おきらく

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冬季五輪とフィギュアスケートの今後を考える

2014-03-01 | Weblog

ソチ五輪終わりました。
メダルに手の届いた人も惜しくも届かなかった人も、とにかく皆さんは頑張ったと思います。
スピードスケートはメダルなしに終わり、オランダ旋風にやられた感がありました。
選手だけの努力だけではどうしようもないところに来ていると思うし、責められるのは上位組織の連盟だと思います。
フィギュアスケートも結果論でいえば男子はもう1つメダル獲れそうだったし、女子も浅田選手のSPが大誤算でしたがフリーで『メダル以上の演技』を目にしたことでうやむやにされそうですが、連盟の責任は問われると思います。
逆に今まで度重なるルール変更に泣かされてきた競技がメダルを獲ったり、スノボなど比較的新しい種目でのメダル獲得ができたことは良いことだと思います。
もしかしたらスキー連盟VSスケート連盟みたいな縄張りや変な垣根があるのでしょうか?

ノルディック複合の選手たちは選手村ではなく、マルチサポートハウスに泊まっていたとか。
そういえば金メダルを獲得したフィギュアの羽生選手も喘息の持病のためここに泊まっていたと聞きましたが、やっぱりこういう施設は選手にとって好都合なのでしょうか。
ウインタースポーツは道具や練習場所、試合そのものにお金がかかる競技が多いので大変だと思います。
先日、ジャンプ競技のことで横風を防止する防風ネットがあれば選手がもっと練習できて、もっと早くにメダルを獲ることもできたと思うというお話を聞きました。
羽生選手は東北のスケートリンクの充実を訴えていましたし、夏季五輪の選手たちよりも収入的にも厳しい状況にあると思います。
だから、私は多少思うような成績が出せなかったからと言って「税金返せ!」的な発言は同じ日本人として品性に欠けると思います。
選手は与えられた条件の中で努力していると思います。
もう少し協会や連盟が血の通ったサポートをしてあげてほしいと思います。

さて、ソチ五輪そのものの評価というと。。。
私は「無事に終わってよかった」というのが率直な感想です。
開催前にテロがあったり、開催中も身柄を拘束された人たちがいたので、選手に何かあったら大変だと思って見ていました。
ただ、運営のあり方というのでしょうか、選手がもっと最大限のパフォーマンスしやすい環境を作ってあげてほしかったです。
例えばスキーのジャンプやフィギュアスケートなど、通常の競技時間とは異なるものもありました。
夏季でも水泳がテレビ中継の関係で午前中に決勝ということがありましたが、それよりも過酷だったと思います。
フィギュアなんて最終グループは23時近くに滑り、翌朝7時とか8時に公式練習って酷なスケジュールだと思いました。
練習時間もあまり取れなくて、大変だったと思います。
時間的なことだけでなく、スノボHPのように底面がガタガタだったり、他の競技でもけが人が続出するようなコースだったり整備の問題もあったと思います。
また、ドラッグテストも夜遅くに来て選手側から非難されていたこともありました。
次の日が試合という選手の部屋に22時過ぎに行くなど、それ自体はルール上OKなのですがもう少し配慮しても良いのではないでしょうか。
フィギュアでは15歳のリプニツカヤ選手のところにも団体戦の時に夜遅くに検査を指定されたとか。
もちろんドーピングは撲滅した方が良いのですが、少し強権的だと感じました。

職場で冬季五輪の話をしていてふと思いついたのですが、冬季五輪は先にも話した通り道具などが必要で体1つでできる種目が少ない。
ということで、マラソンを冬季五輪の種目に変更したらどうでしょうか?
メリットはたくさんあります。
暑さに強いアフリカ勢に対抗できるし、脱水症状などの暑さによる身体へのダメージも少ないので面白いレース展開が見込める。
日本を見てもわかるように選考レースをはじめとする大きな駅伝やマラソン大会は冬に行われているのだから、あれは本来ウインタースポーツなんだと思う。
冬季五輪って『五輪』という割にはアフリカや雪のない国の選手の参加が難しいので、良いと思うのですが。。。

それから、フィギュアスケートのルールもそろそろ見直してほしいと思います。
噂ではボーカル入りの楽曲使用が全部の種目でOKになると聞いていますが、そういうところじゃなくて基礎点やジャンプの種類とかを変えてほしい。
男子の場合、4回転が必須になってきているので、「3回転以上は2種類までのジャンプが2回OK(1回はコンビネーション)」だと4Tしか跳べない選手はバリエーションが限られてしまいます。
例えば4T-3T・4T・3A-3T・3A・3Lz-3T全部が入れられるようなルールになったらいいなと思います。
それから今は単純な足し算になっているコンビネーションジャンプの基礎点の算出も変更してほしいです。
これも男子の場合でいうと、『4T・3Lz-3T・3A』を跳んだ選手と『4T-3T・3Lz・3A』を跳んだ選手の基礎点は同じ。
前後半にどのジャンプを跳ぶかで1.1倍が適用されますが、3Aだけ後半なら同じになります。
でも4T-3Tの方が難しいと思うんです。
これは浅田選手が3A-2Tを跳んだ場合も同じです。
ただでさえ3Aは1人しかいないのに3A-2Tで基礎点が10点越えないのって変だと思います。
3Aや4回転のコンビネーションにはボーナス加点があっても良いのではないでしょうか。
そして、解説にはジャッジの有資格者をお願いしたいところです。
加点の付き方や回転不足、エッジエラーなどしっかりと説明することで、私たち見ている方も勉強になるし、おそらく喋っている方も「ん~自分ならこんな加点しないけど。。。」みたいに感じるかもしれないし、そうやって話してくれたらすごく納得できると思う。

ソチの次は平昌です。
最近の五輪でのあの国の行いを見ていると、サッカーW杯や他のスポーツのこともあるし、日本の選手は覚悟したほうが良いかも。。。
できれば選手村に早めに入らず、ギリギリまで日本で調整して終わったらすぐに帰ってくるとか。
何なら他国の合宿地として日本のいろんな場所を提供してあげた方が良いと思います。
フィギュアならロシアの選手には中京大のリンク貸してあげてほしいです。
浅田選手がロシアナショナルセンターを使わせてもらってたお礼です。

選手の皆様お疲れ様でした!
次に向けて頑張ってください!
そしてもうすぐパラリンピック、選手の皆さん頑張ってください!


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