お客様の視点

トヨタの新型プリウスのブレーキ問題で、すごく思いました。
「お客様の視点に立った…」って口ではどれだけでも言えるけれど、本当に口先だけだったり、全然お客様目線じゃなかったり…結構あるなぁって。
計算上、理論的に問題は無くても、利用する運転手（＝お客様）が「ブレーキが利かない」とか「利きが悪い」と思えばやっぱり不具合なんだと思います。
ましてや、ブレーキ。
とっさの時に踏み込んで、自分のイメージ通りの動きではなかったら、運転に自信の無い人なら焦ると思います。
「踏み増せば大丈夫」って言うのも、「じゃあ、強く踏んでも止まらなかったらどうするの？」って反論したくなります。
さらに関係者が「フィーリングの問題」と言っておきながら、すでに今年の生産分からは対応していたところに、企業としてのあり方を問われても仕方がないかも。
でも、トヨタの社員だって役員だってプライベートで自社の車乗ってると思うんですが、「何かブレーキの違和感ない？」みたいな会話はなかったのかなぁって思います。
新社長、就任後Ｆ１撤退で涙の謝罪、海外のリコール・今回のブレーキ問題と謝罪の連発ですが、そういう物を持っている方なんでしょうか？
経営優先でＦ１撤退したのにその後の不具合の問題でそれ以上の出費が伴ってしまいました。
きっと「これ以上、貯め込むな！」という天からのメッセージなんじゃないかな。
これを理由に春闘で出し渋りとか、さらなる雇用調整をしようとしたらもっと痛い目見るんじゃないかな。