つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

テーマは「ニュアンス」

2012年06月16日 11時04分19秒 | コンサート
昨日まで、ちょっと東京にいました。

というのも、今度の東京での「秋津チェロ教室発表会」の練習に来ていたのです。

僕が一人東京から離れているので、ゆっくり合わせが出来るのは、今回だけなんです。

ですから、いかに効率よくポイントをつかんで、かつまた、それを修正提案出来るかに、かかっていました。

特に、シャコンヌは余りにもよくやる曲なだけに、今回特質すべき点を、しっかり徹底する必要もありました。

まあ、昔の弟子たちですから、ついつい指導してしまいましたが、みんなも一端の主なわけで、反論も出て当然なのに、何だか真剣に聞いてくれました。

以外に難しかったのは、モーツァルトの序曲でした。

8分音符の弾き方が揃ってなく、しかも当日のホールで練習したわけでもないため、経験に頼るしかなく、ここは僕の独断でいろいろ嫌なことを注文したわけですが、みんなの真摯な対応に助けられ、見事に短時間でクオリティの向上が出来ました。

なあんて書いていると、まるでどこかの音楽監督みたいになってます。それも、かなりこだわりのキツイ、いやなタイプかも。


チラシに載っていない曲は、内容はまだ内緒ですが、なかなか良い感じになりそうな予感がしました。

実はアレンジャーに頼んでいた曲もあるんです。

それにも、音楽的見地からの弓付け、また抑揚についても、ひとつの方向性を示す必要がありました。

ここまで話してふと思ったのでした。

昔、オーケストラで仕事をしていた頃、真面目にスコアを買い、勉強していたけど、どうやら、自分のパートだけ考えるのでは飽きたらず、全体のことに関心があった、要するに、影の音楽監督と言われた所以は、この頭にあったわけです。

では、東京近隣のみなさま、このこだわりの演奏に、どうぞ耳を傾けてやってください。


そして、是非感想をお聞かせください。

よろしくお願いします。

尚、コンサートの詳細はHPをご覧ください。

ではでは