おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

会話不足です

2008-07-25 | Weblog
若い世代に『憮然』『話が煮詰まる』などの意味を間違って使われているとの調査結果が発表されました。
この事を「言葉は時代とともに変化する」とか「国語の乱れ」と結論付ける人も多いですが、その前に世代を超えたコミュニケーション(特に会話)の不足を嘆いて欲しい。
例えば10代の学生が60代70代の人達と会話する機会はどのくらいあるのでしょうか?
私が10代だった頃は学校の先生や書の先生、近所のおばさん、親戚など様々な世代と会話をする事でその都度間違った言葉遣いを指摘され、訂正したものでした。
また、友達同士でもツッコミを入れる形で指摘してましたし、わざとおかしな言い回しをしたりしていました。
『~をした暁には…』という言い回しがありますが、「成功した暁には…」のように本来はいい事に遣われる言葉です。
でも私は敢えて「失敗した暁には…」「死んだ暁には…」という事で笑いを誘ったりします。
これは同世代だけに遣って、年配の方との会話には正しい表現で遣っています。
会話は同世代、テレビを付ければ間違った日本語、ドラマでも最近台本ごと間違っている事も少なくありません。
正しい日本語を継承したいのなら、世代を超えた会話を繰り返していく必要があると思います。
その結果、若い世代の遣われ方に年配の方が感化されてはじめて『日本語が時代とともに変化した』と宣言するんだと思います。