つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

首席の心得(その2)

2009年04月13日 23時31分51秒 | Weblog
では、前回の続きです。

<あるときは特攻隊長>
また、「段々速く(アッチェレランド)」や「咳き込んで(アジタート)」という指示のあるところを、指揮者が相当必死にやっていても、なかなかオーケストラは火が付かないことがよくありますが、そういうときに首席は勇気を試されます。
要するに真っ先に飛び込んで、火付け役にならなくてはいけません。
しかし、これは経験してみないと解りませんが、最初は自分だけが空回りするだけで、誰もついてきませんよ。
でも、何度かその態度を示していることで、段々信頼関係が芽生えていきます。
「あいつに続け!」的になれば、OKです。
皆んなに安心して突っ込んでもらうのが大事ですから。

あ、ちなみにオーケストラの曲には、たまにソロが出てくるんですが、これが実は「カッコいい」ではすまされないくらい、結構シビレます! 前からも後ろからも「見られている!」という感覚をヒシヒシと感じます。
しかも、学生オケやアマチュアのオケなら上手く弾ければ拍手!も出るかも知れませんが、プロオケでは上手くて当たり前、はずせばブーイングですから、現実は厳しいですよ!
そういえば、CDなんかで聴くソロの演奏は、気合充分!という演奏が多いのも、納得出来ますよね!

つづく

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