埼玉県秩父・長瀞「小さなホテル セラヴィ」の管理人(オーナー)が綴る、日々のあれこれ。
小さなホテルセラヴィの「時を愛でるよもやま話」
夢酔(むかし見た飛行機雲)
車を走らせていると
真っ青な空に横切る綺麗な飛行機雲
白い線がぐんぐん伸びて
青空に真っ直ぐな横線を引く
白い飛行機雲は
時折だらしなくたるんだ黒い電線と重なる。
同じ青い空を横切る線でも
「まるで別物だなぁ~」
ちょうど赤信号で止まり車に目がいく。
車は民家の壁の横にピタリと駐車してある。
これは!
壁と車の隙間は2・3センチではあるまいか!!
素晴らしい横付けの技術に
「いったい壁と何センチいや何ミリの隙間が空いているのか?」
「もしくは壁をこすっているのでないか?」
車を降りて確認したい衝動を押しこらえてる管理人に
『プープー』後ろからクラクションが鳴った。
いつの間にか信号の色が変わっていた。
ドキ!急いで走り出した。
ちょっと落ち着いて
車を走らせながら空を見る。
すでに飛行機雲は大きな青空に溶け出していた。
こんなことで
綺麗な飛行機雲を楽しむ時を失った^_^;
それでも代わりに思い出したことがあった。
18歳。免許を取得して初めて一人
別段あてもないのドライブだった。
とても緊張をしていた。
赤信号で止まり
ホッとした目の前に真っ白な飛行機雲が見えた。
もう一人で何処でもいける!
飛行機雲の向こうまでも行けるに違いない!
ワクワクしてこころがふるえた。
突然とてつもない自由を手にしたような気持ちになった。
『プープー』後ろからクラクションが鳴る。
信号が変わっていた。
心臓が飛び出そうに驚いたまま
慌てて車を走らせた。
そう言えばそれから間もなく
大学の仲間と初めて海に行った。
5人の内一番早い免許取得者だった。
無謀な挑戦だったが
計画に有頂天で
誰一人不安を持たなかった。
もちろん只一人の運転免許取得者の管理人さえも^_^;
とても危険な珍道中だった。
ユータウン禁止でユータウンして
一方通行を逆走して
わざわざ悪いことをしたのではなく。
結果そうなってしまった。
その他も多くの迷惑運転になってしまった。
しかしながら
若い美女5人という利点はかなり役立った。
ギリギリの運転技術と
賑やかな応援団のせいで
車の中は大騒動だった。
命がけでたどり着いた青い海は
女子5人、みんなで自由を手に入れたかのように
満足感と開放感でキラキラに輝いていた。
それから長い時が過ぎた。
そんな感動があったことさえも忘れていた。
今、車は便利な道具となった。
もう夢を追いかけるためのものではなくなった。
今日の到着先は大好きなお方の所だった。
そこで、一日をゆっくりと過す。
「今日は日曜日かい?
そうかぁ~
大事な休みの一日なのに・・・
若者の一日は大きなことが出来るのになぁ~」
すまなそうに合った目を宙にそらした。
「そんなことないよ!
今日も一緒にいられて
いい一日だよ!」
そう答えながら
「若者の一日は大きなことができる」
そんな言葉が
むかし見た飛行機雲の映像と重なり胸に響いた。
とても年上の
ベッドに横たわるそのお方から見れば
管理人は正しくそんな若者に違いない・・・・
夢を叶えるのには十分な
何処へでも行ける足と若さを持っているのだから。
真っ青な空に横切る綺麗な飛行機雲
白い線がぐんぐん伸びて
青空に真っ直ぐな横線を引く
白い飛行機雲は
時折だらしなくたるんだ黒い電線と重なる。
同じ青い空を横切る線でも
「まるで別物だなぁ~」
ちょうど赤信号で止まり車に目がいく。
車は民家の壁の横にピタリと駐車してある。
これは!
壁と車の隙間は2・3センチではあるまいか!!
素晴らしい横付けの技術に
「いったい壁と何センチいや何ミリの隙間が空いているのか?」
「もしくは壁をこすっているのでないか?」
車を降りて確認したい衝動を押しこらえてる管理人に
『プープー』後ろからクラクションが鳴った。
いつの間にか信号の色が変わっていた。
ドキ!急いで走り出した。
ちょっと落ち着いて
車を走らせながら空を見る。
すでに飛行機雲は大きな青空に溶け出していた。
こんなことで
綺麗な飛行機雲を楽しむ時を失った^_^;
それでも代わりに思い出したことがあった。
18歳。免許を取得して初めて一人
別段あてもないのドライブだった。
とても緊張をしていた。
赤信号で止まり
ホッとした目の前に真っ白な飛行機雲が見えた。
もう一人で何処でもいける!
飛行機雲の向こうまでも行けるに違いない!
ワクワクしてこころがふるえた。
突然とてつもない自由を手にしたような気持ちになった。
『プープー』後ろからクラクションが鳴る。
信号が変わっていた。
心臓が飛び出そうに驚いたまま
慌てて車を走らせた。
そう言えばそれから間もなく
大学の仲間と初めて海に行った。
5人の内一番早い免許取得者だった。
無謀な挑戦だったが
計画に有頂天で
誰一人不安を持たなかった。
もちろん只一人の運転免許取得者の管理人さえも^_^;
とても危険な珍道中だった。
ユータウン禁止でユータウンして
一方通行を逆走して
わざわざ悪いことをしたのではなく。
結果そうなってしまった。
その他も多くの迷惑運転になってしまった。
しかしながら
若い美女5人という利点はかなり役立った。
ギリギリの運転技術と
賑やかな応援団のせいで
車の中は大騒動だった。
命がけでたどり着いた青い海は
女子5人、みんなで自由を手に入れたかのように
満足感と開放感でキラキラに輝いていた。
それから長い時が過ぎた。
そんな感動があったことさえも忘れていた。
今、車は便利な道具となった。
もう夢を追いかけるためのものではなくなった。
今日の到着先は大好きなお方の所だった。
そこで、一日をゆっくりと過す。
「今日は日曜日かい?
そうかぁ~
大事な休みの一日なのに・・・
若者の一日は大きなことが出来るのになぁ~」
すまなそうに合った目を宙にそらした。
「そんなことないよ!
今日も一緒にいられて
いい一日だよ!」
そう答えながら
「若者の一日は大きなことができる」
そんな言葉が
むかし見た飛行機雲の映像と重なり胸に響いた。
とても年上の
ベッドに横たわるそのお方から見れば
管理人は正しくそんな若者に違いない・・・・
夢を叶えるのには十分な
何処へでも行ける足と若さを持っているのだから。
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