重ねる色

切り捨てたいものがある。
面倒になって
もう必要ないと信じこませる。

それでも切れないものがあるならば
まだまだ重ねたいと叫ぶ色がある。

一生かけ見たい色がある。
どんな色になるのだろうか?
好奇心をくすぐる色がある。
冥途の土産にみたい色がある。

魂に近い色になるに違いない。

重ねる色は
見たこともないほど
それはそれは深く美しい色に違いない。

なぜって?
それは魂が選んだ色だから・・・




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