つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

やなせたかし劇場

2010年02月14日 12時15分00秒 | Weblog


皆さんはアンパンマンはご存知ですよね。

実はちょっと前に浜田にある「やなせたかしミュージアム」に行きまして、そこで買ってきた本です。

最近はこれを娘が寝る前に読んでくれ!とせがむので、読むのが日課になってます。

が、しかし、これは元々子供向けの絵本ではなく、大人が読むものなのです。

「きゅうりでんわ」

話のあらすじ。

あるところに、女の子とお母さんがすんでました。

その家のすぐ裏にはいろんなお野菜の畑がありました。

ある日、その畑から電話のベルが鳴ってました。

女の子はお母さんにその事を告げると、「そんなわけないでしょ、きっと自転車のベルか何かが、そう聞こえただけよ。だってうちには電話がないんだもの!」

とすげなくたしなめられるが、女の子は自分で確めに音の鳴る方にいってみたら、きゅうりばたけのなかに、緑色のレシーバーがぶら下がっているのを見つける。

それを手にとって耳に当てると「父さんだよ!。大至急母さんに伝えてほしいことがある。アイロン!…。」ここで電話は途切れる。

女の子はすぐにお母さんのところに行き、その事を告げると、ホントにアイロンの電気が入りっぱなしだった。
危うく火事にならなくて済んだ。

そう、お父さんが知らせてくれたんですねえ。

「お母さんもお父さんからのでんわ、聞きたかったわ。」と。

実はお父さんは昨年亡くなっていたのだ。


どうです、何とも切ないお話でしょう?


では、おしまい

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