫と書かれた貯金箱(貯金函)です。富国生命保険の前身、富国徴兵保険相互会社の販促貯金箱です。戦前のもので、硬貨を投入すると、その投入した金額が加算されて、貯まった金額が、文字盤の時計の様に表示されます。長針は、銭の単位、短針は、円の単位を示します。当時のヒット貯金箱でしょうか。次の貯金箱も、戦前のものです。陶器製で、素朴な感じです。面白いのは、下の写真の通り、底のシールです。「査定之詔 日本玩具統制協会」となっています。戦争遂行に必要な原材料不足から、金属など、おもちゃ作成のための原材料を統制していた証しです。右側、陶器製ながら、金属の様な布袋さんです。
一番下の写真、左側から、本当にずっしり重い、U・Sメイルの古い貯金箱。そして、小さいながら出来の良いお城の貯金箱。もちろん、結構古いものです。