日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

島田荘司

2007-12-10 | 本と漫画の話
先日、ふくやま文学館で開催された『島田荘司展Ⅱ』を見に行ってきました。

島田荘司は、地元福山出身の推理小説家で、現代の「本格ミステリ」復興の祖と言われる人です。
そんな事はまだ知らない頃、“御手洗シリーズ”にはまって、御手洗が海外に拠点を移す前までの作品は、全て読みました。

展覧会で一番注目したのは、初期の傑作「斜め屋敷の犯罪」に登場した館の模型が展示されていたことでした。
でも、読んだのがずいぶん前なので、トリックがボンヤリとしか思い出せず、せっかくの模型を前に「こんなものがあると分かっていれば、あらかじめ読み返してから来たのにー」とガックリでした。

で、悔しくて?再読するため図書館へ。
図書館では、展覧会と連動して「島田荘司コーナー」が作ってあり、「斜め屋敷の犯罪」は貸出中でした。
でも、最近刊行された全集に入っていました。

島田荘司全集〈1〉 島田荘司全集〈1〉
島田 荘司

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「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」「死者が飲む水」の長編3作を収録しているため、めちゃめちゃぶ厚く、「これを持って帰るのは難儀だな…」と躊躇しましたが、読むタイミングを逃すような気がして、思い切って借りて帰りました。

「斜め屋敷の犯罪」
 北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。
 メイントリックは何となく思い出せたのですが、「メイントリックだけでは、他の密室の謎が解けない???」と頭を悩ませ。他にも殺人があったのとか、登場人物のキャラクターとか、サッパリ覚えてませんでした
 おかげで(?)再読にもかかわらず、なかなか楽しめました。(いいのかそれで)

「占星術殺人事件」
 これも既読でしたが、ついでに再読。著者のデビュー作です。
 ひとりの画家が密室で殺された。そこで見つかった遺書ともとれるノートには、画家の妄想としか思えない計画が記されていた。6人の処女から最高の星座を司る肉体各部を切り取り、つなぎ合わせて完璧な人体「アゾート」を創造する、と。そして1カ月後には、同居していた画家の娘と姪6人が姿を消し、体の一部を切断された遺体となって日本各地で発見される。一体誰の仕業なのか?「アゾート」は実際に作られたのか?奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。
 実はこれについては、第一の殺人のトリック(※)も、メイントリックも、初読より前に見ていたドラマ「金田一少年の事件簿」で、ほとんどそのまんま使われていたものでした。
 当然読んだ時、トリックが分かってしまい、「もし知らずに読んでたら、種明かしの部分で物凄くビックリできたはずなのに~」と悔しい思いをしたので、かなり印象に残っていました。おかげで?内容もほぼ覚えていました。
 「金田一少年」の作者は、許可を取ってたのかなぁ?もし未許可なら、トリックだけまんまコピーするなんて盗作だよ
 と思っていたら、どうやらやっぱり未許可で使っていて、後に問題になったらしいです。現在は、漫画の方には最初に注釈が付いて、ドラマの方はその回(第1話だったらしい)だけカットになっているそうです。
 ※第一の殺人で扱われたトリックに関して(以降ちょっとネタバレ)は、さらに時代を遡って海外の古典作品に出てたアイデアだったと思います。「占星術殺人事件」では、世間が「その方法を使ったのだろう」、と納得している所を、探偵が「それでは無理がある」と覆し別の推理を披露します。「金田一少年」で使っていたのは、この最初の方のトリックです。また、メイントリックについては、完全に島田さんのオリジナルアイデアです。

「死者が飲む水」
 これは御手洗シリーズではないので、初読でした。
 札幌の実業家・赤渡雄造のバラバラ死体が、二つのトランクに詰められて、自宅に送り届けられた。鑑識の結果、死因は溺死。殺害場所は千葉県の銚子付近と特定。しかし、札幌署の牛越刑事が追いつめた容疑者には、鉄壁のアリバイがあった…。札幌、東京、銚子、水戸を結ぶ時刻表トリックが冴える長編力作!
 「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」に続く3作目として世に出た作品です。
 この作品が書かれた当時は、松本清張を始めとする“社会派ミステリー”全盛で、名探偵が登場して密室などの不可能トリックを暴く、といった今で言う“本格ミステリー”は、時代遅れだと馬鹿にされ批判の対象になっていました。前述の2作を出した後、編集者からも「名探偵ではなく、中年刑事の出る社会派を書いて欲しい」と希望され、ご本人は時刻表トリックも好きだったため、それならば、と書かれたのがこの作品。ところが編集者の思惑は外れ、前2作より売れなかったのだそうです
 個人的に“社会派ミステリー”は嫌いなので(特に時刻表トリックなんて、時刻表と睨めっこして「そうか!ここでこっちに乗り換えてここでこうすれば、犯行時刻に間に合うぞっ!」とか言われても、ああそうですか、としか思えない)、この作品も、地味に感じてしまいました。(事件自体は派手だったのに)
 メイントリックも、今ではスタンダードになってしまっていて(それもスゴイけど)、すぐ分かってしまいました。(書かれた当時は画期的で意外な方法だったのだと思います。)

 今や、現代本格ミステリ界の巨匠、といった趣の島田荘司。ダイナミックで奇想天外なアイデア、それを無理なく作り出す舞台設定や、巧妙な伏線の張り方。
 最近になって、御手洗が海外に拠点を移してからのシリーズをいくつか読んだのですが、どの作品でも、それまでの世界がひっくり返るような仰天のアイデアが描かれています。いまだに発想が枯れないのが信じられない
 人によって作風に好みはあるでしょうけれども、アイデアのクオリティの高さといい、後続の作家への影響力といい、すごい作家であることは確かです
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ユズの変な飲み方

2007-12-08 | ユズの話
ユズは水の飲み方が変です。

最初からこうなのか、気付いた時から、もうこんな飲み方でした。
どう変かと言うと、
器の向こう側のふちを舐めるようにしながら飲みます。

こんな飲み方です。(ちょっと画面が暗くて見づらいですが…)



いつも必ずこうです。
舌で水をすくって、そのままふちも舐めるようにして飲むので、半分以上は、器の向こう側にこぼしているのでは?と思います。

なんでこんな飲み方なのか…?
それはユズにしか分かりません
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11月に読んだ本

2007-12-06 | 本と漫画の話
『容疑者Xの献身』 東野圭吾 ★★★★ (ミステリー)
『正しく時代に遅れるために』 有栖川有栖 ★★★☆ (エッセイ)
『はっちゃんち。』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『はっちゃんて、』 八二一 ★★★★ (写真集?)
『妖怪の理 妖怪の檻』 京極夏彦 ★★★ (教養?)
『猫だましい』 河合隼雄 ★★★☆ (エッセイ・評論)
『150cmライフ。2』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『150cmライフ。3』 たかぎなおこ ★★★★ (コミックエッセイ)
『じゃあ君が好き』 ヨシタケシンスケ ★★★ (イラスト集?)
『日々の非常口』 アーサー・ビナード ★★★★ (エッセイ)
『まこという名の不思議顔の猫』 ★★★★★ (写真集?)
有頂天家族』 森見登美彦 ★★★★ (一般文芸)
『首鳴き鬼の島』 石崎幸二 ★★★☆ (ミステリー)
『秋の牢獄』 恒川光太郎 ★★★★ (SFホラー?)

読書欲、月後半からすっかり回復です。
遅れてやってきた?読書の秋、といった感じです。


容疑者Xの献身 容疑者Xの献身
東野 圭吾

文藝春秋 2005-08-25
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 「探偵ガリレオ」シリーズで、初の長編にして直木賞受賞作です。
 直木賞で話題になってベストセラーになってた頃は、シリーズ物だって知らなかったんですが。
 この作品は、犯人は始めから分かっていて、探偵役は犯人のトリックをいかに見破り、追い詰めるかが見所という、「コロンボ」や「古畑任三郎」のパターンです。
 最後、容疑者Xがいかに献身的であったか、というところに私は息を飲みました。
 トリックとしては、殺害推定時刻にズレがあるらしい、と感じたことと、後半のあるさりげない?シーンから、「もしや?」と思ったのですが、何となくスルーしてしまいました。あそこでもうちょっとじっくり考えたら、見破れたかもしれないのに、惜しいっ
 でも、私はと謎解きに頭をひねったりするのは面倒だと思うところがあるし(ここでじっくり謎に取り組む方が、脳には良さそうですが)、気持ちよく騙されて「そうだったのか!」とスカッとするのが好きなので、自業自得・仕方ないですね。


はっちゃんち。 はっちゃんち。
八二 一

青心社 2004-04
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 『はっちゃんち。』と、続編『はっちゃんて、』
 白黒猫はっちゃんが、うちで飼っていたチビさんにそっくりなので、ファンです。
 (母は、「はっちゃんも可愛いけど、やっぱりチビさんの方が美人」と言い張る)
 『はっちゃん日記』シリーズは、先日出たばかりの最新作5巻まで、ぜーんぶ取り揃えておりますが、一回り大きい『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は未読でした。そこで、内容チェックのため図書館で借りてみたのです。
 『はっちゃんち。』『はっちゃんて、』は、写真集といった感じで、ちょっと真面目路線?(もちろん面白ポーズやはっちゃん自身の醸し出すユーモラスさはありますが)
 はっちゃんのセリフ付きのコント仕立てで、漫画を読んでいるような面白さのある『はっちゃん日記』の方が好きだな、と思いました。



猫だましい 猫だましい
河合 隼雄

新潮社 2000-05
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 『猫だましい』
 nabukoさんからのオススメです。図書館にあったのがハードカバー版だったので、そちらを借りましたが、大島弓子の感想マンガが付いているのは、文庫版だったらしく、残念。
 『100万回生きたねこ』や『長靴をはいた猫』、宮沢賢治の作品に登場する猫など、古今東西の猫に関する物語を取り上げ、物語における心理学的な猫の役割?を考察する内容。
 『牡猫ムル』など、初めて知る作品も多かったです。猫って作家さんにとって創作意欲をそそられる生き物なのかな。
 ただ、本のあらすじ紹介をする部分で、かいつまんでではあるものの、話のラストまで全部書いてしまっているのは残念でした。この本のテーマが本の紹介ではなく、物語の中で果たす猫の役割についての考察である以上、やむをえない部分もありますが、「へぇ~、面白そう」と思っても、ラストまで展開が分かってしまっては読む気がしなくなるのです。
 ご自身でも、「(これから読んでみたいと思っている人のために)このあたりの種明かしは秘して」と言ってる端から、「しかし、大体の粗筋は言わねばならない」と最後の最後までほとんど書いちゃうなんて、そりゃナイっすよ、と思ったのでした。



150cmライフ。〈2〉 150cmライフ。〈2〉
たかぎ なおこ

メディアファクトリー 2004-12
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 『150cmライフ。2』『150cmライフ。3』
 先月紹介した、『ひとりたび一年生』のたかぎなおこさんの別シリーズ。1巻は読んでましたが、じおさんから、3巻まで出てると聞き、2、3を借りてきました。
 身長150cmの小柄な著者が、日常で起きる150cmならではのエピソードを、ほのぼのしたイラストで紹介。
 2巻では、上記のほか、さらに洋服のお直しテク(これは使える!)や、ファッション・メイクのコツなどを専門家に訪ねて紹介しています。
 3巻では、逆に長身の人や大柄(ふとっちょさん)な人、胸の大きい人、肩幅だけが広い人などに話を聞き、彼・彼女達ならではのエピソードを紹介したり、世界一平均身長の高い国・オランダに行ったレポートも。実際に何もかもが大きく作ってある(当然ですが)オランダにはビックリでした。



まこという名の不思議顔の猫 (マーブルブックス) まこという名の不思議顔の猫 (マーブルブックス)
前田 敬子 岡 優太郎

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 『まこという名の不思議顔の猫』
 すでに一度紹介しましたが、もう1回。
 この子、ほんっっっとに、魅力的ですからっ


えーと、長くなってしまい、1度に掲載できなかったので(画像付きのリンクを付けすぎたせい?)、後半に続きまーす

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11月に読んだ本(後編)

2007-12-06 | 本と漫画の話
後半です。長いので、興味のあるところだけ読んでくださいね


首鳴き鬼の島 (ミステリ・フロンティア 35) 首鳴き鬼の島 (ミステリ・フロンティア 35)
石崎 幸二

東京創元社 2007-08
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 『首鳴き鬼の島』
 まみみさんの書評ブログで紹介されていた本です。“首がない”という共通項のある伝説や、旧家の跡目争いが絡む横溝チックな内容が、ちょっと前(8月)に読んだ、『首無の如き祟るもの』とかなり重なるように感じたので、どっちが面白いんだろう?と興味を持って借りてみました。
 『首鳴き鬼の島』は現代が舞台なので、横溝っぽさなら、『首無の如き祟るもの』かな。どちらも世間での評価は結構高いようなのですが、個人的には「うーん?」と微妙な感想だったのも似てる。
 トリックについては、一度示された解答から、さらにもう一ひねりあるところが面白かったです。複線らしきものが分かりやすくて、犯人については見当が付いちゃってましたが、トリック自体には「なるほど、そう来たかー」という驚きが味わえました。
 でも、一番残念だったのは、主人公のキャラクターに全く魅力が感じられなかったこと。むしろ嫌いなタイプ。
 主人公の友人や脇役の社長さんの方が、魅力的でした。


秋の牢獄 秋の牢獄
恒川 光太郎

角川書店 2007-11
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 『秋の牢獄』
 恒川光太郎の最新作です。「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」3編を収録。

「秋の牢獄」
 あるときから、11月7日を延々と繰り返す状態に陥ってしまった大学生の藍。朝、目が覚めると昨日の朝に逆戻り。家に帰らなければ、あるいは寝なければ、と試しても、いつの間にか意識を失い、気がつけば家で昨日と同じ朝を迎えている。友達も昨日と同じ話しかしない。どこに行っても、昨日と同じ人がいて、同じことを繰り返している。たくさんの人がいても、孤独と同じ―。
 全く同じ日をたった一人で無限に生きなければいけないかもしれない恐怖がリアルに伝わってきます。そこから抜け出す事が出来るのか…?
 表紙の情景といい、朱川湊人の「昨日公園」を彷彿としました。「昨日公園」は、感動で終わりましたが、さて、こちらは…?
 不気味な“北風伯爵”の存在など、どこか怖ろしく、でも不思議な魅力を感じてしまう世界です。

「神家没落」
 ある春の夜、ぼくはふと古い民家の敷地に迷い込んだ。そこには、“翁”の面をつけた老人がいた。引き止められ、怪しいと思いながらも、身の上話を聞かされる。25から“ここ”に入り、60になったら交代するのがしきたりだったが、何があったのか、代わりのものが現れなかったため、以来ずっと寿命を超えてもここにいる。だが、ようやく開放されそうだ―。語り終えた老人は、闇に溶けるように消えてしまった。怖ろしくなって逃げ出そうとしたが、敷地から出ることができなくなっていた!この家は一体何なのか、ぼくは出られるのか…?
 この家には、色々と不思議な事が起こります。出る方法も、次第に分かってきます。あとは、実行するだけ。
ところがここから、事態も、主人公の心情も、予想外の展開をするのです。

「幻は夜に成長する」
 監禁状態で、ある宗教の教祖として暮らしている女。洗脳を受け、人形のように生きていたが、少しずつ少女時代からの記憶を取り戻していた。そして、この生活から逃げ出すために、信者達から伝わる悪念などを餌に、想念の怪物を育てていた―。
 リオという少女の記憶が断片的に語られ、徐々に、現在の女性の状況へと話は繋がります。

 個人的に、恒川光太郎のキーワードは“異界”だと思っているのですが、ここでも描かれるは“11月7日の無限ループ”や“出られない神家”という異界。
 「幻は夜に成長する」は、異界ではないか…。あえて表現するなら、個人の内面に生まれる“異界”もしくは個人によって作り出される“異界”かな。ちょっと異色です。
 そのせいか、はっきりと“異界に迷い込む話”と言える「秋の牢獄」と「神家没落」の方が好みでした。
 それにしても、なんか“合う”んだなぁ、この方の描く作品世界。



というわけで、随分長くなってしまいました。こんなことなら、こまめに1冊ずつ書けばいいのに…
いざ1ヶ月分まとめてみると、色々感想書きたいことが出てくるんです
興味のない方は、ごめんなさいでした

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任天堂ってスゴイ!

2007-12-04 | 雑記

 
夏頃から、DSのタッチパネルの調子がおかしくなりました。
時々、書いてる線が飛んだり、タッチしてないのに勝手に反応したり…
ソフトを入れ直すと調子が良くなることもあるし、手持ちのゲームにもちょっと飽きてきていたので、修理にも出さず最近まで放置していました。

10月後半頃、新しいソフトも色々出てるし、久しぶりに使いたくなって、「ちゃんと修理に出すか…」と確認のため電源を入れたら、普通に使えるようになっててビックリ!
でもやっぱり半月もするとおかしくなってきました
直してないんだから当たり前です

このDS(Lite)、手に入れた当時はまだ品薄で、入荷しても数量限定とか、抽選でやっと購入できる状態の頃でした。
そんな感じなので、興味はあれど全く買う気はなかったのですが、たまたま母の知人が抽選で2つも買う権利が当たり、「誰かいれば買ってきてあげるよ」と声を掛けられ、母が「買うっ」と飛びついて買ったという経緯があります。

そのため、購入したお店がうちからちょっと遠く、保証書も知人の名前。
任天堂の保証期間は切れてましたが、お店の保証が半年付いていて、ギリギリ期間内。
お店に持ち込むか迷ったのですが、結局は任天堂に送られるわけだし、調べていると、「修理に出したら、保証期間が切れてたのに無料で直してくれた!」というレビューが多数。
任天堂のサイトで調べると、大体の修理費用が一覧で分かるようになっていて、タッチパネルの場合、かかっても3,500円くらいのようです。
しかも、修理を申し込むと、無料で「修理品発送キット」が送られてきて、すぐ送れるようになっています。
お店に持ち込み、また取りに行く手間を考えると、直接送る方が楽かな、それにもしかしたら無料かも?という期待もあり、任天堂に修理依頼をすることにしました。

修理の申し込みをすると、すぐ「修理品発送キット」が届きました。
中の箱を組み立てて、本体などを入れる袋やプチプチも付いているので、指示通りに必要なものを箱に詰め、同封されているゆうパック(送り先等全部印刷済み)の伝票を貼り付け、郵便局で送るだけ
発送費用も、私は保証期間切れだったので元払い(600円)でしたが、期間内なら着払いでOKだそうです!

送ったのが、11月26日。
申し込みの時、修理費用が3,500円以上かかる場合は、連絡してもらうように選択してありましたが、特に連絡はなく、「工場に到着しました」と「修理品を発送しました」というメールだけが入りました。
どうやら予算オーバーだけはないらしい、と思っていると、「発送しました」のメールがあった翌日(12月4日)午前中にはさっそく到着(料金も元払いでした)
送る時は、ゆうパックの伝票だったから、届くまでに3日か4日かかってたようですが(でもたぶん送料は安くつく)、帰りはヤマトで、わずか1日で届きましたスゴイ

そして、ドキドキしながら箱を開け、「修理明細票」を見ると、「ご請求金額 0
やったー うわさ通り スゴーイ

本体を交換し、シリアルNO.も変更させていただきました」とあります。
プチプチから本体を出してみると、新品ですよっ

す、すごい…
ホントにこんなにしてもらっていいのだろうか、と絶句。

修理について調べた時に見つけたブログでは、「子供が本体に貼ってたシールまで、そのまま元どおりの場所に貼られて帰って来た」というものまであったので、かなり良心的な対応なんだろうな、とは思ってたんですが…

結局、かかった費用は送料600円のみ、かかった期間も、送ってから帰ってくるまで9日と、ものすごく速っ。

すごいよ任天堂 ありがとう任天堂

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またまた、ドラマ化

2007-12-03 | 本と漫画の話
月9の『探偵ガリレオ』、結構面白くて、毎回見てます。
 どの回も、トリック以外は大幅にいじってあるので、全く別物として楽しんでます。
 ちなみに今日、「SMAP×SMAP」でパロディドラマ「ゴロレオ」をやってましたが、吾郎君のガリレオ先生(福山雅治)がめちゃくちゃ似てて爆笑でした。慎吾君の柴咲さんも、よく見るとちゃんと話し方が似てた(笑)


待望の『しゃばけ』ドラマ、先週末に放送されました。
 ご覧になった方、…いないかな?
 キャストや妖怪達の造形に違和感がありましたが(特に鳴家が全然違ーうなんじゃありゃあっ)、でも、なかなか良かったです。
 CMを見た時は、なんだかCGがチャチそうなこともあり、不安をあおられていましたが、原作とは別物として見れば、意外にもよく出来ていたと思います。
 私に付き合わされて見ていた母など、最後は感動して泣いてましたからね
 「この男の子(若だんなのこと)、優しいな~」って。
 タイトルに「シリーズ」と銘打ってあったので、続編も作る予定なのかもしれません。楽しみになりました
 

そして、万城目学『鹿男あをによし』が、フジテレビ系列で1月から木曜10時の連ドラ化決定だそうです

鹿男あをによし 鹿男あをによし
万城目 学

幻冬舎 2007-04
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主演はなんと、玉木宏&綾瀬はるかっ
すげー
あの冴えない主人公が、『のだめ』の千秋役でもあった、男前・玉木君ですか
でもコメディ出来る人だから、合うかもしれません。
期待大です
 以前読んだ時の感想文は→こちら

ちなみに、『鴨川ホルモー』の続編も出たようです。伊坂幸太郎の新作も出たみたいだし、忙しいぞっ
(でもたぶん当分は順番待ち)
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ユズの巣

2007-12-01 | ユズの話

ひなの巣を紹介したので、今度はユズの巣?を

その前に、こちらのご紹介。



『シャカシャカ通りぬけ袋』といいまして、その名の通り、シャカシャカ音がする材質で、猫が通り抜けもでき、片側を巾着状に絞ると袋にもなるという、いかにも猫の好きそうなグッズです。
雑誌か何かで見かけて、面白そうなので買ってみました。

ところが…
 
中に潜り込んでみて、頭が出た所で、なぜか静止。
なんか違う…

ちなみに、スーパーの袋のシャカシャカいう音も怖がるひなの場合、最初から遊ばないだろうと思っていたのに、意外にも正しい遊び方で?遊びました
 よく分かりませんが、ひなです

それもつかの間、結局2匹とも最初こそちょこっと遊んだものの、意外と受けず
そのまま部屋の片隅で忘れられてしまいました…

ところが、寒くなってきた頃、なにやらガサゴソいってるな、と目をやると、ユズがこの上に乗って箱座りを始めました。
その後も、たまにこの上で休んでいます。

そこで、いらない段ボール箱が出たので、フタを内側に折り返してカーブをつけ、その上にこれを敷いてやると、予想通り!

 
すっかりお気に入り
ダンボールのくぼみと、このシャカシャカ感がいい感じなのか、以来ここを巣としています
(ユズはタワーの上とか、他にもいくつか“巣”がありますが)

しかし、これって、よく野良さんが親切な人んちの軒下とかにダンボールに毛布とか敷いてもらって寛いでるのと似てるなぁ…
時々ここは家の中だっけ?ユズは飼い猫だっけ?と分からなくなりそうになります
本人(猫)が気に入ってるのでいいですけどね


それにしても、シャカシャカ袋、本来の役目はどこへやら…

と思っていたところ、冬になると巣となる屋上に出る日当たりのいい部屋で過ごすユズの姿を見て、気がついた事が。

 ネズミが添い寝してますね(笑)

下に敷かれているのは、数年前母がユズにと買ってきた「ペット布団?」です。
これ、まあ上に寝てもいいのですが、本来は、袋状になっていて、中に入って寝るものです。
 頭の方に入口があります。
ちゃんと枕になるようフチが厚めにつくってあります。

 参考写真
↑商品は違いますが、こんな感じで使用するものです

それなのに、ユズは一度も入らず。
中に入って枕に頭を乗せ、可愛らしく寝る姿が見たかった母はガッカリ。
それでも、冬になると上に乗って愛用しているのでまあいいか、と思っていた物です。

それを見て、何となく気付いたのです。
「ユズは、上に何かがかぶさってる状態が好きじゃないのかも?」

そういえば、ひなやチビさんは、冬は布団の中に潜り込んで寝ますが、ユズは布団の上が好き。
母が無理に布団に引きずり込んでもすぐ出てしまいます。
上に毛布を掛けられるのも好きじゃないみたいです。

「そうか、そうなのかもな…」
だからシャカシャカ袋もお気に召さなかったのかもしれません。

でも、乗るのは好きらしく、どちらも本来の用途とは若干違うけれども、愛用されているので、良しとしましょう

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