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開港間もない頃の神戸旧居留地

2017年09月10日 05時24分49秒 | 昔こんなものがあった 明治編
ジャパンクロニクル紙が大正7年(1918)に編集発行した「ジュビリーナンバー 1868-1918」
に掲載されている開港間もない頃の神戸旧居留地の写真を中心に紹介していきます。



上の写真は1968年3月28日号のイラストレイテッド ロンドン ニュースが
開港後、間もない神戸のイラストを掲載しているものです。
出典:描かれた幕末明治 イラストレイテッド・ロンドン・ニュース1853-1902
    金井 圓 翻訳 昭和48(1973)Page168-169

この頃はまだ神戸旧居留地が形成されておらず植林が進んでいない六甲山系をバックに
のどかな神戸の街であったことが判ります。生田の森が確認できる。


上の写真は1871年(明治4年)初期の神戸旧居留地の海岸通りの様子である。
写真は東側から西側に向いて撮られたもので左から4番目の建物が現在(1918年時点)
英国領事館(以前にはドイツの商館があった)右端の建物はヒョーゴホテル
(1918年時点では米国領事館N.Y.K現在の郵船ビルの場所にあった)との注釈。


上の写真は1870年代の神戸旧居留地京町筋

注釈でアメリカ合衆国のウォルシュ商会(Walsh, Hall and Company)の製紙工場
(現在の三菱製紙高砂工場の前身)の高い煙突が山の手に見えていることや
布引の滝への入口の目安である高い木々が写っていると述べられています。

ウォルシュ商会は、日本で初めて成功したアメリカ企業のひとつ。経営はウォルシュ兄弟。
兄はトーマス・ウォルシュ(Thomas Walsh、1827年 - 1900年[1])、
弟はジョン・ウォルシュ(John Glia Walsh、1829年7月27日 - 1897年8月16日)。
弟のジョンはアメリカ合衆国初代長崎駐在領事も兼務した。



上の写真は大正7年(1918)の京町筋

ここから下に添付した3枚の写真別の資料(下記)で紹介された神戸旧居留地
 出典:神戸市政120周年記念 「神戸 あのまち、あの時代」(2009)






下の2枚の写真は田井玲子氏著の外国人居留地と神戸のPage33で示された
明治5年(1872)の神戸の地図と説明書き





神戸旧居留地関連ブログ:

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