5月も半ば過ぎ、すっかり忘れていました
『砂漠』 伊坂幸太郎 ★★★★ (一般文芸)
『2枚舌は極楽へ行く』 蒼井上鷹 ★★★★ (ミステリー)
『「藪の中」の死体』 上野正彦 ★★★☆ (教養エッセイ?)
『わくらば日記』 朱川湊人 ★★★★ (ホラー・ミステリー?)
『動物園の鳥』 坂木司 ★★★★ (ミステリー)
『週末のフール』 伊坂幸太郎 ★★★★ (一般文芸)
『地球へ…』①~③ 竹宮恵子 ★★★☆ (SF・コミック)
『九杯目には早すぎる』 蒼井上鷹 ★★★ (ミステリー)
『喘ぎ泣く死美人』 横溝正史 ★★★☆ (ミステリー)
『ステーションの奥の奥』 山口雅也 ★★★★ (子供向けミステリー)
『またまたへんないきもの』 ★★★★ (雑学?) 『「藪の中」の死体』
法医学者・上野正彦氏が、小説の中に描かれた死体を法医学的に分析し、真相に迫る。
表題の「藪の中」は、小説の中でも真相が描かれていない、“藪の中”という言葉の語源にもなった有名な話。これについての考察など、もう真相はコレしかない!と思わせてくれます。帝銀事件や下山事件など、実際の事件についての考察もあり、とても興味深い内容でした。 『わくらば日記』
昭和30年代。当時私は東京の下町で母さまと姉さまと三人、貧しいながらも仲むつまじく過ごしておりました。姉さまは、抜けるように色が白く病弱で、私とは似ても似つかぬほど美しい人でしたが、私たちは、それは仲の良い姉妹でした。ただ、姉さまには普通の人とは違う力があったのです。それは、人であれ、物であれ、それらの記憶を読み取ってしまう力でした…。小さな町を揺るがすひき逃げ事件、女子高生殺人事件、知り合いの逮捕騒動…不思議な能力を持つ少女が浮かび上がらせる事件の真相や、悲喜こもごもの人間模様。現代人がいつの間にか忘れてしまった大切な何かが心に届く、心温まる連作短編集。
朱川湊人さんの、下町を舞台にしたノスタルジックでちょっとホラーな短編集は、どれも面白いです。5月に入って『かたみ歌』も借りましたが、こちらもまた良かったです 『動物園の鳥』
引きこもり探偵3部作、完結しました。主人公二人(ホームズ役とワトソン役)のお互いに寄りかかり過ぎに見える関係や、犯人があまりにもアッサリいい人になってしまう展開などがあまり愉快ではなかったのですが、つい3作目まで読んでしまった不思議な本でした。しかもご都合主義的な展開に引いてる気持ちもあるのに、なぜか読んでるとジワッと癒されてしまったりして、複雑…
社会的弱者に対する接し方や考え方など、少なからず影響を受ける部分もあり…。とにかく不思議なシリーズでした。
主役二人より、脇役の木村のじいちゃんや、友人の警察官・滝本の方が、魅力的だったし
さて、前回、りまさんから「★4つが少ないですね」とご指摘があり、そういえば★5つまで出せるのに、4つもめったに無いのでは、全体にちょっと辛かったかな、と反省しました。
そこで、もっと自分の中で分かりやすい?基準を考えました。
★★★★★ 最高!!文句ナシ!
★★★★☆ 面白い!買ってもいい
★★★★ なかなかいい
★★★☆ まあまあ
★★★ ふつう
★★☆ ちょっと物足りない
★★ イマイチ
★ ええ~?ナニコレ
ナシ 読む価値ナシ
というわけで、今回から星の数が若干増えている(つもり)です。
ほとんど図書館で借りているので、特に上位は「買ってもいいかどうか」が基準になってます。なので、私にとって★4つ半以上は、余程の事です。
これでも結構曖昧ですけど… (下の方は☆を飛ばしてるし
)
「大体こんな意味」程度に参考にしていただけたらと思います。
言うまでもないことですが、評価はあくまでも私の好みですので…
また、読後すぐに感想を記録したものと、少し時間をおいてから書いたものでは、興奮も冷めて冷静に細かいアラまでチェックしてしまったりして、星の数にも揺らぎがあります。
気をつけるようにはしていますが、その辺もあらかじめ含みおきくださいね